FCRセッティング-秋仕様に変更。濃い目にする。24/10/27

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FCRセッティング-秋仕様に変更。濃い目にする。24/10/27

FCRの季節ごとのセッティングの基本としては気温が下がると濃い方向にする。
夏から冬に向けては濃い方向にジェットを変更するということになります。
理由は空気が重くなるからその分燃料の量を増やしてあげる必要があります。
メインジェットで言えば110だったら120に変更する。
-混合気の燃料の割合が増えます。
エアスクリューなら1.30分戻しであれば1.00分戻しにするです。
-混合気の空気の割合が減ります。
季節のセッティングについてはどこまですれば良いかは個人の主観による所が大きいです。
そういった点も含めて書いていきます。
それではレッツスターティン!

季節ごとにセッティングする

日本には四季があります。
春か秋にベストと言えるセッティングにしておいて、夏と冬はそのまま運用してもよいです。
季節ごとに完全にリセッティングする必要はありません。
現実的な調整としてはエアスクリューを閉めてあげるだけで充分です。
エアスクリューはスロットル開度1/4程度までが影響範囲です。
さらに始動性が悪いなと感じたらパイロットスクリューを1.00分戻しから1.30分戻しに変更すると始動性が良くなるかもしれません。
スロットル開度1/4未満は発進などにも影響があるので変化が分かりやすいです。
メインジェットやジェットニードルについても濃い方向に変更すると変化があってバイクの調子が良くなる事がほとんどです。
メインジェットやジェットニードルの影響範囲は高い速度域になります。
少々ずれこんでいても大きなストレスにならなかったり使用頻度が低い場合があります。
手間に感じるなら少し気温が下がった程度では変更しなくても良いかもしれません。
雑なセッティングになりますがエアスクリューを15分程度締めるだけでも割と調子よくなる事がほとんどです。
雑なセッティングを推奨すると何の為にわざわざブログでFCRのセッティング記事を書いているのか分からないので次のセクションからは詳細に書いていきます。

CBX1000のセッティング

【前回のセッティング】
AS-1.30分
PS-2.15分
SJ-48
JN-90FTR#3
MJ-120
加速ポンプ-0.80mm
加速ポンプ-標準
ウオタニ点火時期-1

【現在のセッティング】
AS-1.10分
PS-1.30分
SJ-48
JN-90FTQ#3
MJ-125
加速ポンプ-0.80mm
加速ポンプ-標準
ウオタニ点火時期-1

同調を取り直したりアイドリングを変更したりしています。
クリップ段数は試走はしていません。
【3】のままでも悪くは無さそうな走行フィーリングです。
【2】,【3】,【4】で試走してからしっかりと決めたいです。

上記していますがエアスクリューとパイロットスクリューの調整だけでも充分だったなという感想です。

季節ごとのセッティングは複数変更しても良いかも

一度のセッティングで色々と変更をしたように見えるかもしれませんがひとつづつ変更をしています。
一つ変更する度に試走をして調子を確認しています。
もちろんある程度は過去の履歴を参考に変更をしている部分もあります。
メインジェットの試走とクリップ段数については現在は良しという状態です。
悪くなる番手までは確認をしていません。
セッティングはABテストの繰り返しです。
良いセッティングを見つけた後に悪くなる番手まで確認出来たら完全なセッティングです。
毎回、完全なセッティングをしていたらバイクに乗る時間がなくなってしまうのでほどほどにしています。
私は季節ごとのセッティングは過去に履歴があれば傾向を確認してて複数個所を一気に変更しても良いと考えています。
最終的な結果としてほとんどの箇所を少しずつ変更するようなセッティングになります。
一気に変更するか、ひとつづつ変更するかは、最後にバイクに乗ってからどれ位時間が経っているかで判断してください。
基本的にはセッティングは完璧に行う物なので手抜きはよろしくありません。
趣味でやっているなら突き詰める部分と省く部分のさじ加減は自分が満足できる範囲で行うのが正解です。

メインジェットの変更の写真

私は作業をする時は燃料タンクを外します。
フューエルラインについてはクイックリリースを使用してください。
フューエルラインの破損の元になります。
メインジェットの交換はキャブをスロットルワイヤーが付いた状態で取り外してからドレンボルトを緩めてから交換します。
結構な量のガソリンが排出されます。
雑巾をエンジンの上に敷いてから計量カップで受けるようにしています。
Oリングなどのゴム類にガソリンが付いたら10秒以内に拭く習慣をつけてください。
膨張してしまう原因になります。
タンクについては地面に直接当たらないようにラバーで保護しています。

クイックガスジョイントとメッシュフィルター

FCR初心者向け-エアスクリューとパイロットスクリューを触ってみよう!

15分 = 90度 = 1/4
という表記で記載しています。
1と1/4戻しなら1.15分戻しと記載しています。
戻しは省略することもあります。
バイクの状態にもよる話になります。
夏場に調子よく走っていたという前提です。
何も考えずにエアスクリューを15分程締めてみましょう。
想像以上にバイクの調子が良くなるはずです。
良くならないにしても変化はあるはずです。
始動性が悪いなと思ったらパイロットスクリューを15分程あけてください。
始動性が改善されると思います。
パイロットスクリューの変化は5分ずつでは分かりにくいかもしれません。
エアスクリューについてセッティングマニュアルに記載されている概要を書きます。
エアスクリューはアイドリング時に回転数が高くなるポイントを探す作業です。
アイドリングストップスクリューを調整しながら各シリンダーごとに探します。
実際の所で言えば各シリンダーごとに回転数が高まる位置は探しにくいです。
私は全て同じ戻しにしています。
エアスクリューでもパイロットスクリューでも3~4つほど調整すると回転数の変化を感じる事があります。
ほとんどの場合はエアスクリューは適正値付近にあるので変化は分かりにくいです。
結局最後は試走して戻しについては決めます。
エアスクリューは開始値が1.00分~1.30分程度に入っているなら5分程度動かしても変化は分かります。1回目は15分ずつ調整して、良い所が見つかったら5分ずつ動かして確認をすればよいです。
開始値が0.30分程度の場合は5分動かすと変化が大きいと感じるかもしれません。

FCRセッティング-秋仕様に変更。濃い目にする。24/10/27【まとめ】

結局の所スロージェット以外は変更をしました。
季節ごとのセッティングはどれ位の時間を使って作業をするかは個人の主観になります。
エアスクリューを触る程度だけにしておいて冬に本格的にチューニングをする方が良いかもしれません。
また、夏のセッティングの調子が悪かった場合は春や秋に調子が良くなる事もあります。
夏は始動性は良いのですがセッティングが気温で不安定になりがちな気がします。
冬は始動性はいまいちですが、走り出すとエンジンが冷えるせいか調子がよいなと思える瞬間が多いです。
長々と書いてしまいましたが先日したセッティングの履歴としての投稿でした。
それではシーユーアゲイン!
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