CBX1000を購入したらエンジンパーツを確保する

CBX1000-シリンダーヘッドCBX1000
CBX1000メンテナンス
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CBX1000を購入したらエンジンパーツを確保する

先日、ヤフオクを見ていたら、CBX1000のレストア向けにエンジンの分解ばら売りをやっていました。
現在必要が無くて買う気が無い場合の立場として閲覧してみるとバラバラにされたエンジンを見るのは何だか寂しいのです。しかし、エンジンパーツが欲しくて困っている人にとってはありがたい話だと思います。
CBX1000やCB-F系の車輌はZ系全般と比べるとリビルドパーツは少ないですが、
パッキン類やちょっとした小物など、メーカーから購入出来たりと親切な部類の車輌になると思います。15年くらい前はネットでもあまり情報が無い位レアな印象のあるバイクでした。一部のマニアや6気筒の空冷バイクってどんなだろうか?と思われた旧車マニアの方がセカンドバイクとして持たれたりしている傾向が強かったと思います。
最近はネットを利用して海外からの取引も盛んになってきたせいか、CBX1000も市場で販売されていたり、新規で乗り始めたりされる方のSNSもみかけたりします。
そこで、今回はエンジンパーツの確保などの重要性について記載していきたいなと思います。
数年前の1.5倍以上の金額で取引されているように思えます。

エンジンパーツの入手難易度

ざっくり国産だけでメーカー別に書くと
1位カワサキ
2位ホンダ、スズキ
3位ヤマハ
という順位になるかなと思います。ヤマハはそもそもメーカーが旧車のパーツストックに積極的ではないらしいです。
カワサキが1位なのはメーカーが復刻してくれたりするからです。
その点以外はカワサキ、ホンダ、スズキはパーツについては親切にストックしてくれている傾向が強いなとは思います。
旧車業界ではカワサキは圧倒的に人気があるので、走らせるという点においては困る事はほとんどないと思います。

エンジンオーバーホールと修理

エンジンのオーバーホールは妥協する部分はあるかもしれませんが、現在でも可能だと思います。
むしろ10年前よりもパーツなどは揃いやすいかもしれません。
理由は昨今でリビルドパーツをリリースしてくだったいるショップや海外から輸入してくださるショップが増えてパーツが手に入りやすくなったからです。
そしてかなりハードルがあがるのが、焼き付きエンジンや見た目だけでシリンダーヘッドやクランク等にダメージがあるエンジンです。不都合箇所が1か所だけではないケースがあるので、
全バラから修理になると思います。そういった時に事前にエンジンパーツを用意していないと、
パーツを集めるだけで数年かかってしまう事も考えられます。
エンジンが壊れると修理を受け付けてくれるようなショップもほとんどないでしょうし、
ゲームオーバーな可能性は非常に高いと言えます。

CBX1000のエンジン中古パーツの出品状況

2022/08程度の私の勝手な見解です。
動作確認のあるエンジン1式で40万円前後でヤフオクで販売されていたりします。
動作の確認が出来ていないエンジン1式で20万円オーバー位な印象です。
ヘッドカバーは5年程度前よりは倍近く値段があがっているように思えます。
思ったより安く購入出来るのがクラッチassyです。クラッチ一式は欠品なので、
何かトラブルがあった時やリビルドを行う時の為に確保出来る時には確保をしておいた方がよいかもしれません。要はばら売りされているうちに少しずつエンジンパーツは集めておいた方が吉です。
シリンダーヘッド一式やワンウェイクラッチなども見かけたら購入したおきたいぱーつではあります。
専門ショップなどの有志の方々がリビルドや復刻品を作っていないようなパーツを破損したり調子が悪い状態になるとそれだけでCBX1000が不動車になってしまいます。

中古車を含めてエンジンの状況

バイクでエンジンだけ販売している場合はそれなりの理由があります。
エンジンだけ降ろしている理由が不明なのか、隠しているのか?
売る側は高く売りたいので、不都合な事は不明としている場合がほとんどだと思います。

【未開封の動作エンジン】
不動車でない車検登録出来る場合のCBX1000ですが、謎の修理がしてあったり、中途半端にエンジンが分解してあったりなどの可能性は低いと思います。理由はバイク屋さんやプライベーターなどの方もエンジンの分解を嫌がるからです。動くエンジンは白煙を吹いていない限りはおおむね良好である可能性は高いと言えます。異音などしていてもすぐに収まる程度の物が格安で売られている事もあります。
【事故車のエンジン】
次に事故車のエンジンはおおむね良好な可能性が高いです。ヘッドやクランクが割れた程度であれば、中身は無事な可能性が高いです。むしろ私はエンジン一式出所不明であれば、事故車のエンジンが良いなと思う位です。程度によりますが、直せる可能性が高いものがほとんどだと思います。
【動作不可のエンジン】
焼き付いていたり、致命的なトラブルを抱えているケースがありえます。
動作していても40年以上前のエンジンなので、出所不明は怪しいと思った方がよいかもしれません。
部品取りにはよいと思います。
【個別の部品取り】
クランクだけやコンロッドだけになっている場合などは注意が必要だったりします。
曲がりや焼き付き、品質グレードの刻印などがしっかり分かるかなどを確認して購入した方がよいです。そもそもクランクが終了している状態だと修理よりは動く車輌を1台購入した方が安全かもしれません。

結局エンジンのオーバーホールや修理はどうするの?

オーバーホールについては努力で個人DIYでクリア出来ると思います。
また、リペアパーツなどを予備で持っていると相談に乗ってくれるショップも探せばあると思います。
焼き付きや致命的に壊れているエンジンの修理はショップでは引き受けてくれる所はほぼほぼないと思います。個人の力で何とかするしかないかもしれません。結局の所自分で触れない方にとっては、
パーツを集めても意味が無いかもしれませんが、もしもの時にどこかで役に立つかもしれないという点でエンジンパーツを集めておくことをお勧めいたします。

外装やメーターなどの代用や流用が効きそうなパーツについて

出来れば純正パーツを集めたいですが、リペアや復刻品を買うと性能のよい社外品を変えるケースが多いので少々考え物です。私はタンクやカバー類はサビていて見た目が悪い状態の物を購入して自分で磨いてから塗装を依頼して対応をしています。また、見えない部分や動作に関わるパーツは社外品を多く使用しています。ガソリンタンクなどはへこみやサビがあってもリペア出来る場合もありますので、みかけたら購入してもよいかもしれません。メーターなどは直せる方は良いのですが、直せない方は概ねリビルドコースなので、電気式メーターに交換する等の方向で考えるのもありかもしれません。

CBX1000を購入したらエンジンパーツを確保する【まとめ】

1番良いパーツのストックの仕方は2台持ちで適度にパーツを確保するということかもしれません。
それか、お金の力で何とか維持をするか、有名ショップのコンプリートモデルを購入するのがベストかもしれません。結局の所、壊れない事前提で乗れるような車輌ではないような気が最近はしています。
CBX1000は発売してから40年以上たつバイクなので、壊れたりしても普通なのかなと思っています。
ショップのコンプリートモデルに乗るなら、自分の足腰が立たなくなるか化石燃料が尽きるまでは、
安心して乗れるような気がしています。
少し、話が脱線してしまいましたが、パーツは買えそうな時には購入しておいてストックをしておくことが望ましいです。また、ショップでのリビルド品もいつの間にか廃盤になっている事もあります。
そういった事を考えてからパーツなどの購入やオーナー同士でのネットワークの構築などをされてみてはいかがかなと思います。
それでは皆様も楽しいCBX1000のDIYをお楽しみくださいませ。
シーユーアゲイン!
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