CB1100Fの足回り取付

メンテナンス
CBX1000メンテナンス
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CB1100Fの足回り取付

CB1100Fの足回り取付とタイトルにありますけど、過去の写真が出てきたので履歴的な感じでご覧くださいませ。今の足回りは割とお気に入りです。私は、ノーマルのロボハンをどうしても使いたいのと、個人DIYで作業をしているので、加工の数が少ない事や長時間の分解放置が難しいという点で流用改をしました。知っていることをざっくりと書いていきます。
最初に書いておきますけど、CB1100Fは型式での違いが無い様子です。
基本的に私のCBX1000にCB1100Fの足廻りを流用改した事の話になります。
参考にはなると思いますので、最後まで読んでみてくださいね。

CB-F系の足回り色々

TRAC無し

CBXもCB-F系に含めて話を進めます。間違っている情報などもあるかもしれませんけど、一部は手元にあるものなので、逆に正確な内容の話にもなります。
フロントフォークの計は
35パイ、37パイ、39パイがある様子です。
35パイだけはエアサス有と無しが存在します。

各取付車種
CBX1000
型式CB1
35パイフロントフォークエアサス無し

CBX1000
型式SC03
35パイフロントフォークエアサス有

CB900F
年式やモデルについては詳細分からずです。
37パイフロントフォークエアサス有

CBX1000(カウル付きの後期型)
型式SC06
39パイフロントフォークエアサス有

という感じでございます。SC06のフロントフォーク一式は非常に高値で取引されているし、
オークションなどで出てきたらおおむね落札されるパーツではあります。

TRAC有

ホンダ版のアンチノーズダイブです。
VF750 SABRE MAGNA 1982.03
39パイの存在は確認しています。35パイと37パイは確認はしていませんがおそらく存在しないようなきもします。 好き嫌いが分かれるパーツですけど、おおむね嫌いな人が多いです。 低速時に意図しないようなガクガクするような感じがあったり、押し引きする時に異様にフォークが硬くなって縮めて伸ばすというような動作もやりにくい感があります。 少々の事なので、気にしなければ、メカメカしくてよいフォークなのではないかなと思います。 当然40年近く前のフロントフォークなので、現代のものと比べるとプアなのは間違いないとは思います。 TRAC有の車輌は CB-F系に存在しています。 その中でも、CB1100FとCB1100Rはスタビライザーとイニシャルアジャスターがトップ部分についています。長さも少々長いような気もします。 またトリプルツリーの長さも違うので、2車輌についてはCBX1000に流用する際にはセンターシャフトの打ち換えが必要です。

流用の選択肢として

このブログはCBX1000について書いています。私のシビ子は型式CB1です。当然ツインショックのCBX1000の方が対象となります。
※CB-F系の方も対象になる型式はあります。
39パイのフロントフォーク以外に用事は無いです。
という事はフロントフォークの選択肢は
CBX1000のカウル付き【SC06】、【CB1100F、CB1100R】、【CB750f】のどれかになると思います。
実質3種類です。
【CB750f】についてもスタビやアジャスタが無い事はデメリットかもしれませんけど、
無いからこそできる事もあるので、どれを選択しても良いかなとは思います。
ちなみに流用改のメリットとして車輛のバランスが崩れにくいという特色もあります。
トリプルツリーを安易に流用すると乗りにくい車輌になったり、メーターの位置がとてつもなくかっこ悪い状態になる事もございます。

流用する時の注意

CB1100FとCB1100Rを流用する時はトリプルツリーのセンターシャフトの長さが違うので打ち換えが必要です。と言っても割と簡単に打ち換える事が出来ます。また、エアバランスのパイプもトリプルツリーにぶら下げるような形になっているので、注意が必要です。ホイールはシャフトとカラーがあれば、ハブ径は同じ様子なので、そのまま使えると思います。ただし、フロントフェンダーなどはそのまま使えませんので、小加工必要です。また、ブレーキキャリパーはTRAC有無し確認すれば、流用出来るかどうかは判定出来ると思います。
センターシャフト
プレスで圧入
溶接をサンダーで切ってプレスを使えばセンターシャフトの着脱はあまり問題ではないと思います。
バイク屋さんや車屋さんなど、街に一つはあると思うので、DIYの方でも電話や店頭で尋ねてみてもよいかもしれません。

流用改で購入する時の注意

CBX1000にTRAC有で流用をしようと思うと注意が必要です。
先にCBX1000の後期型の流用について記載します。
トリプルツリーとハンドルアクスルシャフトとカラーとホイール以上です。
ブレーキキャリパーはおそらくそのまま使えます。仮に使えなくても社外品のブレーキキットなど
が使えるとは思います。

TRAC有を使う場合
フロントフォークとブレーキーキャリパーとトリプルツリーとハンドルとアクスルシャフトとカラーと
ブレーキ周り一式が必要です。特にブレーキ周りのカラーやプレートなど販売終了パーツが多いので、すぐに手配がしづらいので一式セットで購入をされることをおすすめいたします。ブレーキディスクは
不要だと思います。※私は社外品のディスクとキャリパーを使っているため検証は出来ておりません。

オークションで購入される事が多いと思うのですけど、とりあえず一式を購入して不要な物はまた、オークションで売りさばくというようなスタンスが必要だと思います。

流用改をする事が前提なので、不要なワンオフパーツの作成や高くついてしまうお品は避けてください。社外品のスペシャルパーツか他車種の純正新品を購入した方がよくなる場合があります。

beforeとafter

比較出来るような写真ありましたので掲載します。beforeは型式CB1の35パイのフォークです。
afterはCB1100Fの39パイフロントフォークです。

before

私の腕や感覚では違いは感じられませんでしたけど、あとにメーカーから39パイに変更している様子なので、CBX1000には39パイのフロントフォークが適したサイズだったと思います。

after

CB1100Fのフロントフォークを取り付けています。スタビライザーがついたり、エアバランスパイプなども一体となっていたり、イニシャルアジャスターがついていたりと気持ちはよいのですけど、
フロントフォークの突き出しやアダプターなどで長さが調整出来ないというデメリットもあります。
そういった点ではCB750Fのフロントフォークの方が使い勝手は良いと思います。

CB1100Fの足廻りの特徴

乗り味などは個人の主観もありますので、ルックス的な部分で写真を乗せます。
私のような個人ユースではルックスも大事なので、参考にはなると思います。
スタビライザーなど一体感やエアフォークのバランスパイプなどは一体感があって、
カッコいいです。
黒いパーツはツヤ有のブラック。ボルト類はシルバー系になるようにしています。
可能な限りチタンボルトを使っています。

カスタムした点

フロントアクスルシャフトについてですが、
35パイフロントフォークと39パイフロントフォークでは長さが違う様子です。ホイールのハブ径については同じな様子。CB1100Fのアクスルシャフトが手に入らなかったか、ついでにカスタムをしようとの理由で社外品を使用しています。
スピードメーターギヤはCBX1000用を使用しています。

CB1100Fフロントフォークのレストア

フロントフォークのインナーについては再メッキをしております。
4万円ほどかかりました。
スプリングについてはハイパープロのCB1100F用を使っていてオイルの番手を15番にしています。
油面は150㎜です。
CBX1000とCB1100Fでは車重も30Kg程度しか違わない様子なので、このようにしています。
セッティングをしているとは言えませんけど、フロントカウル有と無しではフロントカウル有の方が
乗りやすい印象でした。35パイフロントフォークとの比較は両方が良い状態で乗っていたとは言えませんが、下りなどではCB1100Fに替えて良かったなとは思えます。TRACの作用かもしれませんし、
プラシーボかもしれません。どちらにしても、完璧とは言えませんけど、普通にオーバーホールしてある状態では乗っております。

社外品等の選択肢

流用改は金銭的に安いというような事はありませんので、あしからず。
一応、私は作業していませんし、近くでやられている方もおられないので、
詳細や真偽は不明ですけど、取り付けようと思って取り付けれないはずはないと思います。
社外品の選択肢としては、BITOさまよりkitが出ております。
オーリンズの正立フロントフォークを取り付けられている車輌も雑誌などで見た事はあります。
社外品等と書いているのはハードな流用改も含めているからです。
スズキのカタナGSX1100F系の足廻りも移植出来る様子でこちらは小加工で出来るみたいです。
ハーレーのスポーツスターなどが39パイで長めのフロントフォーク、
ゼファー1100が39パイのフロントフォークCB1000BIG1はCBX1000の世代のバイクによく取り付けられている足廻りです。時代的に流用対象の車輌も旧車となっている現代ですので、
特に手元にパーツが余っている場合を除いては検討の対象外だとは思います。
変な流用改をするなら、社外品のスペシャルパーツを取り付けた方が絶対に素晴らしい結果になると思います。

走行でのバランス

私はCB-F系の足廻りを導入して走行のバランスが激しく崩れる事はほぼないかなと思ってカスタムしております。
以下の文章は本当かどうかは分かりませんけど、雑誌やネットでここ10年以内で書かれていた物を自分なりに解釈した考えです。
現代的な観点で見るとフレーム補強などは最小限以外必要ない様子。
大事なのは、フロントフォークのオフセット量と長さから作られるトレール量。
CB-F系のフロントフォークのオフセットは45㎜だったと思います。
私は現在はリヤサスを長くしたり、フロントフォークの1Gでの縮みで調整しています。
またはフロントホイールのサイズでも調整可能だと思います。
個人ユースでは簡単に調整はしづらいので、ある程度走ってから、調整する必要があると思っています。仮に18インチのホイールに変更したらリヤサスの長さを短くしようと思っています。
現在はそんなにバランスが崩れてはいないはずなので、ホイールや足廻りを再度交換する時には、
トリプルツリーのオフセットも配慮して変更するなど、注意を払いたいと思います。

CB1100Fの足回り取付【まとめ】

流用改ですけど、CB-F系の足廻りを使う以外は無しの方向だと思います。
バランスを崩さないという点でメリットが高いです。
理由としては再塗装や再メッキなどのレストア、購入の費用を考えると、
BITOやオーリンズなどのスペシャルパーツを導入した方が絶対に良い結果になります。
CB-F以外の純正品の流用改は費用の点やパーツ供給の点を考えるとメリットが、
ほぼ無いと思えます。下手に流用改をするとスペシャルパーツを取り付けた方が安かったという事態になる事も考えられます。スペシャルパーツを装着しても、バランスが崩れてなんだか乗りにくくなるという事も考えられます。偉そうな事を書いていますけど、バイクはノーマルに近い状態がカッコいいし、走りやすいのだろうなと思っています。今回の、換装は仮にバランスを崩しても調整出来る範囲内だろうなと思っています。CBX1000は年代ごとにバージョンが上がっているので、チャンスがあれば、交換したいなと10年以上思っていました。
35パイから39パイのフロントフォークへの変更はいつかはやってみたいカスタムだったので、
チャレンジしたのですけど、思ったよりはすんなり進みました。
ブレーキの換装も含めての作業でもすんなりと進んだので、流用改というよりは、
単純にパーツを交換しただけという形です。
交換するパーツは多かったので、作業時間はかかりましたけど、悩んだり手が止まったり、
不足するパーツがあるという事もありませんでした。39パイのフロントフォークを取り付けたいと思われている方はぜひともチャレンジしてみてくださいませ!
それでは!シーユーアゲイン!
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