カムチェーンテンショナーのアジャストスクリューの当たり方-動画有
CBX1000とCB-F系が対象になります。カムチェーンテンショナーの調整はやりたいけど、やった事が無いという方や、どうやってやればよいの?という方も多いと思います。
チャレンジされるかどうかは別として、チャレンジする為の参考にはなると思います。
ちなみに、あとで、注意書きしますけど、1度もカムチェーンテンショナーのロックナットを外されたことが無い方、特にフロント側のロックナットを緩めた事が無い方は要注意でございます。
カムチェーンテンショナーの調整の仕組み
オートテンショナーです。私は整備士ではないのですけど、1度分解して、マニュアルやパーツリストなどを見ると仕組みが、分かります。ボルトでバネが固定されています。
バネの固定を緩めるとテンショナーがバネの力で貼り直されます。
バネをボルトで固定します。ボルトで固定しないと回転などの負荷でカムチェーンテンショナーの貼り具合が強くなったり弱くなったり不安定になるからだと思われます。
調整というよりはボルトを緩めて締めるだけです。
後程、注意書きしますので、必ず読んでくださいませ。
マニュアルや写真など
どんな風になっているかややり方などです。思った以上にやり方は書かれていません。
サービスマニュアルで1ページ文章で11行程度です。トルクなども書かれていませんが、
フロント部分のネジ山はアルミでございますし、ロックナットで固定するタイプになっているので、
強い力は不要ななのではないかなとおもっています。
CBX1000-パーツリスト
CBX1000-サービスマニュアル
000-サービスマニュアル
000-サービスマニュアル
取り外したプラグシール
CBX1000-アジャストスクリューYouTubeにて
プラグシールを外した状態で、カムチェーンテンショナーをどんな風に
固定しているか分かります。
アジャストスクリューを強く締めこんでもカムチェーンテンショナーは動く気配はありません。
ちなみに経年劣化している可能性もあるので、新品を使うと分かるくらい動くのかもしれませんけど、真偽は不明です。
少なくともエンジンを動かすような大きな力で動かすとか、
単純に締めこむようなボルトではなく、それ以上テンショナーが揺れないように抑えておくようなボルトか、私の車輌が壊れているかのどれかだと思います。エンジンはアルミなので、強く締めこんで調整するようには思えないです。少なくとも、こんな風に当たっていますというのが分かると思います。
カムチェーンテンショナーの調整のやり方。
CB-F系であれば、エンジンをかけてやる方法とエンジンをかけないでやる方法の2通りある様子です。CBX1000は型式CB1の場合はエンジンをかけてやる方法以外していがないので、私はエンジンをかけてからやる方法以外はした事がありません。
マニュアルをざっくり翻訳して記載します。2回目からは非常に簡単です。
①暖気する。
②アイドリングする。
③後部のロックナットを1/2回転緩める。
④後部のロックナットを締める。
トルクの記載は見られないので私はボルトが緩まない程度で締めています。
⑤前側のロックナットを緩める。
⑥前側のロックボルトを1/2緩める。
⑦前側のロックボルトを締める。
トルクの記載はないのであまり強く必要は無し。
⑧ロックボルトを締める。
トルクの記載はないのですけど、単純にネジが緩まなければOK程度ですし、記載がない程度の、
いい加減な物だと思います。強く締め過ぎてねじ山がおかしくなっている方を多数見ますので、
注意が必要です。後程注意書きとして記載します。
また、どうがや写真、図面を見て何の目的で締めこむものかを考えるとそんなにつよくは締めこまないと思います。
注意
ちょっと注意
慣れない方や、やったことない方は慣れた人などに協力してもらったり相談したりするのがよいと思います。
長年動かしていなかった部分を急に動かしたりすると、余計なトラブルを発生させる可能性もございます。
オイル交換の度に調整される方もいらっしゃる様子ですが、しょっちゅうするような作業でもありません。
凄い注意
絶対やってはいけない事を書きます。
・フロントのアジャストスクリュー、背面のロックナットを取り外した状態で走行や空ぶかしをする。
試したことはないのですけど、カムチェーンテンショナーが粉砕したり、カムチェーンが切れたり、
大変よろしくない現象が起こる様子です。
・必要以上に強力な力で締めこむ。
ねじ山がつぶれてヘリサート加工をする羽目になりますので、ご注意ください。
CBX1000-アジャストスクリュー小ネタ
CB750FやCB-F系とはボルトの長さが違いますので、ネットでリビルド品を買う時はご注意くださいませ。今回はネットでリビルド品を購入して、本当にアジャストスクリューが機能しているかどうか、
不安になったのでプラグシールを外して様子を見てみたりしています。
チタンと謳われている製品を購入したのですが、ロックナットのみを使っています。
中を見ると、分かるのですけど、極端な話ボルトなら何でも良いような気もしますけど、
目に付く部分でもあるので、小綺麗な物を使うのがベストだと思います。
カムチェーンテンショナーのアジャストスクリューの当たり方-動画有【まとめ】
たくさんのエンジンを組み立ててきた玄人ではありませんので、正しい情報かどうかは不明ですので、ご了承ください。少なくとも自分のCBX1000に対して行っている作業や、自分の手元にあるパーツリストやサービスマニュアルで自分で注文して自分で調べてみた事です。
ちなみに音については静かになったようななっていないようなよく分かりません。
少なくとも強い力で締めこむのだけはNGだし、意味がなさそうという風に今は思っています。
あと、ロックナットに着けるO-リングは2重にするか、7.9㎜など色々対応方法ある様子ですけど、
現在私はオイルもれなどはしていませんけど、小綺麗に止まっている感じではありません。
その他にはCB750Fは手動でクランクシャフトを回して調整する方法もサービスマニュアルに記載がありますけど、おそらく同じ方法も使えるとは思います。
その際はオイルが漏れますので、オイル交換の際におこなってください。
何個か用意して試す必要があると思います。要はオイルが漏れなければよいけれど、稀に緩めたりするものなので、液体ガスケットを塗ったりはNGだと思います。
それでは皆様もぜひカムチェーンテンショナーの調整にチャレンジしてみてください。
それではシーユーアゲイン!