エンジン異音-排気漏れ

CBX1000-ヘッドカバー外し メンテナンス
CBX1000メンテナンス
この記事は約4分で読めます。

エンジン異音-排気漏れ

排気漏れを修理した時の動画を含むブログ投稿です。
トラブルシューティングは原因を探す方が大変という良い事例。
ブログを書いている時点で答えが分かっているのですが、
答えを知るとあっさりと直るけど、答えを知らないといつまでも直らない。
もしも、経験値の高い先輩などが居たら割とあっさりと解決した事例です。
少し前の写真になりますけど、以前からエンジンの音が変だなと思っていました。
パタパタと叩くような音がずっと聞こえます。低回転域でおおむねアイドリング中がとてもひどい
状態でした。元々、メカノイズやクラッチなどから経年劣化で異音がしやすいエンジンと言われていますけど、明らかに不調な音がしていました。
時間と手間がかかった非常に典型的な事例で一度でもこういった症状に当たっているとあっさりと
解決出来た事例だと思います。
タイトルにおおむね答えは書いているのですけど、順を追って写真と共に解説を入れていきます。

YouTube-異音の状態

パタパタと音がすると思います。ビフォーアフターとまではいかないです。ビフォーのみです。同じ症状が出ている車輌のトラブルシューティングのお役に立てるかもしれません。

ヘッドカバーを外す

チェーンや回転するような物が異音の元となっていると思ってヘッドカバーを外して、
確認しましたが特に何かが接触しているような様子はありませんでした。
ヘッドカバーの裏面にも怪しい傷もありません。

前月にマフラーを外した

CBX1000-エキマニ
CBX1000-エキマニ
CBX1000-6気筒エンジン
CBX1000-6気筒エンジン
前の月にマフラーに空燃比計の測定用のボスを追加した事を思い出しました。
そこでエキパイの銅ガスケットを交換しました。
直りました。いままで悩んでいたのがウソだと思える位あっさり直りました。

トラブルの傾向

最近のトラブルの傾向としては主に2通りあります。
①経年劣化
②交換や整備から派生する人災
と概ね2点でのトラブルが多いです。
①については電装系のトラブルが多くて経年劣化による摩耗やサビなどが非常に多いです。
②についてですが、先日はジェネレターのリビルドを外注しました。
リビルドしたジェネレターにボルトの締め忘れがあってトラブルを起こすなど、
確認不足だったり、取付ミスだったり、どこかを触った事によって別の所が徐々にトラブルを起こすというような事が多々ありました。気を付けていれば対処しやすいです。
そして、良くない傾向として同時に複数の作業を行うという点を注意しないといけないなと思っております。1回に付き1か所の作業であれば、不具合が出た時に究明しやすいのですが、複数同時に作業をすると原因にたどり着くまでの容疑者が増えるケースがあります。
ジェネレターを交換した際には同時にオイルを交換してその際に添加剤を入れたので、
添加剤が原因かなとオイルを抜きなおして様子を見たりしました。
答えを知れば全く関係のない作業でした。

原因究明にはお金がかかる

見出しの通りトラブルの原因究明には時間やお金材料費がかかります。
オイルを抜かなければならないなら、オイル代もかかります。
今回はレンタルピットの費用だけで済みましたけど、プロに頼めば当たり前の工賃がかかるか、
原因究明の費用は無しで銅ガスケットの交換費用のみで済んだかもしれません。
経験値が高い人は逆に他の症状も疑ってピンポイントで原因までたどり着けなかったかもしれません。どちらにしても古いバイクに乗るという事はトラブルが起きた原因を探すだけでもお金がかかりますよという事が言いたい次第でございます。

エンジン異音-排気漏れ【まとめ】

経験って大事だなと思いました。また、経験者に相談できる環境にいるエンジニアを羨ましくも思いました。少し基本的な事で前回触ったとこはどこだ?からSNSで質問をしてみたりして、そういえばマフラーを触ったよねと思い出しました。完全に意識の外にある場所でした。
原因が分かればあっさりと直せる項目です。トラブルシューティングが大変な事例でした。
私にとっては非常に大変で難しい問題でしたけど、似たような事例を1度でも体験しているエンジニア様などはすぐに気付けたのだろうなと思ってしまいます。
本当は整備ってやりたくはないのですけど、これからの時代は整備も少々は出来るようにしておかないと乗り物の維持も難しくなってくるのだろうなと思います。
それでは皆様も一流のサンデーメカニックを目指して頑張っていきましょう!
シーユーアゲイン!

エンジンオイル一覧

エンジンオイルの一覧です。CBX1000ではモチュール300vの15w-50を使用しています。
バイクはおおむね10w-40の傾向が強いです。古いバイクと夏場は粘度高目と覚えておいてくださいませ。化学合成油や鉱物油など気にしない場合でも末尾の数字の【30】【40】【50】にはご注意ください。値段と性能は比例します。高い分にはトラブルに関しては心配はないのですが、安すぎるとなんだか不安になってしまいます。そういった点で言えば、ホンダウルトラや値段やメーカー純正な点を踏まえても使いたい候補にはあります。

モチュール

バイク用オイルと言えばモチュールの感が強いです。。人によってはモチュール以外のオイルは使いたくないという人もいます。エンジンオーバーホール済の旧車に入れている人が多いです。
OH済のエンジンはおおむね15w-50を入れていて夏なら10w-40を使ってもよいかなという感じです。
モチュール300V 15w-50 4リットル
モチュール300V 10w-40 4リットル
¥11,790 (2024/12/07 12:29時点 | Amazon調べ)

ホンダ-ウルトラシリーズ

メーカ純正で安価な部類のオイル群です。G1-G4までで数字が大きいほどグレードがあがるという考え方でよいかなと思います。純正志向の方などはホンダ純正オイル以外は使いたくないという方も多いです。安価だし値段は高くないしプラス面も多いです。ホンダは少し変わっていて全体的に粘度が低めです。E1は鉱物油です。早いサイクルでの交換や鉱物油派の方におすすめです。
ウルトラ G1 5W-30 1L
ウルトラ G2 SL 10W-40 1L
ウルトラ G3 SL 10W-30 4サイクル1L
ウルトラ G4 SL 0W-30 4サイクル1L
E1 SL 10W-30 4サイクル1L

メーカーHP

ヤマルーブ

昨今、評判の良いオイル。実際に使ってみてよかったという人には数名はお会いしました。静かにファンを獲得しているような気がします。他のオイルメーカーと比べて尖ったような特徴は謳っていませんが、本当に何だか良いオイルという感じでした。プレミアムとRS4GPではRS4GPの方がグレードが高いオイルです。
ヤマルーブ プレミアムシンセティック MA2 10W-40 4L
ヤマルーブ RS4GP 4L 10W-40 MA2 化学合成油

ワコーズ

ワコーズ製品を使って感動を覚えた人も多いはず。ケミカルはこれをつかっておけという位は日本で普及しています。バイク用か車用かの差異はなさそうなのですが粘度などを気を付けて購入してください。
PRO-S50 プロステージS 15W-50 E245 4L

Kawasaki-冴速-冴強

粘度の違いに気を付けてご購入ください。900RSの大ヒットでシェア率もあがっているし、評判も良いオイルです。違いはオイルの粘度です。特に指定やこだわりが無い場合は、10W-40 冴速をおつかいください。
冴強 10W-50 1L×4本セット J0ELF-K011S
冴速 10W-40 4本

シェルShell-アドバンスド

自社でオイルの精錬工場を持っていて天然ガスからオイルを作っている…使ってみたことはないのですが、非常に気になるオイルです。さすがに高い…が試してはみたいです。
シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 15W-50(SN) 412233193-1
シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 10W-40(SN) 412232193-1
SHELL ADVANCE(シェルアドバンス)
¥3,126 (2024/12/02 16:21時点 | Amazon調べ)
タイトルとURLをコピーしました