キーオフでもセルモーターが回り続ける。スターターリレーの固着

CBX1000-スターターリレー CBX1000
CBX1000メンテナンス
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キーオフでもセルモーターが回り続ける。スターターリレーの固着

タイトルの通りの内容になりますけど、セルモーターでエンジンをかけました。
エンジンスタートボタンを離しても、セルが回り続けます。
キーオフにしてもセルモーターが回り続けます。

数行の文章ですが、かなりヤバそうな状況だとは思います。

対応として、
①バッテリーのマイナスを外す。
②スターターリレーを叩く。

上記の対応がすぐに思いつきます。
私は①で対応をしましたが、セルモーターがずっと回りっぱなしは気分が良い物ではありません。
工具もすぐに用意出来る人の方が少ないです。
②についてもひょっとしたら収まるかもしれない程度で確実ではありませんし、
スターターリレーの場所や仕組みをしっていないと無理です。
というわけで私が先日遭遇したトラブルについて書いていきます。

スターターリレーは1年程度前に新品に変更しています。

経年劣化による事例では無いと思われます。他の要因と絡んでいるのかもしれません。
2回目の発症はありません。
セルモーターがあるバイクについてはあらかじめ予習をしおいた方が良い項目かもしれません。
ほぼ全てのバイクにセルモーターはついているはずです。
特に古いバイクなどは仕組みが簡単ですから予習することによって対応がスムーズに出来るはずです。
スターターリレー
スターターリレー
1,キーオンで電源が繋がります。
2,セルスイッチでスターターリレーに電流が流れます。
3,スターラーリレーのスイッチがオンになるとセルモーターに電流が流れます。

上記が通常の動作になります。
電流が流れている間だけ①の部分が通電します。

今回のスターターリレーの問題

リレーのルールとして通電している間だけ電流が流れるという点があります。
逆もあります。リレーは要するに電流を使ったスイッチのオンオフです。
このオンオフが偶然上手くいかなかったのが私の遭遇した事例です。
現在のバイクの仕組みもおなじかもしれませんが、昔のバイクは仕組み的にキーオフで全ての電流をカット出来ないようになっているのかもしれません。
スターターリレーが介入する事によって直接にバッテリーとセルモーターが繋がる事になります。
これを解除するにはバッテリーのアースかプラス線を抜くしかありません。
厳密に言えば予め仕組みが分かっていれば、どの配線をカットすれば良いか判定出来ます。
分からない場合は無難にバッテリーのマイナスを外すしかありません。

CBX1000の場合の対応

①左のサイドカバーを外します。
②バッテリーのマイナス端子を外します。
③スターターリレーを叩いたり揺すったりして固着しているリレーのスイッチを解除してください。

スターターリレーについては経年劣化が進んでいる場合は交換をしてください。
新品に近い場合は再度症状が出ない限りはそのままでも良いですが、再度トラブルを起こした時の為の準備はしておいてください。

セルモーターは継続的に回っているものではありません。
回り続けるとバッテリーがあがるはずです。
バッテリーがあがるだけですめばよいでが、セルモーターや関連するパーツが何らかのトラブルを起こす可能性も高いと思います。

キーオフでもセルモーターが回り続ける。スターターリレーの固着

セルモーターが回り続けるトラブルはウェブで検索すると他にも事例がある様子でした。
原因はスターターリレーの固着なので出先で発生するよりは、出発する瞬間に起こりそうなトラブルなので何かしらの工具が用意できる可能性が高いです。
スクーター系のバイクなどバッテリーへのアクセスが難しいタイプは出先のスーパーなどでセルモーターが回りっぱなしになるとどうにも手の打ちようがありません。
私は今までの人生でスーパーでセルモーターが回りっぱなしのスクーターに出会った事はありませんのでかなり発生率の低いトラブルだとは思います。
どちらにしてもバイクのDIYをされているような方であれば知っておいて損は無いトラブルです。
電気系のトラブルは分かりにくいです。
予測する方法としては、
・スターターリレーを交換や短絡させたことがある。
・セルモーターを交換した。
・電源周りの端子のサビが酷い。
セルモーターに近い場所の何かしらを交換した時は要注意でございます。
今回はトラブル事例のご案内でした。
それではシーユーアゲイン!

関連する写真

トラブルの対応方法はバッテリーのマイナス端子を外すか、スターターリレーへの電源供給を解除するかの2通りです。対応がすぐに出来るように場所だけでも確認しておいてください。
バイクの種類によってはカプラーを外すだけで対応が出来るかもしれません。
また、バッテリーへのアクセスが時間がかかるタイプのバイクもあります。
スクーターなどはカバーを外さないとバッテリーへアクセス出来ないタイプあります。
事前にどうやったら解除出来るか確認はしておいた方が良いです。
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