FCRの同調と6連バキュームゲージ

CBX1000-FCR同調 FCR
CBX1000FCRメンテナンス
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FCRの同調と6連バキュームゲージ

バキュームゲージを6連にして、メーターの校正もしっかり取るという内容のキャブレターのブログ記事です。追加で新品の4連バキュームゲージを購入したけど開封してチェックした時からずれていました。
4連バキュームゲージを使っている方は普段使っている1番と2番を差し替えるなどすれば、
どれ位ずれているかすぐに分かります。今まで同調を取った時に何かおかしいと思っていました。
おかしいのはバキュームゲージだったという事です。
バキュームゲージは4連2つをちょっと加工して6連にしています。
4連が2つある状態です。合計8個ゲージがありました。
残り2つはメルカリで単品のゲージとして販売いたしました。
はっきり言って6連のバキュームゲージは需要がないのだと思います。

確認すること-これ大事

同調の前にアクセルワイヤーの張りと戻りを確認します。全開にした時に1番と6番で同時にスロットルバルブが全開になるかを確認します。スロットルワイヤーの張りで2股のFCRは全開時のスロットルバルブの高さを合わせます。
次に全閉め時の調整です。
テーパー定規でスロットルバルブの高さを0.5mm以内の誤差で合わせるようにします。
メインの同調についてです。同調スクリューと同調ナットを触って調整します。負圧が高い(-に大きい方)を0に近ずけたりしています。同調ナットと同調スクリューのどちらを触っても負圧が変化します。少しずつ変化を確認してください。また1番のキャブレターの負圧を変化させても他の気筒の負圧も変化します。
同調作業中にアイドリングが変化したらトップスクリューを触って適正なアイドリングに調整します。
上記の作業を繰り返して納得がいく状態になったら同調作業は終了です。
どうちょうの精度は完璧が望ましいですが、バキュームゲージの特性もありますし、エンジンは動いている物なので、バキュームゲージの黒目盛りで1mm程度の誤差までで私は作業完了ということにしています。
私のCBX1000はタコメーターの調子が悪くて、戻る瞬間に一瞬止まるような動きをします。
経年劣化ということで気にしないようにしております。
YouTubeにて動画

その他写真-一覧と解説

100円ショップで売っている注射器とホームセンターで売っているビニールホース手動で負圧をかけることが出来ます。どれくらいずれるか試してはいないけど、長さは全て同じにしておきます。
バキュームゲージはデイトナ製で針の付け根の軸を押したり引いたりすると調整出来ます。フタはドライバー使えば簡単に取れます。
押せば針は時計周りに校正されて、引けば反時計回りに校正されます。
出先でも作業前に校正を取るようにしています。ちなみに前までは4連バキュームゲージで同調を取っていたのですが、着脱の時間や作業の正確性を考えて6連に変更しました。
外でFCRの同調作業をする場合は扇風機が使えないので、時間との勝負になる事があります。

工具やバキュームゲージ点滴はバックパックに入れて移動しています。思ったより工具も少ないので同調やキャブのセッティングは女性にもオススメです。

FCRの同調と6連バキュームゲージ【まとめ】

同調はざっくりとしていて気にしない方もいらっしゃるみたいです。私のCBXのエンジンを修理してくださったチューナーの方が同調はしっかりとっておけと言われる方です。同調をしっかり取って損することはないので、最低でもトップスクリューを触ったり、キャブを着脱した時は必ず、同調を取り直すようにしています。また、私のFCRはアクセルワイヤーが2本引きの古いタイプなので、アクセルワイヤーなどを触った時も同調の取り直しを行うようにしています。山奥で同調を取るかレンタルガレージで同調を取っています。基本的に山奥では油温が高くなり過ぎると中止にしています。さすがにレンタルガレージのように扇風機を持って山奥に移動する事は出来ません…。私は最初に定規で図ってスタートしています。その他のやり方として、スロットルバルブに割ピンなどをはさんで同時に離れた瞬間にOKという方もいらっしゃるようです。完璧な制度で調整をしたいとは思いますが、割ピンでざっくりと合わせる程度でもよいのではないかと思います。私はついこの間まで、バキュームゲージが狂っていることに気づきませんでした。バキュームゲージ上では負圧は揃っているけど、実際の負圧は揃っていないという車輛は多々あるのではないかと思っています。
それでは!よいFCRライフを!シーユーアゲイン!

バキュームゲージの購入

キャブの同調には必須アイテムでございます。私のCBX1000はデイトナ製の4連を2セット購入して、
6連の状態にして使用しています。特に加工なども必要ありません。シンクロテスターが向いている車輌もございますので、バイクによって商品選択をしてください。
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