FCR-油面調整

FCR-油面調整 FCR
CBX1000FCRメンテナンス
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FCR-油面調整

こんなの出来るか!と怒りたくなった話です。先日、油面を調整しました。
油面を調整とは6気筒全部油面を同じ高さに合わせるという事です。
油面を同じ高さに合わせるだけなら楽勝です。誰でも出来るので、
頑張ってやってください。終了!
とはなりませんでした。
油面の高さを揃えるだけなら本当に誰でも出来ます。
油面の高さを決めるという事が私には出来ませんでした。
マニュアルを読んで頑張ったつもりなのですけど、
FCRをひっくり返して眺めたりしても基準の高さ9㎜がよく分かりませんでした。
そして、FCRを傾ける角度の約15度というのも本当にあっているかどうか分かりません。
ダウンドラフトのFCRで約15度なのか?
全てのFCRで約15度なのか?
ホリゾンタルは約30度なのか?
フロートバルブのスプリングにかかるテンションがマニュアルの図面程度にすると良い具合なのか?
非常に分かりにくかったです。
私の中の結論ですけど、フロートバルブのスプリングのテンションのかかり具合が
ホリゾンタルキャブを約30度傾けた時に丁度良いという認識で作業を行いました。
あっているかは分かりません。
そして、前回ぴったり合わせていたつもりの油面はおそらく14㎜となっていて、
マニュアルの規定値の9mm+-2mmをオーバーして油面が低かったです。
それでも、動いてしまうFCRは恐るべしです。私も改めて文章に書いてみると情けない限りでした。
バキュームゲージがずれていたのが気づかなかった位情けなかったです。
理屈から言うと油面が低すぎるのは燃料が足りなくなるなどの大問題ですけど、
油面が高い点についてはオーバーフローのリスクがあがると思っています。
オーバーフローは分かりやすい症状ではあるので、なれるまでは、油面は高めにしておこうと思っています。

FCRのマニュアル

図面はダウンドラフトのキャブな様子なので、ホリゾンタルの場合は何度になるのか、悩みながら、
図面上にはなるのですけど、測ったら、30度のように見えたので、30度して進める事にしました。
FCRマニュアル
FCRマニュアル
FCRマニュアル

秘密兵器-フロートレベルゲージ

さしがねやノギスを使って合わせていましたけど、フロートレベルゲージが一番信頼出来ます。
これは最近買った工具のなかでも私にとってはかなり輝いている工具です。
信頼出来るゲージの直角や面や目盛りが雑な感じなのはいただけませんけど、
少なくとも、任意の高さに6気筒全てを揃える事は可能だと思います。
これがないと、6気筒全ての高さを合わせる事はノギスやほかの定規でもできますけど、
指定した高さにあわせるという点が難しいと思います。
フロートレベルゲージ
FCRの油面調整-フロートレベルゲージ

FCRのキャブの角度

こんなざっくりとした方法でしか現在の私では測る事が出来ないのですけど、
測らないよりはマシかなと思って測らせていただきました。アイフォンアプリで
画像の角度を測れるものがありましたので、それを使用しました。
FCR油面の角度
FCR油面の角度
FCR油面の角度
FCR油面の角度
角度を測れるアプリを使って横からざっくりと見てみました。どこからどの角度で見るかにもよるので、すでに正確な角度を求めても意味はないかもしれませんがフロートバルブのスプリングの概ねのテンションという事で考えています。

YouTubeにてフロートの動き

はっきり言ってこんなのどうやって基準の高さ9mmにあわせるのよ…って感じでございます。
精度が低くても問題のないような項目なのかは現在の私には明確にはわかりません。
FCRのフロートの動き方

FCR-油面調整【まとめ】

今後はフロートチャンバーを外すたびに油面を上げたり下げたりをしていこうと思います。
油面は基準の数字もあると思うのですけど、現在の油面より高くなったり、低くなったりしてどのように変化があるか?という見方をすればよいのかなと思っています。もしもスプリングの強さが一定であるなら、約15度という角度の指定をしなくてもFCRのボディの垂直なっている面を基準に水平か、垂直でフロートの高さを測ればよいのではないかと思います。スプリングのテンションが一番抜ける角度がダウンドラフトキャブでは約15度という意味なのかなと文章を書きながら思えてきました。どちらにしても自分のキャブなので、誰にも迷惑はかからないので、次にSJなどを触る時はもう一度、色々考えながら、油面の調整をしてみたいと思います。
今回分かった事はノギスで図ってフロートを合わせると思った以上に基準の油面とずれていたという事です。ネットでフロートレベルゲージなどなくても十分に合わせられると書かれていたような気がしたので鵜呑みにしていましたけど、実際に測定してみると本当にびっくりするくらい油面が低かったです。段々と構造や仕組みを知って来ると試してみたいことも増えてきます。
つぎはもう少し油面を高くしてアイドリングの吸気音が変わるか?など、ビフォアとアフターをしかっり意識して確認をしたいと思っております。
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