FCR-スロットルホルダーのサイズで引きの重さが変わります。

FCR-スロットルホルダーのサイズで引きの重さが変わります。

先日BITOのミーティングに行ってきました。
その時にCRSキャブレターのスロットルのサイズ別のディスプレイがありました。
操作感から言うとスロットルのパイ数が大きいほどスロットルが重くなります。
逆にスロットルのパイ数が小さいとスロットルが軽くなります。
ディスプレイはCRSキャブレターだったのですがFCRでも同様の事が言えます。
理由は同じ仕組みの強制開閉式キャブレターだからです。

『スロットルは小さいほど軽い！』

これが今回書きたい内容です。
スロットルが小さい事を推奨はしていません。
スロットルが大きいと少しのスロットル操作で全開に出来るようになります。
私は少々スロットルが重くても1回の動作でスロットルを全開に出来る方が好みです。

スロットルの軽さやサイズについてコラム的に書いていきます。
それではレッツスターティン！

BITOの削り出しスロットルホルダーのインナーパイプは35パイです。

スロットルを大きい小さいと記載していますが、スロットルホルダー内のインナーパイプのサイズについて記載していきます。
1番カッコ良いホルダーのBITOの削り出しのスロットルホルダーを使用した場合のスロットル開度は90度です。
FCRの33パイに組み合わせた時のスロットル開度です。
組み合わせるキャブレターの口径や種類によっては前後します。
スロットル開度90度については1回のスロットル操作で全開に出来る開度ではありません。
ノーマルのバイクのスロットル開度は70度から80度の範囲がほとんどです。
これよりも外れてくると操作にクセが出て来ます。
60度だとスロットルが重いですがすぐにスロットル全開にしやすくなります。
90度辺りだと上記の通りスロットルを細やかに操作出来たり軽い状態になります。
ただし、スロットル全開にする時は握り直す必要があります。
傾向的にはノーマルのバイクでは70度が1番多い印象です。

スロットルを軽くする方法

スロットルのインナーパイプを小さくすればスロットルは軽くなります。
その他の方法をいくつか書きます。
1つ目はスロットルのリターンスプリングを弱めるという方法です。
もう一つはスロットルワイヤーの2本引きの状態を1本引きにする方法がありますが非推奨です。
グリップを太くすると理屈ではスロットルは軽くなりますが多少の変更では効果が感じられませんし、操作自体は難しくなります。

現実的な対策としてスプリングのレートを下げる事が1番良さそうです。

CBX1000にFCRを導入した時の適正なインナーホルダーの大きさ

何が適正かは分かりませんがノーマルでよくあるサイズの70度にする為のサイズはおおむね40-41パイにすればよいです。
インナーパイプを1大きくする度に3.7度程度スロットル開度が小さくなります。
35パイの時に90度、
44パイの時に56度、
として計算しています。

私のCBX1000のインナーパイプの径は44パイですが扱いにくいサイズです。
レーサーなどで使われるようなスロットル開度です。
明らかにやり過ぎな開度なので70度程度で考えてください。
参考としてアクティブのハイスロkitの購入リンクを掲載しておきます。

BITOの展示

BITOのホルダーは引きが10で戻りが12のネジ山でサイズが違います。
インナーホルダーも削り出しで美しい仕上がりです。
現代的かどうかというとそれは別の話になります。
性能的にはアクティブ製の方が数値がはっきりしていたり樹脂製で軽い造りだったりします。
サイズが選べるのも新しい世代のスロットルホルダーの強みかもしれません。
私はこのディスプレイを触る事によってスロットルが重くなるや軽くなるという事に気が付きました。

FCR-スロットルホルダーのサイズで引きの重さが変わります。【まとめ】

スロットルは小さい方が軽い大きい方が重いという内容の投稿でした。
仕組み的には自転車のギヤに似ているかなと思います。
言われてみると当たり前のことです。
スロットルの大きさを比較して重くなる軽くなるまでは試している人は少ないはずです。
スロットルホルダーを選ぶ時はスロットル開度だけでなく重くなる軽くなるという観点も追加して選択をするときっと幸せになれると思います。
それではシーユーアゲイン！