FCR試走-エアスクリューとパイロットスクリューをひたすら調整-24/06/14
先日スロージェットを変更しました。
本日はひたすら試走でございます。
スロットル開度1/4前後がメインです。
変更の手順を書きます。
①ASを15分刻みで変更します。
②気に入った所があったら5分刻みで変更します。
③始動性が悪くなるのでたまにPSを調整します。
現在はおおむね濃い状態になっているか適正なエアスクリューの戻しになっています。
エアスクリューを走行可能な限り薄くなるように開けていきます。
より良い戻し位置が見つかるか、現在の位置が適正と思えるかのどちらかです。
現在の位置が適正であれば濃い方向にエアスクリューを閉め込んでいきます。
エアスクリューの最良な戻し位置を探します。
上記のように書くとエアスクリューがどの程度の戻し位置になるかは想像出来ないように感じるかもしれません。
全開までのセッティングがありますからおおむねの戻し位置は予想出来ます。
エアスクリューを現在の位置から半回転、濃い方向に締めてから薄い方向に開けていきながら作業を行います。
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現在のセッティング
【作業前のセッティング】
AS-1.15分
PS-3.30分
SJ-40
JN-90FTXS#2
MJ-115
加速ポンプ-1.45mm
加速ポンプ-KLX250
【作業後のセッティング】
AS-1.25分
エアスクリューを10分程濃い方向に開いて終了が本日の結果です。
試走した感想
前まで気になっていたスロットル開度1/8から1/4程度のちょっとしたぎこちなさは消えました。
夏場のセッティングは現在の状態が使いやすいかなと考えています。
気温が上がったり下がったりもあると思うのですが、
クリップ段数を変えたりエアスクリューを調整したりで対応をしてみようと思います。
作業の過程も大事です。
本日の作業の結果になりますが、エアスクリューを10分開いて終了が結果となります。
過程としてですが、
ASの開く過程です。
1.15分→1.30分→1.45分→1.30分→1.25分→1.20分→1.25分
上記のような過程を辿ってASの位置を調整しています。
記載している分は最短ルートに近い程度になります。
FCRのセッティングはABテストです。
前後の内容を比較してより良い方を採用します。
後日エンジンが冷えてから行う作業
エンジンの始動性をチェックします。
パイロットスクリューとアイドリングストップスクリューを調整します。
その後にもう一度、同調作業を行います。
さらにエアスクリューを5分程度位で確認をしてセッティング終了となります。
毎回、細かくやっているわけではありませんが、エアスクリューを大きく動かした時などは同調は取り直します。
FCR初心者向け-キャブレターの同調の精度
同調の精度のゴールは完璧に全てのキャブレターの負圧を合わせる事です。
明確なゴールですし数値としても見る事が出来ます。
私が考える許容範囲は二つあります。
一つ目はエンジンの温度や回転数が極度に変化しない事です。
二つ目はスロットルを急閉めにした時にエンジンの回転数がスムーズに落ちる事です。
この2点についてはある程度は気にしないと走行に不備が出て危険です。
任意の操作でスピードを落とす事が出来なくなります。
作業の精度についてですがキャブレター内のバルブが目視で同時に開くようになっていれば最低ラインとしてはOKです。
FCRを例に出すと浮動バルブに針金やつまようじを挟んでスロットルを開いた時に同時に落ちるようにするという手法もあります。
BITOのコンプリート販売しているCBX1000はバキュームゲージで同調を取っていません。
完璧に行う同調作業はキャブレターのセッティング上必須と言える作業ではありません。
出来るようになったらチャレンジしてください。
1度位は完全に同調が取れた自分のバイクを確認するという事は大事です。
タイミングが良い時にバイク屋さんに同調作業を依頼するというはもありかもしれません。
FCR試走-エアスクリューとパイロットスクリューをひたすら調整-24/06/14【まとめ】
CBX1000でFCRのセッティングを始めてから数年経ちます。
私はセッティングの履歴を簡単に残すようにしています。
今回の試走後のセッティングですがおおむね過去の履歴と近い物になりました。
同じようなセッティングでも数年前の私と現在の私では感覚が違います。
多少は違う結果になりましたがほぼ同じです。
似たような日付で似たようなセッティングになったので今回のセッティングは精度がある程度は高いのかもしれないと自分なりに喜んでいます。
夏はもう少し残っています。
梅雨が明けたら、クリップ段数を1にしてから再度セッティングを試してみたいと思います。
それではシーユーアゲイン!