FCR-ラムエア装着時のセッティング
先に書いておきますがファンネル仕様のバイクの方が吸入効率は圧倒的に良いとは感じ取れます。 実際にセッティングの面で言うとストリートメインであればフィルターの有無はあまり関係なさそうというお話でございます。 FCRのセッティングをしていると必ずぶち当たる問題、ラムエアやファンネルの特性。 付けた方が良いのか?つけなくてもよいのか? メリットやデメリットは?今回はそんな疑問に普段からラムエアフィルタを使っているライダーとしてコメントをいたします。正解ではないと思いますけど、一つの意見や考え方として信憑性はあると思います。個人の主観で書いています。間違いなどもあるかもしれませんので自己責任でお読みください。 私なりのラムエアの有無でのセッティングに関しての結論を書きます。 ①ラムエア有無で空燃比に大きな変化無しです。 ②ストリート領域でラムエア有無でセッティングを変える必要は無い 吹け上がりなどは目に見えて違いますがストリートで使用する分には大きな変化があるとは言いにくいです。エンジン保護のメリットの方が大きいと言えます。 私はエンジン保護の観点からASのセッティング時以外はラムエアを装着しております。 その他の事については説明しながらゆっくりと書いていきます。
全開域でパワーに影響があるのかも?
エアクリーナーを取り外したり、原付クラスでパワーフィルター仕様にしたりすると、 吹け上がりやパワー感は体感出来るほどに上がります。 全開域ではそれなりに大きな変化はあるのかなと思っています。 全開域で数馬力あがってもしょっちゅうサーキットでスロットル全開で走行をしていないと違いは分りにくいかもしれません。
3年使用のラムエアフィルター
ラムエアフィルターは清掃した状態です。3年は軽く使っている状態です。
ラムエアを付けるとセッティングを変更すべきか?
私はラムエアの有無でセッティングを変更していません。 私のCBX1000はラムエアの有無でセッティングを変更していません。 付けていても付けていなくてもセッティング自体の変化は体感しにくいです。 回転数や速度が上がっている状態で大きな変化があるのかもしれませんが、 現在の私には感じ取る事が出来ません。 結果として私のCBX1000はほとんどの場合でラムエアを装着しています。 目には見えませんが、ほこりがエンジンの中に混入しない点だけは間違いがないと思います。
フィルターオイルをつけるとセッティングの変更は必要か?
ラムエアにフィルターオイルをつけて走行に変化があるか? 私は特に変化は感じる事が出来ません。 変化を感じる事が出来ないのでフィルターオイルはラムエアに染み込ませています。 たっぷりと言うレベルで染み込ませています。 フィルターオイルで違いがあるか? 違いは感じる事が出来ませんでした。 ・ラムエア純正 ・ワコーズ ・K&N それぞれ試しましたけど、違いは感じられません。 という結果からフィルターオイルは塗布してラムエアフィルターを使用しております。
フィルターオイルの効果
①集塵効果 ②雨天の対策 ③火災の対策 ④劣化対策-ラムエアの寿命が延びる 順に解説していきます。 ①集塵効果 についてはその通りでデメリットもオイル塗布の手間がある程度です。 ②雨天の対策 については確かに水を弾いています。わざと水をかけて実験をしたり、 極端な雨天時には走行をしていません。しかし、私のCBX1000の場合は小雨程度で走行不能になったことはございません。 ③火災の対策 についてはフィルターオイルを塗布する最大の目的だと思います。 絶対ではないけど高いレベルで防炎効果があるのではないかと思います。 塗布の方法や最後に塗布をしてからの期間、環境などに左右されるケースが あるので、絶対に大丈夫と言う風にメーカーは言えないのだと思います。 おおむね①から③はよく見られる効果だと思います。 ④劣化対策-ラムエアの寿命が延びる について最近比較する機会がありましたので、記載しておきます。 ガレージ保管のバイクでラムエア使用歴1年、フィルターオイル無し。 ラムエアが粉のようになって朽ちていました。 CBX1000でガレージ保管のラムエア使用歴3年、フィルターオイル有。 ラムエアは現役です。 使い方や保管状況、車輌の特性にもよると思いますけが、 私のCBX1000もフィルターオイル無しでの使用は、短期間でラムエアフィルターが 粉のようになって朽ちていました。
ラムエアフィルターデメリット
太ももにフィルターオイルが付着するという点が分かりやすいと思います。 その他にもフィルターが燃えてしまう事があるので注意が必要です。 ガソリンの吹き返しにバックファイヤーで火が付くなどは気にする必要があります。 考え方や程度によりますけど、かなりセッティングがずれている状態やオーバーフロー する寸前だった場合など、いくつかの不幸が重なって起きる物だとは思います。 楽観視するべきではありませんが、セッティングが決まっていない、FCRの調子が悪いなどの時は 注意が必要です。セッティングが決まるまでの短期間はファンネル仕様にしておくのもありかもしれません。私はASを連続して長時間触る時はファンネル仕様で走行しております。
FCR-初心者向け-フィルターはつけよう!
初心者の方はFCRを購入してショップに着けてもらったりするケースは多いと思います。 納車されたら、すぐに何かしらのフィルターは付けるべきだと思います。 少なくとも自分で1度でもFCRを着脱して自分なりに清掃をした事が ある人は直キャブでバイクに乗るかは多少は悩むと思います。 壊れるまでバイクに乗った事はありませんが、大なり小なり確実にエンジンにダメージを与えているか異物混入のリスクがあがったりしていると思います。 よく考えてみるとメーカー出荷時のバイクのキャブレターには必ずフィルターが付いています。 例外としてエンジンをお気軽に分解するようなメカニックの人は直キャブでブイブイ走っています。例外その2としてはバイクが壊れても、 お金ですぐに対応が出来るような方は直キャブ仕様です。 例外のライダー様にはお目にかかる事はございません。
FCR-ラムエアでのセッティング【まとめ】
試走でしか分からない事は有ります。逆に試走では分からない事もあると思います。 今回のラムエアの有無が試走では分からない違いだと思います。 ダイノジェットに乗せて測定して分かるような物だと私は思い込んでいます。 10代の頃に原付でエアクリーナーボックスを取り外したり、直キャブ仕様にしたりして、 体感できるほどパワーがあがった覚えがあります。少なくともラムエアを取り外す事に よって体感が難しい領域でパワーは上がるのだろうなと思っています。 エンジンを簡単にメンテナンスする事が出来ない方はエンジンを保護するような施策はするべきです。 一度自分でラムエアフィルターを清掃してみると汚さに驚く事は間違いありません。 私なりにラムエアの有無について記載しました。 メリットデメリットも含めてエンジン保護について考えていただければなと思います。 それでは、よいFCRライフをお過ごしください。 シーユーアゲイン!
気になるアイテム
DIYライフにお役立てくださいませ。値段の比較がしやすいようにリンクを設定しております。 各ショッピングモールに絶対にあるとは限りません。ボルトナットやゴム類はアマゾンだけでしか取り扱いが無いケースが多いです。各モールのリンク先から色々検索も出来ます。
ラムエアフィルター
ラムエアフィルターはオイル塗らないとパサパサになって崩れてきます。
ポチップ