FCRアイドルポートとスローポートの比較

CBX1000-FCR-アイドル時の空燃比 FCR
CBX1000FCRメンテナンス説明書・マニュアル
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FCRアイドルポートとスローポートの比較

今まで意識していませんでしたけど、アイドルポートとスローポートでの空燃比の違いが分かったような気がする的なお話です。
スロットル全閉と1/16程度のちょい開けでの違いが分かるような出来事があったので、
記載します。
先に断りを書きますが、本業はプログラマーでバイク屋さんでも何でもありませんので、
間違った情報や表現をしている可能性がありますので、ご了承ください。
写真ではみえにくいかもしれませんが、2つ穴があると思います。
エンジン側の穴がアイドルポートでエンジンより外側がスローポートです。
スローポートはスロットルが全閉時にはエンジン側からはほぼ見えません。
今回何を書くかと言うと、先に書いている通りスロットル全閉めでは空燃比が14-15を超える位で、
1/16程度の極低開度で開いた場合は12前後まで下がるという現象がありましたので、
それについて記載します。詳細は動画でもアップしているので、そちらもあわせて、
ご確認くださいませ。
FCR断面図
FCR断面図
断面図の方の説明は間違っているかもしれませんが、参考程度にご覧ください。
仕組みについても私は詳細までは分かっておりません。CRSキャブレターにはこういった気候は取り付けられていないので、後発のキャブレター特有の改良点だとは思います。
パイロットスクリューを回すとアイドルポートからの混合気の吐出量に変化があるのであろうと思っております。

FCRアイドルポートとスローポートで何が違うのか?

アイドルポートではPSパイロットスクリューを回して燃料の量を調整するのだと思います。
スロットルバルブが開いてくるとスローポートが見えるので、見え始めるとスローポートからの吐出に切り替わるかアイドルポートとスローポートが重複して空燃比に変化が生まれるのだと思います。
PSでエンジンの始動性やアイドリングの制御をするとはこういう事だったのかと思えました。
Zを専門に取り扱っている先輩がアイドリングの空燃比は14位と言っていたのはこういう事だったのかと思いました。今回たまたま見つけたのですが、普段はアイドリング時も12.5程度になっていて、
アイドルポートとスローポートと差が少ない状態だったので、気が付きませんでした。
アイドルポートの空燃比が14程度がよいのか、12.5程度が良いのかは私にとっては不明ですが、
始動性や乗りやすさに影響をするか見極めながら調整をしていけたらと思います。
FCRをレーシング(空ぶかし)した時のタコメーターの戻り具合などにも影響がありそうなので、
気にするようにはしたいと思います。

YouTubeにて動作の確認

分かりにくいかもしれませんが、ほとんどスロットルは捻っていない状態と全閉めの状態で比較しています。1/16と書いていますが、実際には1/8行かない程度かもしれませんがその点はご了承をお願いいたします。

FCR初心者向け-パイロットスクリュードライバー

盲点というか今までずっと気が付かなかったのですが、パイロットスクリューはエンジンを掛けながら回さないと変化が分かりづらくてセッティングが出来ないです。
FCR初心者の方はこんな工具持っていないと思うのですが、無いとPSの調整が出来ないに等しいです。
また、CBX1000についてはまともに調整出来るサイズのドライバーが存在しない様子なので、
私はドライバーを削って使用しています。
いままで、PSパイロットスクリューをないがしろにしていた点があったので、
エンジンを掛けながら調整出来るようになった時は感動をしました。
FCRのセッティングを楽しむという観点で言うと必須の工具なので、持っていない方はもぜひとも購入していただければと思います。

過去記事を参照してください。
パイロットスクリュードライバー加工

FCRアイドルポートとスローポートの比較【まとめ】

今回の違いは色々と事前に調べていた事があったので、原因というか、不思議な症状について
すぐに気が付けた。つもりになっています。おそらく自分の考えは合っていると思うのですが、
また、FCRを触っている時間が長くなると実はこうだったという風に
改めて気が付く事があるかもしれません。しかし、ベテランのメカニックが言っていた、
アイドリングの空燃比は14前後という意味に少し触れられた気がします。
全閉めのアイドリングについてCBX1000についてどれ位が適正なのかまでは、
調べられていないので、これから、少しずつ調べていけたらなと思っています。
それでは皆様も楽しいFCRライフをおすごしくださいませ!
シーユーアゲイン!

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