FCR-ラムエアフィルターを使用していれば雨天も大丈夫か?
CBX1000のラムエアフィルターについてです。以前に雨天でも直キャブで大丈夫か?という記事を書いた覚えがあります。 私が思う結論を先に書いておきます。 フィルターオイルを塗っていれば概ね大丈夫だと思います。 ↓過去記事です↓ FCRなどのレーシングキャブの場合ファンネル仕様での雨天走行は出来るのか?するべきか? 上のリンクでも書いていますが、好き好んで雨天走行をしません。 突発的な雨が降った場合のお話でございます。 梅雨時期に各記事かもしれないのですが、 最近フィルターを触る事がありまして、突発的に書いております。 バイクのエアフィルターは、 ①エアクリーナーボックス(ノーマル仕様) ②直キャブ(フィルター一切無し) ③パワーフィルター(ろ紙に金網を巻き付けた形状) ④スポンジフィルター(スポンジです。) 今回は④のスポンジフィルターが中心のお話です。 【フィルターオイルを塗っていれば概ね大丈夫だと思います。】 と上記しておりますが、絶対大丈夫というわけではなくて概ね大丈夫です。 少なくとも雨の中をFCRなどで好き好んで走る意味が私にはわかりません。 ※レースなどは除きます。 フィルターオイルを塗布している事が前提でのお話です。 私のCBX1000の場合は③パワーフィルターは使用しておりませんので、 今回の内容は対象外ですが、おおむね同義と言えると思います。 前提としてラムエアフィルターの場合で書いております。 それではレッツスターティン!
ラムエアという言葉
先に記載しておかなければならないのですがブログ投稿のラムエアとは、 ラムエア社製のエアフィルターの事を指しています。 語弊がないようにラムエアフィルターとは書いていきます。 他のブログ投稿の記事でラムエアと書いている場合は対手の場合はラムエアフィルターの事を指しています。 ラムエアインテークなど、エンジンの吸気システムを指す事もございます。 ご了承をお願いいたします。
フィルターを清掃してみれば分かる
ラムエアフィルターを洗浄してみれば分かるのですが、 フィルターオイルを充分に含ませている場合のラムエアフィルターは、 水を弾きます。 もう、この時点で雨天走行は大丈夫だなと思えます。 当然、雨と一緒にフィルターオイルが滴ったりして防水効果的な機能も限界はあると思います。 直接、大量の水が触れる状態になければおおむね大丈夫だろうという気にさせて貰えます。 他人が無責任に書いているブログの話です。 1番良いのはフィルターオイルを塗布したラムエアフィルターを洗浄してみることでございます。 自分自身でどの程度水に触れても大丈夫かということが判定出来ると思います。
フィルターオイルは必須か?
フィルターオイルの塗布を進められなかったことが過去にあります。 私はフィルターオイルの塗布は必須だと思っています。 ①火災防止 ②フィルターの耐久性の向上 ③防塵効果 上記の3点の理由で必須だと思っています。雨天の防水効果はそもそも、雨天走行を想定していないので理由には含んでおりません。 性能面でのデメリットは次のセクションに記載します。
エアフィルター装着の性能的なデメリット
正直な所エアフィルターを装着する事によって空燃比が変わったり、性能が低下したりする事は、 数値上では分かりにくいです。きっとあるとは思うのですが、目に見えては分かりにくいです。CBX1000では試していませんが、他のバイクではエアクリーナー仕様から、パワーフィルター仕様にした際には明らかなパワーアップがありました。 当然バイクのコンディションが変わるのでたまたまそのバイクについてはパワーアップしたのかもしれませんが、おおむねパワーアップすると考えてもよいと思います。 ラムエアフィルターを使用した場合の話です。 空燃比などの数値には派手に現れないのかもしれませんが、ファンネルの流速や空気を取り入れる効率などには影響があるかもしれません。 普通に考えて遮る物の有無しでは無い方が断然良いに決まってます。 エアフィルターを装着して性能が落ちないならレースユースの車輌もおおむねエアフィルターを装着して走行しているはずです。
エアフィルター無しでの耐久性でのデメリット
証明したわけではないのですが、エンジンに対してとてもではないですが、
健康であるとは言えないと思います。エンジンには大きなゴミさえ入らなければ良いというような考え方が正解ならメーカー出荷時にエアクリーナーボックスは装着せずにもっと簡易的なフィルターを装着していると思います。少なくとも平気な顔でエンジンを全バラ出来るメカニックなら直キャブでガンガン走っても問題はないと思います。
おおむねストリートユースでたまにぶっ飛ばしたいという程度あれば、最低でも何かしらのフィルターを装着しておいた方が吉です。
なお茶こし系のフィルターは茶こしの目を通り抜ける砂などが入るそうです。
ラムエアフィルターの致命的な弱点
火災のリスクが少々ございます。 キャブからのガソリンの吹き返しにより発火です。 フィルターオイルが乾いた状態になっていて、吹き返しのガソリンがたっぷりとスポンジに染み込んでいたら…。 バックファイヤーすると大変なことになります。 フィルターオイルは燃えないのですが、ガソリンは大変良く燃えます。 フィルターは定期的なメンテナンスが必須でございます。 特にフィルターオイルが切れたなと思ったら再塗布は小まめに行って損は無しです。
フィルターオイルのちょっと気になる所
スポンジに触れた際にフィルターオイルが付いてしまうという点でございます。 人によってはべたつくから嫌だという人もいると思います。 私はそんなに気にはしていませんが、フィルターオイルが手に付いた状態で他の物を触るのは嫌です。メンテナンスする時は手袋を使ったりする必要がございます。 また、走行中にズボンなどにオイルが付着したりするという事もございます。 もうそんなものだと割り切るか、オイルが付着しないようにガードを取付けるなど何かしらの対策を個人個人で行う必要はあるかもしれません。気にしないなら気にしないで別段問題があることではございません。
FCR初心者向け-可能ならフィルターをつけましょう。
直キャブにする時は確固たる信念の元に直キャブ仕様にした方が良いです。
訳も分からず直キャブなのと、訳も分からずフィルターを付けているのでは後者の方が断然有益です。今まで直キャブでノートラブルだから大丈夫という人もいます。
ラムエアは火災の原因になりやすいという人もいます。
あーだこーだというと何も出来ませんが少なくともバイクに対して優しいと思われる選択をして損は無いと思います。
ラムエアを装着して火災が気になってしょうがないならエアクリーナーボックスを装着してノーマルキャブレターにするしかございません。レーシングパーツを装着するという事は性能がアップするというメリットの反面どこかデメリットも必ずございます。私は、フィルターオイルを気にしながらラムエアを使用しています。直キャブでも火災は起こります。
どの仕様がどれ位火災になりやすいかは検証はしていませんが、
少なくともセッティングがまともに決まっていれば、バックファイヤーなど火災のリスクは下がると思います。
また、意識の問題で、キャブのあたりが焦げ臭いとか、走行中に軽めでも爆発音がしたので停車するとか、火が燃え広がる前に何とか出来るケースもあると思います。
FCR-ラムエアフィルターを使用していれば雨天も大丈夫か?【まとめ】
まとめなので、結論をもう一度書いておきます。 ・フィルターオイルを塗布していればおおむね大丈夫。 ・どの程度大丈夫かはエアフィルターを清掃した時に自分自身で感じ取ってください。 というコラムでございました。 ラムエアなどのスポンジ系のフィルターを装着しているライダー様は あえてフィルターオイルを塗布しないという方も稀に見かけます。 フィルターオイルは塗布した方がおおむねよいと思います。 1番驚いたのがフィルターの耐久性が断然違うという事です。 バイクは各人こだわりや考え方が分かれた利する所もあります。 というわけでラムエアも含めて色々書かせていただきました。 それでは皆様も冬場のバイクのメンテナンスをお楽しみくださいませ。 シーユーアゲイン!
CBX1000写真ギャラリー
ラムエアフィルターを含む写真を過去の投稿から抜粋して掲載します。
気になるアイテム
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ラムエアフィルター
ラムエアフィルターはオイル塗らないとパサパサになって崩れてきます。
ポチップ