バイクのスロットルワイヤー(アクセルワイヤー)の遊び調整

CBX1000-スロットルワイヤー調整 メンテナンス
CBX1000FCRメンテナンス
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バイクのスロットルワイヤー(アクセルワイヤー)の遊び調整

今までスロットルワイヤーの話をFCRベースですが書いてきました。
具体的にどんな風に調整をしているかを書いていきたいと思います。
やり方がセオリーと外れていたり間違った記載があるかもしれません。
しかし、私のCBX1000ではこのようにやっていますという風なブログ投稿になります。

FCRでの話になりますが先に軽めに色々書いておきます。
遊びは基本的には5mmでハンドルを左右に切って確実にスロットルが戻る事が正しいスロットルワイヤーの状態です。
ハンドルを左右に切った際に戻りが悪かったりするようなワイヤーの取り回しは良くはありません。
ハンドルを取り廻した時には遊びが少なくなる事もあります。
スロットルワイヤーを調整した際にはハンドルを左右に切ってスロットルが正しく戻るかを確認してください。
ワイヤーの交換手順は先にスロットルホルダーに装着してからキャブ側に装着となります。
スロットルを全開にした時にスロットルバルブも全開になっているか確認が必要です。
もしも全開になっていない場合はタイコの位置やキャブ側の引きのワイヤーの張りで調整が出来ます。
遊びの微調整は調整はスロットル側のアジャスタの引き側と戻しで行ってください。
引きも戻しも遊び0mmには出来ません。
戻る強さの最高値はスプリングの強さです。
文章で書くとこんな感じでございます。
いくつか写真も撮っているので、写真を交えながら解説していきます。
個人DIYをされている方には役に立つ内容の投稿だと思います。
一通り最後まで読んで頂いてから作業をされると理解度は高まると思います。
それではレッツスターティン!

調整前に確認してください。

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スロットルワイヤーの調整の基本的な考え方

引きに対してスロットルワイヤーの遊びをどれ位に調整するかです。
戻る強さはスプリングの強さに依存します。
戻りのスロットルワイヤーにも遊びは必要です。
スロットルワイヤーの遊びが0mmになると引きか戻しのどちらかの動作に引っかかりが出ます。
スロットルワイヤーだけでの遊びの調整には限界があります。
遊びを少なくしたい時にはスロットルホルダー側のストッパーボルトを利用する必要があります。

スロットルの遊び調整

青①のアジャスタをキャブ側にずらしていけば遊びが減ります。
遊びの調整をした際にスロットルの戻りのテンションがおかしいなと思ったら青②をスロットルホルダー側に動かせばスロットルが張って戻りがキビキビした状態になります。
スロットルの遊びを調整するだけならここまでですが終了する前に必ず確認する事があります。
ハンドルを左右に切って正しくスロットルが戻るかどうかを必ず確認してください。
まれにハンドルの戻りが悪いという症状が出る場合があります。
その際はスロットルワイヤーの取り回しを見直すか、
戻し側のテンションを強めるなどの対応が必要になります。
1度戻し側のテンションを変えたら遊びも確認してください。
遊びとスロットルの戻りのテンションは相互に作用しています。
スロットル遊び調整
スロットル遊び調整
写真はロックナットを緩めている状態です。
青①②で示している部分がアジャスタで、
アジャスタの下部のナットがロックナットです。

キャブ側のスロットル調整-FCRで解説

FCRを元に話を進めます。
赤①が引きです。赤②が戻しです。
①をスロットルを全開にした時にスロットルバルブが全開になるようにしてください。
②はテンションがかかっていない程度に緩めておいてください。キャブ側で締め過ぎると動きが渋くなります。
①でスロットルバルブの全開の位置を調整して、②は繋がっているだけという感じです。
スロットルの遊びはスロットルホルダー側のアジャスタで調整をします。
②については緩まっていてもスロットル側のホルダーの調整で張られます。
全部のワイヤーを強目にテンションをかけていても調整が出来なくなってしまいます。
②は緩まっていてもスロットルがトラブルを起こした時に手動でスロットルを戻せるようにする為の機構です。
FCRのスロットル部分
FCRのスロットル部分
赤①が引きです。赤②が戻しです。
①はスロットルバルブの全開の位置を確認して調整します。
②はテンションを緩めて繋がっているだけという状態にしておいてください。

【重要】赤②はテンションがかかっていない状態にしてください。

着脱した時の話になるのですけど、赤②はスロットルワイヤーの戻しになります。
必ず緩めにしておいてください。スロットルホルダー側のアジャスターで張って調整を行います。
赤①を先に緩めておくとスロットルバルブの開閉について調整が出来ません。
必ず赤②は緩めのテンションで固定してください。
2股のケーブルを使っている特殊な車輌でも同様に基準キャブ2つともテンションを緩めてください。
アジャスターを閉めてスロットルのテンションを掛けた時にどちらか片方しかテンションがかからないと思いますが戻しのワイヤーは繋がっていれば問題はありません。
CBX1000-FCR-スロットル開度全開
CBX1000-FCR-スロットル開度全開
スロットルワイヤーを正しく張らないと、スロットルを全開にした時にスロットル完全に開き切らない事がありますので必ず目視で確認をしてください。

1本引きにした時の調整

推奨はされないのですが、1本引きにしている場合の調整です。
基本的には引きと戻しの2本を前提に書いていますが、チャンスがあれば1本引きにわざとしてみるとスロットルワイヤーに対する知見が深まると思います。
青①と赤①のみで調整を行います。
戻し側のワイヤーは繋がっていればよいと上記していますし、他のブログ投稿でも書いていますが、
繋がっている時はスロットルワイヤーの張りには影響をします。
まれに1本引きにしている方もいらっしゃいますが、基本的には2本引きの方がスロットルワイヤーのトラブルに見舞われた時に生存率があがります。
スロットル遊び調整
スロットル遊び調整
FCRのスロットル部分
FCRのスロットル部分

FCRの遊びは限りなく少ない方が良いのか?

一般的にスロットルの遊びは5mmと言われています。
FCRキャブレターを装着したバイクのスロットルの遊びについて私見ですが、
遊びは限りなく少ない方が良いと現在の私は思っています。
理由としてはFCRは強制開閉式のキャブレターです。
スロットルワイヤーでスロットルバルブを直接動かします。
ダイレクトな操作感が特色のキャブレターです。
そういった観点から出来るだけ遊びは少ない方が良いなと思っています。
遊びがほとんどない状態にまでしてしまうとストリートでは乗りづらいを通り越して危ないの領域に踏み込んでしまいますのでご注意くださいませ。
※ハンドルを切った時にスロットルが開いてしまう、不意に手がスロットルに当たってしまった等のリスクがあります。

ハンドルを切ってしっかりスロットルが戻るか確認は必須

スロットルワイヤーの調整が終わりましたら、ハンドルを右と左にめいいっぱい切ってみてスロットルが全開→全閉めとしっかり戻るか確認してください。
この時に戻りが渋い時はスロットルワイヤーの配置を調整するかスロットルワイヤーの張りを強くして対応するになります。
ベストはスロットルワイヤーの配置を見直す事です。
この作業は確実にやっておかないと不要なトラブルに見舞われることがあります。
CBX1000ハンドルを右に
CBX1000ハンドルを右に
CBX1000ハンドルを左に
CBX1000ハンドルを左に

FCR初心者向け-スロットルワイヤーの調整は必ず行ってください。

これからDIYでFCRを触ってみようと思われる方は必ずスロットルワイヤーの調整を行ってください。
お店任せで自分では触らないという方は調整する必要はありません。
自分でFCRを色々触ってみようというならスロットルワイヤーの遊びを自分好み適正な位置に調整しない意味が分かりません。
上記していますが、FCRは強制開閉式のキャブレターです。スロットルの操作がダイレクトにスロットルバルブの開閉に連動しています。
これはFCRの醍醐味の一つです。
ダイレクトな操作感を自分で体感する為にも遊びの調整はしっかりと自分好みに行っておくひつようがあります。
あと、思ったより簡単に調整も出来ますし、着脱した際にはスロットルワイヤーも外す事が多いので、何となくスロットルワイヤーを繋ぐだけでなくて、毎回しっかりと調整をしながらスロットルワイヤーを取付ければ気持ちよくバイクに乗る事が出来ると思います。

バイクのスロットルワイヤー(アクセルワイヤー)の遊び調整【まとめ】

スロットル周りの調整はやろうと思えば誰でも出来ます。
特殊な工具も必要ありませんし、取り返しがつかなくなることもありません。
ぜひともチャレンジしてみてくださいませ。
私がFCRを触る時に出来るだけ気を使うようにしているのが、スロットルワイヤーの張りと同調です。もう少し気を付ける所を書くなら付け足すならアイドリングストップスクリューの高さの調整も気を使っています。
スロットルはバイクを乗っている間は常に触れている物です。
こういった所の調整をしてからバイクに乗ると気分よくバイクに乗れます。
それではシーユーアゲイン!

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