FCRセッティング中のガソリン漏れのポイント4つ
今まで、CBX1000にてFCRのセッティングをしていてガソリン漏れになってしまって、非常に悲しい思いをしたポイントを書いていきたいと思います。 【FCRセッティング中のガソリン漏れのポイント4つ】 とありますが、私の場合でのお話でございます。 最初に書いておきたい事は、キャブからガソリン漏れをした場合はほとんどの場合が人災だと思います。経年劣化についてはメンテナンスを怠っていたという人災でございます。 経年劣化はどこからガソリン漏れが発生するか分かりませんし、オーバーホールなど普段からまめに行っていても見落としや非分解などの部分やサビが原因のオーバーフローの可能性もあります。 基本的にはセッティング中にすぐに気が付けるポイントを記載していきます。 先に4つのポイントを書いておきます。 ①チャンバーパッキン ②ドレンボルトOリング ③加速ポンプチャンバー ④クイックガスジョイントジョイントOリング となります。 私のCBX1000の場合ですが、他の車輌でも大差はないと思います。 エアベントの劣化や各キャブレターごとのジョイント部分のフューエルホースについてはセッティング中に起きるというよりは経年劣化です。今回はセッティング中にありがちなポイントを記載していきます。ガソリン漏れはほぼ上記4つかなと私は思っております。 兎にも角にもガソリン漏れは人災とという事になります。 それではレッツスターティン!
①チャンバーパッキンからのガソリン漏れ
スロージェットを交換する時に必ずチャンバーを外します。その時にチャンバーパッキンの装着が上手くいっていない場合やチャンバーパッキンがダメになるケースもあります。 ガソリンが溜まっている場所なのでガソリンが付着しやすいのですが、チャンバーパッキンについたガソリンはすぐに拭いた方が吉でございます。 液体ガスケットを塗って代用を出来るケースもあるようでしたが私は上手くいかなかったのでチャンバーパッキンのみでチャンバーを締めています。 スロージェットは1度決まればしょっちゅう交換するようなジェットではないと思います。 可能な限りバイクの整備が出来る自宅などの拠点で作業をした方が安全でございます。 出先でスロージェットを交換したい場合はくれぐれもお気を付けください。 チャンバーパッキン以外にもオーバーフローやスロージェットにゴミが噛むなど、トラブルリスクは高い項目です。
②ドレンボルトOリングからのガソリン漏れ
メインジェットを交換する時にフロートチャンバー下部のドレンボルトを外してから交換すると思います。ここからもガソリンは漏れます。ここのOリングは特殊な形状ではないので、もしも出先で漏れ始めてもホームセンターなどで代品が購入出来る可能性が高いです。そもそも出先で交換する場合はメインジェットの交換以外は考えられないので、Oリングの予備を持ってから出先でセッティングをした方が良いです。ドレンボルトのOリングはガソリンの滲み具合が分かりにくい場合もあります。触った後は3番と4番のキャブレターはガソリンが漏れていないか特に注意をした方がよろしいかと思います。
③加速ポンプチャンバーから
加速ポンプはダイヤフラムとOリングとUリングの3つがゴムパーツです。 加速ポンプのチャンバーを着脱した際にゴムパーツの取付不備や劣化でガソリンが漏れるケースがございます。確認ポイントでございます。加速ポンプダイヤフラムには向きがあります。 刻印がある方が地上を向きます。 Uリングについては平面になっている方がカバー側です。 曲面になっている方がボディ側です。 平面が地上側になります。 取付の際に気が付かずにポロリをやってしまう事もありますのでくれぐれもご注意くださいませ。 ちなみに私は加速ポンプをオフにする時はクリップはさんでプッシュロッドが動かないようにして対応をしています。
クイックガスジョイントジョイントOリングの不備でガソリン漏れ
FCRの標準装備というわけではありません。私のCBX1000には取り付けています。 車種によってはフューエルラインにクイックガスジョイントを装着している方も多いと思います。 私はFCRのセッティングをする場合はこのアイテムは必須だと思っています。 ただし、Oリングがかなり弱いです。対策としてOリングの予備をかなりの量で常に車載しています。 少しでもガソリンが漏れたり取付が上手くいってないと思ったらOリングを即新品に交換しています。アマゾンで50個セットでOリングを売っています。 外径11㎜、内径8mmを使用しています。 アマゾンのリンクが新規タブで開きます。
FCR初心者向け-キャブクリーナーを使って清掃をしない
キャブクリーナーを使ってFCRの清掃をしないでください。 ゴム類を溶かします。商品名に問題があると思うのですが、キャブ専用のパーツクリーナーのように聞こえるかもしれませんが、強めの溶剤です。キャブのクリーニングというよりも燃焼室に直噴するような使い方が説明書に書かれています。灯油につけっぱなしも私はあまりよくないと思っています。FCRは非分解の部分もあります。そしてその中にはゴムパッキンも入っていますし、液体ガスケットで接合部をコーティングされています。そういったゴムパーツを溶かしてしまいます。 良かれと思って行った作業が結局はFCRを壊してしまっただけという結果になりかねません。 ご留意ください。
FCRセッティング中のガソリン漏れのポイント4つ【まとめ】
ガソリン漏れというよりもガソリンの滲みを見た方がよいかもしれません。 燃料周りのトラブルはセッティングをしていると必ずついて回ります。 上記の4つ以外にも起こり得るトラブルはあるかもしれません。 オーバーフローも初めてなった時はかなりパニックになると思いますが、 直し方を知っていれば2回目以降はすぐに対応が出来ると思います。 ガソリン漏れは火災のもとになったりエンジンを汚したり、走行不能になったりといい事は全くありません。今回書かせてもらった4つのポイントを見るだけでも随分とトラブル発生率を抑え込んだり、事前に対応の心の準備が出来ると思います。 私は出先でトラブルを起こした事はないのですが、拠点から発進後すぐに気が付いたケースは多々あります。 というわけでFCRのガソリン漏れのポイントについて記載いたしました。 そろそろFCRのセッティング楽しい季節になります。 それまでは車体のメンテナンスなどFCR以外のバイクのお手入れもぜひとも気に留めてくださいませ。 それではシーユーアゲイン!
気になるアイテム
DIYライフにお役立てくださいませ。値段の比較がしやすいようにリンクを設定しております。 各ショッピングモールに絶対にあるとは限りません。ボルトナットやゴム類はアマゾンだけでしか取り扱いが無いケースが多いです。各モールのリンク先から色々検索も出来ます。
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