オーバークール-冬場のオイルクーラーの油温管理にはご注意ください-XJR1300オイルクーラー導入後

ヨシムラテンプメーター油温計プログレス2
CBX1000メンテナンス
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オーバークール-冬場のオイルクーラーの油温管理にはご注意ください-XJR1300オイルクーラー導入後

先日オイルクーラーを導入いたしました。
無茶苦茶、油温が下がります。
バイクの油温ですが、低すぎても良くはありません。
おおむね80度Cから100度Cの間が適温だと言われています。
油温が高過ぎるとオーバーヒートしてエンジンが壊れます。
空冷だと120度Cを越すと要注意です。
人間的な目線で見ると105度を超えた辺りからは気になり始めます。
私は100度Cを超えた辺りからオイルの劣化のスピードが加速するような気がして非常に嫌です。

ここからはCBX1000の話になります。
おおむね、夏場でも110度は超えません。
低速でゆっくり走り続ければ別ですが、低速でゆっくり走れるシチェーションは、
どこかに停止して油温を下げる事が出来ます。
問題なのは高速走行です。
油温を確認するとすぐに120度C手前まではあがります。
もちろんライダーの乗り方にもよります。
CBX1000は油温は上がり過ぎる傾向にありますが、
気にしておけば問題はないかもしれないといった感覚です。
上記の理由でオイルクーラーの換装がおすすめなバイクではあります。
今回はオーバーヒートではなくてオーバークールについて書いていきます。
それではレッツスターティン!

CBX1000の場合は大きなオイルクーラーだと冬場はオーバークール

100度Cはなかなか超えれそうにありません。
高速で最高速チャレンジして80度Cを越せる程度です。
要するにオーバークールで状態です。

油温があがらなくて不安になります。

オイルクーラーの導入前は油温が上がり過ぎて不安になるのがCBX1000オーナーだと思います。
逆にオイルクーラーを大型化すると油温が上がらなさ過ぎて不安になります。

オイルはちゃんと入っているのか?
オイルはちゃんと循環しているのか?
エンジンは壊れていないか?
etc...

元々表面積の多いエンジンです。
オイルクーラーを大型化する恩恵は4気筒のエンジン以上に受ける事ができるのかもしれません。

オーバークールだとどうなる?

コールドスタートでエンジンを高回転まで回すとシリンダーに傷がいったりとよくありません。
今回のケースで問題になるのは油温は上がるけど、適温まで届かないケースです。
シリンダーに傷がつくとは言いませんが、
カーボンの蓄積やオイルが性能を存分に発揮してくれないなどが考えられます。

対応策

サーモスタットの取付が1番ですが、オイルラインの都合上でCBX1000は不向きな感じです。
横に回せばよいのですが、そんな雰囲気のバイクでは無いような気がします。
現実的にはオイルクーラーのコアを塞ぐといった対応になろうかと思います。
ポリプレートやガムテープなど塞ぎ方は色々とあります。
ポリプレートをタイラップなどで固定するのがよくある手法な気がします。
BITOから販売されているオイルクーラーもゴムバンドで固定されています。
そこまで熱くはなりません。ならないはずです。

CBX1000にオイルクーラーの大型化は必要か?

冬場だけしかバイクに乗らない人には不要です。
春夏秋ではあれば嬉しいかなといった感じです。
ノーマルのオイルクーラーだと肌寒い季節以外は油温はすぐに100度Cを超えます。
しかし、春秋の乗りやすい季節でもツーリングでのんびりペースだと油温は80度いかない位です。
冬以外でガンガンに飛ばす人はオイルクーラーを大型化しても損はございません。

油温は下げる事に苦労します。

オーバークールになった場合は何とか出来ます。
オーバーヒート気味になった時はオイルクーラーの大型化以外に対応の方法がありません。
ファンを付けたり、アルミの面積を増やしたりでも対応は出来ますが、
根本的な対応はオイルクーラーの大型化となります。

ルックスについて

空冷バイクはオイルクーラーを大型化する事によってアンバランスになってカッコ悪くなることもあります。
空冷バイクのエンジンは見せる造形になっています。
そこに不必要に大きなオイルクーラーを装着すると見せるべきものが見えなくなったりして【】悪くなる事があります。
逆にカスタム感が出てかっこよくなるケースもあります。
CBX1000の場合は適度に大きなクーラーが付いていた方が良いかもしれないですし、
大きなオイルクーラーを装着するとバランスが崩れたりするかもしれません。
どちらがカッコ良いかはオーナーの好みかなと思います。
私はCBX1000のオイルクーラーは小さい方がカッコ良いと考えています。
どうして装着したかというと、どれ位エンジンが冷えるのか試してみたかったからです。
いざ装着してみるとそこまで違和感はありません。
シルバーだったコアガードをブラックに塗装したせいかもしれませんが…。
私のCBX1000の場合は後付けのパーツはブラックにして浮いた感じにならないようには意識しています。
せっかくオイルクーラーをつけて性能アップするなら自分の好みの色合いにして、
カッコ良さもアップしたいものです。

オーバークール-冬場のオイルクーラーの油温管理にはご注意ください-XJR1300オイルクーラー導入後【まとめ】

CBX1000は油温管理が難しいと言われる事があります。
難しいというか、高回転で回したり、夏場に乗ったりすると熱対策が必要になるバイクというのが正しい表現かなと思います。
通常で油温を気にしながら乗っている分にはオイルクーラーの大型化は不要です。
オイルクーラーを大型化してコアを塞ぎながら油温の管理をすれば気持ちよくバイクに乗れるとは思います。
というわけで冬場のオイルクーラーについて色々と書いてみました。
それではシーユーアゲイン!

CBX1000のオイルクーラーを大型化

段階を踏んで交換しております。ヨシムラのコアガードを装着しております。

ノーマルオイルクーラーを装着している写真です。

オイルクーラーが付いているのかよく分からない感じです。
オイルクーラーが無い方がエンジンが良く見えてかっこよい気はします。

BITO製のオイルクーラー

大きくて、綺麗で機能性も抜群です。振動対策としてゴムバンドでオイルクーラーのコアを固定します。
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