FCR-大型(ラージボディ)、小型(スモールボディ)の違い-交換頻度の指定がなぜか倍も違う…

FCR浮動バルブ CBX1000
CBX1000FCR説明書・マニュアル
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FCR-大型(ラージボディ)、小型(スモールボディ)の違い-交換頻度の指定がなぜか倍も違う…

過去の投稿でもちょこちょこと書いて来たのですけど、
最近見つけた、これちょっと変じゃないというようなFCRキャブレターの大型(ラージボディ)、小型(スモールボディ)の違いについて書いていこうと思います。
ちなみに私はラージボディのFCRを取り扱った事がないので、
セッティングマニュアルやカタログを見てから記載しています。
話を戻しますが、最近見つけた、これちょっと変じゃない?
という点について書いていきます。
セッティングマニュアルの19ページの3.定期交換品でございます。
浮動バルブ(含ゴムシール)とあるのですが、ラージとスモールで交換頻度の指定が倍ほど違います。
大型バイク、小型バイクといういみでは無いと思います。
マニュアルに記載している内容なので、安全マージンを保っている内容だと思います。
実際にゴムシールことリップしーるについては弾力が無くなれば交換するべきです。
浮動バルブについては最下部が削れてきます。コーティングが剥げたりもすると思います。
浮動バルブが削れて薄くなって砕けて金属片が燃焼室に吸い込まれてピストンに突き刺さると、
エンジンはジエンドでございます。
目視で確認してセッティングマニュアル以上の距離や期間を運用するのも有かもしれませんが、
その辺りは自己責任でございます。
セッティングマニュアルに記載されているについて書きます。

大型;1シーズン又は1万6千km走行ごと
小型;2シーズン又は3万2千km走行ごと

用途は同じですが、サイズ違いで共用は出来ないパーツです。
多少であれば交換頻度について差異があるのは納得出来ますが、
倍違うという記載はどうにもパッと見ですが納得がいきません。
納得がいかないなら実際にラージボディのFCRを導入して検証してみるしかないのですが、
現在の私の環境では不可能です。
そもそも、用途は同じパーツなので交換頻度が倍違うという事は素材から違うのかなと思えます。
厚みや面積などその他の要因もあるかもしれませんが、なんだか不思議な気持ちになりました。
というわけで、今回は定期交換部品の交換頻度の指定が違うという点について憤りを感じてしまった事について記載いたしました。
この辺りで終わりになると少々寂しいので、過去の投稿にも書いているのですが、
ラージボディとスモールボディの大きな違いのジェットニードルについてさらっと書いていこうと思います。
FCRセッティングマニュアル
FCRセッティングマニュアル
大型バイク、小型バイクという意味では無いと思います。

ラージボディはジェットニードルのテーパー角が選べない

ラージボディとスモールボディでジェットニードルの規格が違います。
共用不可です。
ジェットニードルはセッティングマニュアルには1万種類とあるのですが、
実際にはジェットニードルは定番ストックで
スモールで71種類
ラージで64種類
合計135種類程度です。
定番ストック以外の在庫は現実的には手に入らないと思ってもよいです。
定番ストックですら現在は在庫があるか怪しいです。

↓色々と確認出来ます↓

FCRのセッティングを自分でして驚いた瞬間-ビギナー向け-失敗編2/3
中編になります。FCRのセッティングというよりもCBX1000のFCRのセッティングというようなブログ投稿になっております。もちろんSRのFCRのセッティングをされている方にも参考になる部分はあるかもしれません。
さらにラージボディはテーパー角が【E】【F】しか選べません。 スモールボディは【D】【E】【F】【G】が選べます。 90FTM#1 と 90GTM#3 がその部分だけ見ると同程度になる様子です。切り上がりが足りない時にテーパー角を変更するという手法も取れる様子です。厳密にはその他の部分のセッティングもかなり変更する必要があるとは思います。 その他の違いでいうと、ボディ形状の違いから一部ゴムパーツが違ったりファンネルの規格も違います。

ラージボディとスモールボディのシェア率

個人的に思うシェア率はラージボディの方が多いと思います。
理由はSEPベアリングガイドを注文した時の在庫数と実際に道の駅で見かけた時のパイ数で見ています。おおむね、国産バイクはマルチシリンダーな傾向が強いです。マルチシリンダーで33パイ以下のFCRを装着しているバイクは400cc前後位までです。
750ccのバイクに33パイのFCRを導入してもよいのでしょうけど、35パイと37パイの口径の選択肢がある場合がほとんどです。これについては人間の心理的にも大は小を兼ねると言いますか、
大き目の口径を選ぶ傾向が強いのかなと思います。そもそも最高速を出すという事が目的のパーツですから可能な範囲で出来るだけ大きな口径のFCRを装着するという事は至極当然かなと思います。

FCR初心者向け-口径の選択

33パイ以下がスモールボディで、33パイより大きいサイズがラージボディです。
口径の選択は小さい方がセッティングが出しやすく操作感やレスポンスも良いらしいです。
口径が大きいほどピークパワーが出やすいですが、大き過ぎるとどうにもキャブとして取り扱いが難しくなる様子なので、ほどほどにしておく必要がありそうです。口径が大き過ぎても長めのファンネルを導入して流速を稼いだり、フィルターレスにするなど色々と対応する方法はあるとは思います。
おおむね、先人たちが過去に色々試しておりますので、口径の選択について新しい事をする必要は無いかなと思います。

FCR-大型(ラージボディ)、小型(スモールボディ)の違い-交換頻度の指定がなぜか倍も違う…【まとめ】

明日、役に立つ豆知識とは言いませんが、
次、ツーリング行った時にFCRの話題になった時に役に立つような豆知識かなと思います。
上記していますが、本当にラージボディの方が交換頻度の指定が短くあるべきかどうかは、
私はラージボディのFCRを所有しておりませんので不明でございます。
少なくとも、スモールボディを使っている私からするとジェットニードルの選択肢が多いのと、寿命が長いパーツが使えるのは嬉しい事です。
というわけでFCRのセッティングマニュアルに書いてあったラージボディとスモールボディの違いでございました。それではシーユーアゲイン!

関連写真

FCRのジェット類の購入について

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