FCRセッティングの終わりにラムエアにフィルターオイルを塗布する

CBX1000-FCRエアスクリュー メンテナンス
CBX1000FCRメンテナンス
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FCRセッティングの終わりにラムエアにフィルターオイルを塗布する

FCR限定のお話ではないのですけど、FCRのセッティング中はファンネル仕様で試走することが多いです。理由はエアスクリューを回す時にラムエアフィルターを着脱するのが手間だからです。
今回はスクリューの調整がある程度終わりましたのでラムエアフィルターを装備する時に、
フィルターオイルを塗布いたしました。もう少し湿っぽくてもよいかなと思ったからです。
ちなみにラムエアフィルターですが、オイルを塗布した状態で装着して走行しても、
セッティングに影響があるようには思えません。
セッティングに影響が無いなら装着していた方が吉です。
全開域や高回転域になると差があるのかもしれませんが、ストリートユースでは体感が難しいと思います。
私はラムエアフィルターは常に付けておきたいと思っています。
エアスクリューを頻繁に回す事が分かっている場合のみ外すようにしております。
フィルターオイルは必ずつけた方がよいです。
ホリゾンタルキャブだとフィルターオイルがジーンズについてあまりよろしくないと言われるライダー
様もいらっしゃいますがそこまでべたべたするような感じでもありません。
あとはラムエアの寿命が延びます。フィルターオイルをつけないで使用していると、
吹き返しのガソリンのせいかラムエアが粉のように朽ちてしまいます。
プラシーボかもしれませんが、ラムエアの寿命を延ばすという点でもフィルターオイルは、
私はつけておくようにしています。

↓過去記事↓
FCR-ラムエアでのセッティング

フィルターオイルの塗布の仕方

大き目のビニール袋に入れてラムエアにフィルターオイルをつけてもみ込んでいます。
オイルを塗布した後にラムエアを痛めないように軽めに絞って終了です。
洗う時は中性洗剤で洗っています。常にオイルで湿った感じがあるような状態を保つようにしています。スプレータイプのフィルターオイルもあるので、車体につけたまま塗布しても良いかもしれませんが、着脱しにくい物ではありません。
車体から外してから塗布した方がまんべんなく適量に塗布が出来ると思います。

FCR初心者向け-ファンネル仕様=直キャブ仕様にしない、茶こしも×

まず茶こしフィルターも×です。細かい砂やほこりが入ります。
キャブやエンジンの寿命を極端に縮めるらしいです。
1度でもFCRのオーバーホールをした事がある方はエアフィルターを付けようという気になると思います。
エアフィルターを取り付ける事に敏感でない人は、
エンジンを平気な顔でしょっちゅう分解している人かFCR初心者のどちらかです。
特にFCRやTMR、CRキャブレターを付けている車輌は旧車と呼ばれる世代のバイクがほとんどです。
レースをするわけでも無いならエアフィルターを付けるべきです。
キャブが無いからFCRを付けている人もいると思います。
エンジンパーツも少ない事を考えるとエアフィルターを付けるべきです。
メーカーもエアフィルターが無い状態をよしとするなら、エアクリーナーボックスを50年前から使用していないと思います。長期的に考えるとファンネル仕様は相当にエンジンにダメージがあるのだと思います。もちろん雨や水などの侵入トラブルを防いだりもあると思います。
茶こしフィルターもやめた方がいいです。細かい誇りが入って研磨剤のような効果を出しています。
茶こしフィルターが優秀ならメーカーも初期装備していると思います。
ちなみにCBX1000はキャブレターのピッチが狭すぎて、ファンネルをカットしないとラムエアフィルターが使えません。アルミファンネルはオシャレアイテムとしてここぞという時にだけしようしてください。フィルターの取付は初心者だから知らない知識になります。
先述しましたがキャブレターをオーバーホールした事がある人はフィルターを付けようと思うはずです。お金で苦労せずに全て解決している場合はあまり気になりませんが、私は自分で分解して自分でオーバーホールしてFCRを使えるようにしています。ボディの摩耗も嫌ですし、エンジンが壊れるのも嫌です。知らないうちからエアフィルターの装着を強くお勧めいたします。

エンジンやキャブが壊れたり調子が悪くなる理由

FCRで言えば、スロットルバルブのベアリングあたりのスライド部分に細かい砂などが入るとボディの寿命を縮めると思います。
エンジンで言えばシリンダーに傷が入ったり摩耗を促進させるかもしれません。
FCRの中に虫の死骸や細かい砂が溜まっているのを見たらヤバイなと実感出来ると思います。
少なくとも夏場にバイクや車のフロント部分につくゴミや虫などを吸い込んでいる可能性は大です。
それを数年間、数万キロ…繰り返すという事を考えてみてくださいませ。
少しゾッとすると思います。

FCRセッティングの終わりにラムエアにフィルターオイルを塗布する【まとめ】

バイクに関してだけではないのですけど、判断の基準や物事の選択を迫られた時は、
多数決か、トップクラスの仕様と合わせればよいです。
今回のフィルターの取付についてはレーシングキャブレターを自身で触られている方のほとんどが、
装着していると思います。対してドレスアップ的に装着している車輌は直キャブのままだったりします。オーナー様の考え方やショップの考え方にもよると思いますが、
取付をしてマイナスがあるような物ではございません。
なかには何万キロも直キャブで走行してノートラブルというバイクもあるかもしれません。
トラブルが出たら生物のように掘っておいたら症状が落ち着くということもございません。
末永くバイクに乗られようとされる方は是非ともエアフィルターの装着をご検討くださいませ。
それではシーユーアゲイン!
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