FCRセッティング-エアスクリューとパイロットスクリューの調整と同調を行う-22/10/27

CBX1000のFCR同調作業 FCR
CBX1000FCR
この記事は約5分で読めます。

FCRセッティング-エアスクリューとパイロットスクリューの調整と同調を行う-22/10/27

気分転換に同調を行ってきました。
まずは冷間時の始動性をみます。空燃比は13.5程度です。エンジンが温まってから、
もう一度始動性をみて、開け閉めをします。後日、始動性が悪くない状況で、
発進時も問題ないようならパイロットスクリュー周りの調整は終了でございます。
エンジン温めながら、山奥に向かって走行します。
エンジンがある程度温まったら、同調作業開始です。
すでに同調はある程度取れているので、同調を行うというよりは確認や微調整といった程度です。
今回はせっかくなので、アイドリングを気持ち低めにして同調を取ってみようということを
テーマに作業を行いました。
余りにもアイドリングを低くし過ぎるのは良くないので、自分の体感でいつもよりちょっと低いかなという程度です。
理由は特にありませんが、油温が低い時にはスロットルを上げ気味にして対応をすればよいかなと考えています。冷間時にスタートした時にギリギリですが、アイドリングを保てる程度にアイドリングを調整していたので、冷間時はスロットルを手で調整しようという風に考え方を変えました。
正確にエンジン回転数を見れない状況は良くないなと思っています。

FCRの現在のセッティング

【現在のセッティング】
SJ-48
AS-1.35分
PS-1.15分
JN-90FXM#3
MJ-130
加速ポンプダイヤフラムKLX250
加速ポンプ吐出タイミング1.6mm
ASウオタニSP2-点火【1】

パイロットスクリューを全開より締めました。
スロットル開度が全閉めからちょい開けは濃い分には問題ないような気がしてしるのですが、
濃過ぎも気持ちが良い物ではないので、エンジンが温まっている状態で空燃比が13.0を切る位にしています。キャブドライバーを持っていなくてパイロットスクリューの調整が上手く出来ない頃に、
キャブレターを着脱しながら試走を繰り返してスロットルの低下度を決めていました。
毎回、近い空燃比になるのですが、調子がいいなと思える空燃比は13.0を切る程度でした。
というわけで目視で12.5~13.0に収まるように調整をしました。
何回やっても同じ空燃比になるという事は自分の中ではその空燃比のスロットル低開度が合っているのだと思います。

試走した感想

現在は加速ポンプの効きをスロットル開度3/8程度から効くようにしています。
その分、1/4までのジェットを濃い目にしています。
スロージェットを48にしています。
感想としましては、スロットルを開けるのがちょっと怖い位に加速してくれます。
スロットルを開けたら開けただけ加速してくれるという感じです。
いままで加速ポンプが効き過ぎていたのだと思います。
また、ハイスロを入れたせいで、今までならじんわりと吐出されていた燃料が、
一気に吐出されているのかなと思ったりもしています。
最近は意識的にスロットルの操作を雑に行っています。
思ったようにスロットルを開けて、ストレスが少なく加速してくれればなよいなと考えています。
スロットルを急開した時に空燃比が濃い数値を示して吹け上がりがもたつく症状は、
おおむね解決したような気になっております。
次あたりからは、全開走行も意識して試走をするようにしたいと思います。

FCR-初心者向け-計器類がおかしいなと思ったら疑う

私のCBX1000は空燃比計を装着しています。CBX1000はアナログ電圧計がデフォルトの装備です。
私が今まで、出会ったトラブルでメーター類がおかしいなと思ったらやはりどこか壊れているか調子が悪いかです。例を3つ記載します。

①電圧計が妙に降下する。
ジェネレターが壊れていました。リビルドに出したのでどこがどのように壊れていたかは不明です。
②空燃比計が急開時に異常に濃い値を示す
ハイスロの効果で加速ポンプが効き過ぎでした。セッティング的な原因ではありません。
③バキュームゲージで同調を揃えてもおかしい
バキュームゲージの各気筒ごとの校正が取れていませんでした。

FCRのセッティングに直接関係ないかもしれません。
ただし、メーター類は何かおかしい事のヒントを与えてくれています。
メーター類が気になるという事は、
気のせいでは無くておおむね何か不調を察知してくれていると思った方が良いです。
大したことでなくても後日、原因が分かる事もありますので、
メーター類の動きが変だなと思ったら頭の片隅に記憶しておくと幸せになれるかもしれません。

作業写真

慣れてくるとコンビニにおにぎりを買いに行く感覚で同調作業をするようになります。

FCRセッティング-エアスクリューとパイロットスクリューの調整と同調を行う-22/10/27【まとめ】

プロからまれにお話や意見を聞く機会があります。
同調は取るべきだけど頻繁に取らなくても大丈夫というプロもいらっしゃいます。
私もそこまで気にしなくてもいいような気がしています。
私のCBX1000のエンジンを直してくださった先生が同調はとにかく取っておけとおっしゃられていました。限度があるとは思うのですが、可能な限りは同調を確認するようにしています。
私の場合ですが、意識していないだけで色々な小さな発見もしているとは思います。
少しずつ時間を見つけながら気分転換程度でもFCRを触っていくようにして参ります。
皆様も楽しいFCRライフをおすごしくださいませ!
それではシーユーアゲイン!
タイトルとURLをコピーしました