FCRセッティングマニュアルの影響範囲はスロットル開度か?バルブ開度か?おおむねスロットル開度だと思う。

FCR-加速ポンプ FCR
CBX1000FCR
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FCRセッティングマニュアルの影響範囲はスロットル開度か?バルブ開度か?おおむねスロットル開度だと思う。

最近、疑問に思っている事ですが
FCRセッティングマニュアルの8ページの影響範囲についてです。
このページはセッティングの影響範囲を示しているのですが、
X軸についてスロットル開度か、バルブ開度か、どちらなのだろうという事です。
先日投稿した内容ですが、FCRのスロットル開度とバルブ開度は正比例していません。
一応、素人が書いている文章なので真実に反する記載があった場合はご了承をお願いいたします。

↓過去の投稿↓
FCRのスロットル開度とスロットルバルブ開度は正比例ではありません

という事は、FCRセッティングマニュアルの8ページの影響範囲のグラフについて、
疑問が出て来ても不思議ではないと思います。
おおむねスロットル開度だと思います。
理由はFCRを触ってきた先人達がこの手の議論をしていないからです。

スロットル開度での記載で世の中は30年以上動いています。
スロットルバルブの開度だと世の中がおかしくなるかもしれません。
そこで2つの事を行って真実に一歩だけ近づいてみました。
①販売元のBITO様に直接聞いてみる、販売元に聞くのが1番良いかなとも思います。
②加速ポンプの吐出タイミングで検証してみる、よく考えたら目視で判定出来ます。

結果を先に書いていきます。
①については、スロットル開度を参照している様子でございました。
また、スロットル開度とバルブ開度が比例していないという事もご承知の様子でした。

②については、他のジェット類については検証が難しいですが、加速ポンプの吐出タイミングについては検証可能です。この時点で分かっている事は、スロットル開度を1/2まで開いてもバルブ開度は1/4程度であるという事です。加速ポンプの吐出タイミングを目視すれば、
セッティングマニュアルの影響範囲についてX軸がスロットル開度か、バルブ開度か、どちらで示されているかの参考にはなります。
結果としてですが、スロットル開度で示されている様子でした。
あくまでも加速ポンプ吐出タイミングについてだけはスロットル開度を参照していると言って良さそうな気がします。加速ポンプのプッシュロッドはリンクアームを介していないので、
加速ポンプはスロットル開度と正比例にならないと機構的におかしいです。
そして、加速ポンプの吐出タイミングのX軸の記載方法とスロージェットのX軸の記載方法は同じになっています。という事はセッティングマニュアル的にはスロットル開度をX軸として表記していると言っても良いような気はします。
FCRのセッティングマニュアルを執筆した設計者の方やチームはすでに引退や解散をされているでしょうから、真偽についての問先は無い状態なのかなと思います。
結局はみんなスロットル開度でFCRのセッティングをしている様子ですから、
世の中はFCRのセッティングはスロットル開度を基準に行っていると思って当面は生きていこうと思います。
というわけでセクションを分けて詳細に書いていこうと思います。
結果を上記しておりますから、あまり実りのある内容でないかもしれませんが、
レッツスターティン!

加速ポンプ吐出タイミングからみたバルブ開度

下部に写真をつけておりますのでご確認ください。
①ツメの幅は1円玉2枚分で約3mmです。検証する為に分かりやすいので使用しています。
②吐出し始めのバルブ開度は1/4以上1/2未満です。
③セッティングマニュアルの影響範囲からしたら、1/2以上3/4未満で吐出開始になります。
④スロットル開度の幅のマーカーです。
という4点が前提的な内容です。
②の時にスロットル開度は1/2あたりです。
※動画で撮ってスクショを掲載しています。
バルブ開度が1/2の時のスロットル開度は3/4程度になります。
という事はスロットル開度1/2を超えた辺りで吐出をしていますから、
セッティングマニュアルの加速ポンプ吐出タイミングのX軸はスロットル開度を参照していると言えそうです。

動画で確認

動画で確認をすると加速ポンプの吐出はバルブ開度で1/4辺りなのが確認出来ます。
ツメの調整は約3mmです。
スロットル開度で言えば5/8で吐出する事になります。
結果として加速ポンプの影響範囲のX軸はスロットル開度を参照している可能性が高いです。
そして他のX軸も同様にスロットル開度を参照してセッティングマニュアルは記載されている可能性が高いと思われます。
加速ポンプの吐出タイミング

FCRセッティングマニュアルの影響範囲はスロットル開度か?バルブ開度か?おおむねスロットル開度だと思う。【まとめ】

上記していますのでどちらを意識する必要があるかというとスロットル開度です。
私が知っている2023/09現在ではFCRのセッティングの際にキャブ側のバルブ開度を意識する必要があるとは聞いたことがありません。
知っておいた方が良い事として、スロットル開度とバルブ開度は正比例していない事、
実際にスロットル開度を参照するとして明確なアナウンスが無い事の2点です。
FCRはリンクアームを介してスロットルバルブの開く速度が正比例にならないように設計されています。
FCRが急激に加速する原因はスロットル開度1/2以降で意図しないハイスロットルになるように、FCRがキャブ側で調整されているからかもしれません。
セッティングをする際にはスロットル開度に対してセッティングを行っていくようにご留意くださいませ。
あと5年経ってから開発元のケイヒンからスロットル開度ではなくてバルブ開度を参照していますと、アナウンスがあっても私は何ら責任はとれませんのであしからず。
それではシーユーアゲイン!

空燃比計の購入

後付けになりますのでワイドバンドのセンサーはBoshを使う事がほとんどです。
マフラーの溶接用のボスのサイズはM18×10 P1.5です。
マフラーの素材を選んで購入する必要があります。空燃比計をセットで購入した場合はスチール製が付属している場合もあります。CBX1000にはPLXのDM-6を使っています。CBX1000は52パイの丸形を使うと中央の電圧計とメーターを交換出来ます。
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