FCRなどのレーシングキャブの場合ファンネル仕様での雨天走行は出来るのか?するべきか?
最近、雨が続くのでふと思った事をコラム的に書いていきたいと思います。
タイトルにもありますけど、そもそも趣味のバイクで雨天走行はありえません。
なので、今回は突発的に雨が降ってきて無事にガレージまで戻る事ができるかという視点で
書いていきます。
結論はありません。調子が悪くなるまで、走った事もないですし、進んで試すつもりもありません。
それでも、対策や考え方を活字にしておくときっとどこかで誰かの役に立つと思います。
雨はバイクの天敵の一つでもあります。気になる方hぜひ最後までご覧になってくださいませ。
ファンネル仕様で雨天走行は何が問題なのか?
エンジンの中にキャブから雨水が入ります。それが問題です。どれ位でどんな問題が出るかは、
試していないですし、自ら進んで試す気はありませんが、
まともに走行が出来なくなったりする元だと思います。
火を飛ばす部分に水分を追加するのですから、まともな状態であるはずはありません。
拘ってセッティングした空燃比もべらぼうに狂うと思います。
最近はファンネル仕様、別の言い方だと直キャブ仕様で走行する事が多かったです。
理由はFCRのASエアスクリューが回しにくいからです。
そういった点を踏まえて、疑問に思った事がありました。
次のセクションに続きます。
ファンネル仕様で雨はキャブの中に入るのか?
今まではとにかく雨天走行は嫌だ!というような考え方をしていました。
カブを始め働くバイクや通勤しようのバイク。メーカー出荷状態の大型バイクでも雨天走行しています。そういったバイクは問題を抱えていません。
少し考えてみて気付いたことがあります。
雨の中を走るのが問題なのではなく、雨水がタンクや車体を伝って、キャブの中に雨水が大量に
入り込むのが問題なのだと思います。写真を見て頂ければ分かるのですが、
キャブの吸い込み時に宙を舞う雨を吸い込んでもたかが知れています。
スロットル開度を見て貰ってもイメージ出来るとは思うのですが、1/2程度まで開けて水を吸い込むようなイメージが出来ます。雨が混じっている空気を吸い込み続けているとファンネルなどにも大量の水滴が付着するのだろうなと思えます。少なくとも少々の小雨程度で、スロットルを極端に開けなければ、当分は走る事が出来るのだろうなと思えます。
問題かなと思うのはファンネルの中に水がたまり始めてからだろうなと考えています。
CBX1000はキャブがタンクよりそとに随分と張り出しているので、かなりアウトかなとは思いますが、
キャブがタンクの下に収まっているようなバイクはあまり問題はないような気もします。
FCRのファンネル仕様での雨天時の対策
物理的な方法であればキャブを隠すような仕組みを考えるしかないかなと思います。
乗り方で言えば、スロットル開度で1/4程度より大きく開けないようにするだと思います。
ラムエア仕様やオイルを塗布するタイプのフィルターが使える場合は長時間雨水を弾くことが出来て、
雨天でもそこまで問題はないだろうなと思えます。私はラムエア仕様でFCRを使っていますが、
びっくりするくらいフィルターオイルが水を弾きます。
FCR初心者向け-ファンネル仕様は有か無しか?
基本的には無しかなと思います。エンジンやキャブを鼻歌交じりに平気な顔をして分解清掃出来る方なら、お好きにどうぞだと言えますけど、アマチュアのDIYのレベルではエンジンやFCRのボディへのダメージを考えるとやめた方がよいです。茶こしフィルターを付けられている方も見ますが、
自分でキャブを1度でも着脱した事があるライダー様なら、やめようと思われるはずです。
ラムエア限定になりますが、ラムエアフィルターを付けてもフィルターオイルを塗っても、
セッティングを変更しなければならないような変化は私には感じられません。
プラシーボ効果も含めてファンネル仕様の方が乗りやすいなと思う事はあります。
ちなみに茶こしフィルターも一度キャブの分解清掃をしたら、やめようかなという気持ちになると思います…
FCRの取付のパターンは2パターンあると思います。
①DIYで完全に自分で取り付ける
②ショップに取り付けて貰ってセッティングもして貰っている。
おおむねこの2つしかないと思います。
①に関してですが、セッティングも含めてご自分で最後までされると思うので、問題はないのですが、
②に関してはせっかくFCRを取り付けたのですから全てショップに任せずにある程度はご自分でセッティングをする事を進めたいです。理由としては、
自分でほんの少しでも触らないと良し悪しが分かりにくいです。
クリップを触ったり、ASとPSを触ったりまでで良いので、チャレンジしてみてはいかがかなと思います。まともなセッティングをしてくれているショップなら現状のセッティングデータを渡してくれますので、復旧についても問題はないと思います。
直キャブ=ファンネル仕様の車輌の考え方は色々とあると思いますが、
旧車は末永く乗るという点ではダメージは避けた方が良いので、ご参考にしていただければと思います。
FCRファンネル仕様での雨天走行【まとめ】
バイクのジャンルや乗り方にもよるのですが、そもそも雨の日はバイクに乗るなが基本です。
天気予報を小まめにチェックして対応をするのがベストかなと思います。
しかし、ミーティングや北海道長距離ツーリングなどの場合は、雨が降っても良いような装備をするか、バイクシートなどを持ち歩いて、バイクにかけて雨をしのぐなどの方法を考えるしかないのかなと思います。ミーティングなどで停車させて億時間が長い場合はナイロン袋などをファンネルに被せて、
雨をしのぐのも一つの方法です。
梅雨は明けましたが、秋口にはミーティングなどのイベントも増えてくると思います。
ファンネル仕様の方は速いうちから雨対策を考えられるのもよいかと思います。
それではシーユーアゲイン!
※参考写真を下部に掲載しておきます。
参考写真
雨除けにガムテープなどで傘をしたり、スロットル開度によってどれ位バルブが開くかなど、
参考にしていただければなと思います。
私はラムエア信者なので、少々の雨ではへこたれませんが、土砂降りだとへこたれて雨宿りをします。
要は雨宿り出来る所を見つけるまで、無事に走れるかどうかが問題だと思います。
CBX1000-ラムエアフィルター
CBX1000-FCR-雨除け
CBX1000-FCR-ファンネル50mm
CBX1000-FCR-ファンネル無し
CBX1000-FCR-スロットル開度1/4
CBX1000-FCR-スロットル開度1/2
CBX1000-FCR-スロットル開度全開
CBX1000-FCR上部からFCR-ファンネル仕様の雨天走行について