CBX1000を購入した時の手直しポイント

CBX1000 メンテナンス
CBX1000メンテナンスライダー&その他説明書・マニュアル
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CBX1000を購入した時の手直しポイント

CBX1000は日本では販売されていないバイクです。
レアなバイクと言われながらも日本国内ではそれなりに流通しています。
雑誌やオークションなどでは探せばすぐに見つかります。
専門店も存在しますし、リビルドパーツも販売されています。
要するに希少と言われながらも乗ろうと思えば乗ることが出来るバイクという事です。
CBX1000に乗りたいなと思ったらとりあえず購入して乗ってしまいましょう!
自分に合わなくても換金性はある程度は担保されているバイクです。
購入した金額に近い値段では再販出来ると思います。
今回はとりあえずCBX1000が欲しいという方の次のステップを書いていきます。
これから何年も所有して好調を維持したいという方向けの投稿になります。
相当に主観が入った内容になりますが私は20年以上CBXを維持しています。
参考にはなるはずのでご一読くださいませ。
それではレッツスターティン!

CBX1000を購入しても対応してくれるショップがほぼない

CBX1000はバイク屋さんにかなり嫌われるバイクです。
理由はいくつかあります。おおむね情報を持っていない事が理由です。
技術的な側面よりもパーツが手に入るかどうかが気にするポイントになってきます。
エンジンを除けばCB-F系とほとんど同様なバイクです。
CB-F系の取り扱い経験があるバイク屋さんであれば割と対応はしてくれます。
バイク屋さんも一から全部CBX1000について調べて対応をしてくれるわけではありません。
ある程度ユーザーと二人三脚で対応をしてくれるよなバイク屋さんと付き合っていく必要があります。
個人DIYでもバイク屋さんの看板が必要な作業やパーツの購入もあります。
自分が懇意にしているバイク屋さんには事前に相談をしておきましょう。

無理な改造をしている個体がほとんどない

現在、日本に存在するCBX1000はほぼ全て海外からの里帰りの個体です。
といっても過激に改造をされていたり、無茶な改造をされていたりする個体はほとんどないです。
経年劣化がほとんどだったり、適度なメンテナンスをされていてエンジンは実働という個体がほとんどです。日本人の手に一度渡った個体であればオイル交換やメンテナンスはしっかりされているか、
ガレージでの長期放置車両のどちらかというケースがほとんどです。
当時から販売価格が高くてレアなバイクです。
購入した海外のオーナー様も無茶な改造をするのは気が引けたのでしょう。
このあたりまでで前書き的な内容は終わりです。

エンジン以外のメンテナンスは問題ありません。

完全オリジナルに拘らない方向で記載していきます。
パーツ供給も含めてエンジン以外のメンテナンスは困る事が無いと言ってもよいです。
純正品もほとんど揃います。リビルドパーツもあります。
ステー類などが存在しなくて困る事はあります。
代品で何とかなります。走行不可になる事はありません。
CBX1000はCB750Fに6気筒のエンジンを搭載しているバイクだと考えても良い位共通部品が多いです。

ハーネスのメンテナンス

バッテリーとセルモーターとスターターリレー廻りのコネクターを確認してください。
あとはハンドルのセンターにあるヒューズボックスも確認してください。
確認してくださいというよりは徹底的に磨いておいてください。この辺りの通電が悪くて始動性が悪かったりして謎のトラブルを何年も抱えるという事があります。ヘッドライトが極端に位とかスイッチ周りの動作が安定しないとかはサビによる抵抗が原因のケースもあります。
ハーネスについてもリビルド品は存在します。

エンジンのメンテナンス(点火系)

エンジンと言ってもどの程度メンテナンスやリビルドパーツを入れるかによります。
腰上、腰下を分解しない状態でのエンジンのメンテナンスやリビルドについて書いていきます。
点火系についてはASウオタニSP2を導入してください。
コイルやイグナイターなどの点火系のトラブルから解放されます。
ジェネレターとセルモーターはリビルドがあります。
リビルドがあると言ってもいつまで販売されているかわかりません。
早期の購入をおすすめいたします。
レギュレターは汎用品が使えます。
点火系で困る事はありません。

エンジンのメンテナンス(キャブレター)

放置バイクのエンジンがかからない理由のほとんどがキャブレターとバッテリーです。
キャブレターはKEYSTARからオーバーホールキットが出ています。
また、FCRやCRSなどのCBX1000用のkitも販売されています。
予算や用途、現在の状態によりますが、キャブレターについてはセッティングを行うという点以外で困る事はありません。
おおむねオーバーフローを突然起こすか、パッキン周りの劣化でガソリン漏れをします。
キャブレターは焦らなくてもおおむね修理可能な項目です。

エンジンのメンテナンス(オイル漏れ)

シール類の交換で対応が出来る事があります。
エンジンの分解を行わないと対応が出来ない場合もあります。
オイル漏れというよりもオイル滲みと呼べる程度であれば目をつぶって時期をみてエンジンオーバーホールの際に合わせて対応をするしかない場合があります。
エンジンのオーバーホールは実際に動いているバイクを分解して不動車にしてしまいます。
時期や症状をみて実行する必要があります。
オーバーホール直後でも回転するパーツの付近はオイル滲みがあるケースがあります。

エンジンのメンテナンス(腰上、腰下、シリンダー)

しっかりオイル交換をしていればすぐに気にする事はありません。
と言いたい所ですが、いつかエンジンのオーバーホールをして対応をする必要が来る可能性は高いです。
内容によりますが100万円前後でカスタムショップが対応をしてくれるのではないかなと思います。
CBX1000に限らず旧車の悩みどころです。
と言っても気になる症状が出た時にどうすればよいのか?
事前に対策はあるのか?
といった悩みが出てくると思います。
ここが今回のブログ投稿のミソになる部分です。
結論的に書くと焼き付いたり壊れたりすると根本的にはどうにもなりません。
CBX1000だからどうにもならないという訳では無くてすべてのバイクでエンジンが壊れると廃車という事になります。直したい場合はお金と時間と愛情が必要になります。
エンジン本体の話になるときっと書ききれないのでポイントを抑えて書いておきます。
白煙を拭いたら、ピストンまたはピストンリングの交換となります。
またはバルブ周りのオーバーホールで改善されます。
カムチェーンテンショナーはまれに砕ける事がある様子です。エンジンを分解する事があれば、リビルド品に交換してください。
スタータークラッチが滑る事があります。リビルド品がある様子ですが、クランクケースの分解が必要です。
エンジンは致命的なダメージを負わなければ、オーバーホールにて対応は出来ます。
購入してすぐに対策部品などを導入するというわけにはいきません。
適切なオイル交換が長寿の秘訣かなと思います。

その他の調整や確認事項

オートテンショナーの調整はサービスマニュアルをみながら行ってください。
1回目はボルトの固着で怖いと思いますが変化は感じられる項目です。
クラッチについてはダンパーの対策品なども出回っています。
クラッチプレート自体もリビルド品か新品が購入出来ます。
キャブレターについては素人でも気合で何とかセッティング出来るのは確定事項です。
シムについてはXJR1200が使用出来ます。

CBX1000を購入した時の手直しポイント【まとめ】

改めて書いてみたのですが、内燃機関のコアな部分以外はほとんどのパーツが純正品や代品で何とかなるのだなと実感しました。
エンジンが壊れる以外はほとんどのケースで修理可能です。
これもカスタムショップ様や有志の方のおかげかなと思います。
先人達に感謝です。
ありがとうございます。
このブログ投稿の内容はおおむねCBX1000を購入した直後に対応をしておきたい部分のほとんどを書いていると思います。
細かい事を書き始めると燃料コックを閉めないとオーバーフローしますとか色々な事があります。
私が記載した事だけでなくこの投稿に書いてある内容を掘り下げてウェブ検索などをしてもらえれば、
CBX1000の維持難易度や壊れやすいポイントなどもより分かるようになると思います。
CBX1000のオーナーがもっと増えてCBX1000業界が盛り上がっていけば良いなと思います。
それではシーユーアゲイン!
下記にCBX1000に速攻導入した方が良いパーツのリンクを張っています。
価格や在庫状況はチェックしておいてください。

リビルドパーツ

有志が販売してくれたりしているパーツはヤフオクが多いです。
ちょっとしたパッキン類はアマゾンプライムを登録しておくと利便性が高いです。
専門店のリモーション様はCBX1000乗りについては神様のような存在です。
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