中古バイクを買いたい-中古バイクと旧車(絶版車)は別物です

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中古バイクを買いたい-中古バイクと旧車(絶版車)は別物です

お悩み相談というわけではないのですが、若いお兄さんから、

『中古のバイクを買いたい』

と相談を受けます。私はバイク屋さんではありませんので、

『まず、車を買った方が女子にモテる』

と応えます。私は車屋さんではありません。

鋭い人は勘づくと思うのですが、
バイクが欲しいのか?
旧車世代のバイクが欲しいのか?
安いバイクが欲しいのか?

ふわふわっとしている質問でございます。
よく分からないから、詳しそうな人に相談するから行動としてはおかしくはありません。
ここ5年程度でバイクの中古車市場も相場観が異常に高騰していて、
最近は値段が下がる兆候があるかなと思えるようになりました。

色々な情報が出回っていて、
バイク=高い
という風に思っているのかもしれませんし、
旧車=中古車
という風に思っているのかもしれません。
旧車=中古車で間違ってはいないのですが、
中古車の中でも人気の絶版者というジャンルがあります。
現在のバイク市場において、中古車は新品でないから安いという考え方は通らない場合があります。
バイクに関しては需要が供給に追い付いていない状態なので、すぐに購入できる中古車は、
新車より高値で売買されるケースがあります。
メーカーは新車に希望小売価格を設定して量産をしているので、需要に対してプレミアムな価格を付けることが出来ません。こういった事情が中古車価格が高騰した原因だと思われます。
KawasakiのZ900RSなどが良い例でございます。

前置きが長くなりました。
中古車市場の話をするのではなくて、旧車と呼ばれる世代のバイクと、
中古車は少々取り扱いが違うのでご注意くださいというような小噺をコラム的に書いていくというのが今回のブログ投稿のテーマでございます。
高い安いの話も出て来ますが、なぜに高いのか?安いのか?という話は良く考えれば分かる事ですから軽めにしておきます。
端的に書けば、新車と中古車の違い。中古車の中にもいくつかジャンルがあるよというようなお話になります。
投資的な考え方で価値を付ける話でなくて、バイクに乗る事を前提に話を進めていきます。
それではレッツスターティン!

新車と中古車の違い

バイクに関して新車という状態は未登録のバイク、又は未走行のバイク、人の手に渡っていないバイクなどを通常は指すと思います。
まれに倉庫の隅に保管されていた40年前の未走行のバイクなどのニュースも見ますが、
言葉で言えば新車ですが、通常の考え方でいうと新車ではなくて、40年間放置されたバイクとなります。
メーカー出荷時から状態が同じでさほど時間が経っていないバイクを新車及び新古車というと思います。
そもそも40年放置されていたバイクはすぐに乗る事が出来ませんし、
定期的にエンジンを始動したとしていても、オイル類や塗装、ゴム樹脂の劣化は保管状態にもよるでしょうが必ずあります。
そして中古車ですが、
人の手に渡り幾分か走行をしたバイクのことを指します。
供給が需要を上回っている事を前提にすると中古車の方が新車よりは通常は安くなります。
メーカー出荷時が劣化のない最高の状態なので、新車と比べると価値は落ちるのが普通の考え方になります。上記しましたが、需要と供給のバランスが崩れているバイクに限っては中古車の方が高い場合があります。

中古バイクというジャンルの中に旧車(人気絶版車)がある

今回のブログ投稿のメインとなるセクションだと思います。
中古車の中でも、
1970年台以降程度からの大型バイクについては、プレミアムな値段がついているバイクがほとんどです。
人の手に渡った中古車という考え方や供給が多数あるという考え方は別物となります。
バイクの場合はさらに特殊な一面があります。
古いバイクはコンピュータ制御やインジェクションが搭載されていないアナログ要素が非常に強い乗り物となる場合が多いです。
現在では排ガス規制の都合上で絶対的に新車を販売してはならない、
形式のエンジンが多数あります。そういった事情でバイクの旧車市場は高騰をしている側面もあります。当時何でもない、普通に販売されていたバイクがプレミアな価格で取引されているのが、
旧車市場というわけでございます。
1年落ちでも10年落ちでも限定車は価格が高騰します。
現在でも販売されている形式のインジェクション仕様のバイクはその車輌については販売されていませんが、同様の形式の最新バイクが販売されているので中古車としてプレミアがつくというような傾向は2023年の段階ではありません。
プレミアがついているバイクの傾向としてはエンジン形式とキャブレター車という点がございます。
1995年以降の大型バイクの免許が教習所で取得出来るようになって以降に国内で販売されたバイクは、出荷台数が非常に多いのでキャブレターのバイクでも高くはなりにくい状態になっていました。
しかし、1970年台のバイクが高騰しすぎて手に入らない状態が飛び火して1990年台のネイキッドタイプのバイクは400ccのバイクなども高騰している傾向はあります。
おおむね丸目ヘッドライトのバイクでツインショックのネイキッドスタイルで4気筒のバイクやカワサキ車のバイクは中古車を手に入れようとしても10年前とは比べ物にならない位の価格で販売されている傾向があります。どちらにしても名車と呼ばれた古いバイクは旧車と呼ばれる世代でなくても、
現代では新車が手に入らないキャブレター仕様のバイクはお安く購入することは難しい傾向にあります。

旧車は修理受付や保障の対象外のケースもあります。

しっかりとしたお店で購入しても修理や保障をしてくれない場合があります。
受け付けてくれないというよりも対応不可というケースです。
パーツの入手が難しい場合や故障個所や故障候補の特定が難しくなるケースがあるのでそう板状況になると思われます。
対応出来ない商品を売るなよ…
と思われるのですが、対象外のバイクだとしても需要の方が高いので、
購入したい人は多数いるという状況でございます。

旧車には走行距離の概念は当てはまらない場合があります。

走行距離は中古車を購入する時の一つの指標になります。メーターの交換やエンジンのオーバーホールをしている場合は走行距離が当てにならない場合があります。

ヤフオクで中古車の購入を検討してみる。

お店の対応がいまいちな場合ですが、自己責任でヤフオクなどで購入するという方法も、
検討出来ます。
値段がだとうかどうかはご自身で判断するしかないと思います。

店頭での販売価格を調べる。
オークションでの販売価格を調べる。
買取査定での最高額を調べる。
総合的に調べてみて妥当な落札価格を自分なりに考えてから落札してくださいませ。
オークションだと逆にストアとして出品しているIDの方が多少怪しいバイクを売っている様な感がつよいですが、中にはマニアの方がちゃんと整備している車輌を手放すというケースもございます。

中古バイクを買いたい-中古バイクと旧車(絶版車)は別物です【まとめ】

中古だからとにかく安いという10年前の考え方は現在のバイク市場では通用しない側面があります。
新車でメーカー希望価格で買うのが1番安定しているような感もあります。
コロナや世界情勢の不安など様々な要因で需要と供給のバランスが数年前と比べて激変しております。さらにあと10年すると排ガス規制のあおりでガソリン車の立ち位置がまた激変するかもしれません。というわけで中古車市場のお話でございました。
これから、初めてバイクを買う方や久しぶりにバイクを購入しようという方のちょっとした参考程度にでもならばよいなと思います。それではシーユーアゲイン!

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