ブレーキ引きずり修正後の試走-ホイールの回転のafter
すでにZCOOのパッドとかエンジンブラケットについて試走の投稿を書いております。
いまさら、あまり書く事はないかもしれません。
結果を先に書いておきます。
『ホイールの回転が6回転半→5回転になりました。』
私が、これから書く事は答えではありませんし、間違っている事かもしれません。
少し読み進んで頂ければ試走後のホイール回転のafterを掲載しています。
とりあえずはブレーキの引きずりという観点から試走をした話を書いていこうと思います。
それではレッツスターティン!
ブレーキの引きずりを直す-パッド交換
パッド交換はやや必須の項目です。
その他はオーバーホールや清掃で対応が出来るかなと思います。
まず、パッドの交換についてですが、
すでに引きずっているパッドを使うという事は正しく削れていないパッドを使う事になります。
新品のパッドは背面と表面が必ず平行です。
引きずっているパッドは走行距離にもよりますが、並行である点が保証されていません。
もちろん距離にもよりますがパッドが怪しい場合は新品のパッドを使用してください。
その他の作業項目
簡単に書いておきます。
・アクスルシャフトは平行で垂直か?
・キャリパーとディスクのセンターはおおむね揃っているか?
・キャリパーのピストンは揉みだしして正しく動くか?
通常は上記の事を確認しておけば、ブレーキの引きずりは改善されると思います。
次点のチェック項目には、
・マスタシリンダーの戻り
・ブレーキディスクの歪み
・キャリパーの取付ボルトのトルク
といった点が考えられます。
チェック項目はあげればキリがありません。
現実的な整備としては見ない部分は完全に正しいとして取り扱うことです。
ブレーキディスクはしょっちゅう歪むものではありません。
測定やチェックが大変なパーツもあります。
ブレーキキャリパー取付ボルトのトルク
50NMで締め付けてください。
出来るだけ強い方がよいとは思いますが、ボルトの頭がねじ切れる場合がありますので注意が必要です。
今回の試走ではありませんがハードブレーキをしてキャリパーの位置が微妙にずれたことがあります。
ワイヤリングをしていたのですぐには気が付きませんでしたが、
何度かチェックしているうちに気が付きました。
ワイヤリングをしていてボルトは緩まないけど、キャリパー自体が微妙に動くケースもあります。
ブレキーキャリパーには凄まじい力がかかります。
ボルトの締め方が微妙だとキャリパーが動くケースもあります。
今回のお題のように試走後に引きずりが酷くなった際には疑ってもよい場所です。
試走後は少し引きずる
新品にパッドをつけていますし、ディスクのフローティングピンは新品です。
試走の前後でホイールを回した時に変化はありました。
6回転半→5回転になりました。
普通に考えればアタリがついたからホイールの回転数が減ったという風に考えるのが妥当かなと思います。
上記しているようにキャリパーが微妙に動いているのかもしれませんし、要因は色々とあるとは思いますが、3回転半よりは回転しているので良しとします。
ホイールの回転数は目安です。
バイクのホイールを手で回した時の回転はあくまでも目安で整備の既定などで決まっているわけではありません。ブレーキの温度やパッドの削れ具合などでも差異はあります。
バイクの車種ごとに適正な状態も違ってきます。
少なくともバイクに乗っているライダーがブレーキが引きずっていると感じたら、
その通りです。
徹底的に改善が出来るまではチェックするべき項目かなと思います。
フルフローティングディスクはディスクが稼働します。
サンスターのオフィシャルなどに書いてはありませんが、
0.1㎜位はセンターがずれていても回転はしやすいのではないかなと思っています。
試走後です。
↓試走前はこちら↓
ブレーキディスクの引きずりチェック-ホイールを1回転半は回るようにしたい
https://cbx1000.jp/archives/13200
走行後にディスクが熱いかどうかを確認する
ディスクブレーキは構造上わずかにですがパッドとディスクは接触しています。
ディスクは熱を持ちます。
しかし、走行風で冷やされます。
走行後に異常な温度であればブレーキが引きずっている可能性があがります。
CBX1000
CBX1000
ディスクの歪みの確認
測定する以外でも、走行中にディスクが左右や前後に激しくブレていたら、
ディスクが歪んでいるか、取付に問題があります。
歪み自体はブレーキディスク単体にすればある程度は計測出来ると思います。
取付が正しいかどうかなどの総合的な判断は走行中にディスクをチラ見してください。
ブレーキ引きずり修正後の試走-ホイールの回転のafter【まとめ】
色々と書いてきましたが、ブレーキの引きずりは気にし始めると永遠に終わらない項目になるかもしれません。
走行中はタイヤの回転がスムーズでブレーキレバーを握るとしっかりと止まってくれれば、
問題はありません。
私のようにブレーキカスタムをしている場合、
ブレーキが引きずっていると、
何をしているのか意味が分からないことになります。
お金をかけてバイクの調子を悪くしただけになります。
自分自身でカスタムをされたり整備している場合はずっとついて回る問題です。
私のブログ投稿を見て自分自身ですぐに整備をしてくださいとは言いません。
何か、違和感を感じたり、怪しいなと思ったらバイク屋さんに相談をしてみてください。
秋分を迎えてそろそろバイクが楽しい季節になります。
メンテナンスでバイクがバラバラになっている方はそろそろ組み立てて走行をしみてはいかがでしょうか?
私も10月は沢山バイクで走りたいと思います。
それでは、シーユーアゲイン!