FCRを簡易的にプリセッティングする

CBX1000-FCRエアスクリュー調整 FCR
CBX1000FCR
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FCRを簡易的にプリセッティングする

メールでFCRのセッティングを頂く事があります。
『バイクの調子が悪い…』
バイクの性能を引き出すためにレーシングキャブを導入して調子が悪くなったら何をしているのか分かりません。
そこで今回はFCRを簡易的にプリセッティングしてストレス少なく走れる状態までにする方法を書きます。
私なりのやり方です。
パパっと出来る方法を書いてからうんちくをダラダラ書いていく流れでいきます。
それではレッツスターティン!

FCRをささっとプリセッティング

濃いとか薄いとかは除けておいて公道で安全に走れるレベルまでです。
前提条件はバイクに関して不備がない事と
PSは1.0戻し、ASは1.0戻しでジェット類は出荷時のままという事で話を進めます。
おおむね、3段階位あると思います。
①エンジン始動してアイドリング出来る事
②発進出来る事
③一般道の速度内で普通に走れる事。
極端にトラブルを抱えていたり冬場だったりとFCR以外の要因が入ってくることは想定せずに書いていきます。その他はある程度はジェット類がバイクの適正に合っている範囲で初期装着されている事も前提です。

①エンジン始動してアイドリング出来る事

あっさりとエンジンはかかるはずです。
戻しの表記は時計の分針で表記しています。
1と1/4戻し→1.15分戻し
ノーマールキャブと比べると冷間時からの始動はデリケートです。
FCRはノーマルキャブよりエンジンがかかりにくいという事です。
スロットルを3回ほど回して加速ポンプから燃料を送り込みます。
気化させる為に10秒から30秒待ちます。
エンジン始動です。
エンジン始動やアイドリングの調子が悪い場合はASを閉めて空気を薄くしてみてください。
0.15分程締めてエンジンがかからなければ、
1.15分戻し、1.30分戻し、2.00分戻しと試してください。
この辺りのどこかでエンジンはかかると思います。
全く点火しない状態であればプラグがカブりはじめるので少し時間をおいてから作業をしてください。
限界までやってだめなら、ASを1.0分に戻してください。
PSを30分ずつ開けていってください。
そのうちエンジンがかかると思います。
PSを触るのが難しいのであれば、SJを交換するか、ASで限界ギリギリまで調整を頑張ってください。
この辺りでエンジンがかからないようなら、FCR以外の問題を考えた方がよいです。
エンジンはかかるけれどアイドリングが維持できない場合の方が多いです。
おおむねスクリューを上記の要領で触れば解決出来ます。
CBX1000の場合ですがSJを35から52まで試した事があります。
JNのストレート径は変更したりしていますが
どのSJを使ってもトラブルなく走行をする事が出来ました。
ASの戻し位置も0.25分だったりと極端な状態にはなっています。
基本的に下回りはスクリューの調整で何とかなる事がほとんどです。

②発進出来る事

ASを薄くなる方向に戻していくと発進についてパワー感が無い所があると思います。
その辺りがASを開けれる限界です。
ASの領域で薄くなるほど吹け上がりは軽くなりますがパワー感が損なわれます。
濃い分については発進ではあまり気になりません。
濃過ぎると発進した後にボコ着いた感じになりやすいです。
濃過ぎない所で発進しやすいと思える辺りまでASを開けてください。
おおむね発進あたりで気になる時はASを開けすぎている傾向が強いです。
この辺りでASを開いたりPSを開いたりしてアイドリングと発進性の帳尻を合わせてください。
PSは1.0固定のままでもASだけでほとんどの場合が何とかなります。

③一般道の速度内で普通に走れる事。

通常の走行が出来ないほとんどのケースはクリップ段数がずれているケースが多いです。
一番分かりやすいのはクリップ段数が濃過ぎる状態です。
まともに走りません。薄過ぎるは加速感に欠けます。
バイクに勢いがついているので薄過ぎる状態は分かりにくいです。
クリップ段数は濃過ぎて走れない状態から2段か3段薄めにすると走りやすくなります。
クリップ段数については薄い濃いのセッティングよりはライダーの好みも現れると思います。
適正なセッティングを求めるよりは走れない状態を回避したあとに自分の好みのクリップ段数を決めてください。
以下のケースは無いとは思うのですが書いておきます。
クリップ段数を全て試してもまともに走れない状態であればクリップ段数の範囲外に適正があります。
テーパー角か切り上がりを変更する必要があります。

ここまでで一般道であればストレス無しなはず

この辺りまで触ると一般道で平気にバイクを走らせることが出来るようになっているはずです。
満足がいくまでエンジンの性能を引き出すセッティングを追い求めていく事が出来るようになっているはずです。
ノーマルキャブレターの調子が悪くてFCRを選択したライダーはのんびりとジェット類を変更したりを試していってください。
FCRはセッティング前提のレーシングキャブレターなのでちょっと気になる事があれば、調整が出来る点が特性です。逆に言えば調整をしないといけないという側面もあります。
調整しないといけないというのもライダーそれぞれの主観による所もあります。

トラブルの事例

私が出会った簡易的なトラブルを書いていきます。
おおむね2点です。
・燃料が供給されていない
・点火していない
上記になります。
その他で言えば、ジェット類の変更によるゴミを噛むとかジェットのねじ切れや、ボルト類の脱落があります。
フューエルラインの取り回しで燃料が供給されないケースがあります。
ろ紙フィルターを使う事によって燃料供給が追い付かなくなるケースもあります。
プラグコードが抜けているケースもあります。
長期放置でガソリンが変質したケースもあります。
この辺りまでが派手にセッティングをしない場合のよくあるトラブルかなと思います。

MJとJNとSJの選定はどうするの?

基本的にはプリセッティングのうちはやらなくて良いです。
本格的にセッティングを始めた所で変更してください。
自分自身が納得する所まで変更をしてください。
プリセッティング中でスクリューの調整位置が微妙であれば、JNのストレート径かSJを変更してください。

FCRを簡易的にプリセッティングする【まとめ】

まとめ的に書きますと、
エンジンの始動はエアスクリューを調整してください。
発信についてはさらにエアスクリューを調整してください。
この辺りでPSを調整しても良いかもしれませんが、PS1.0でASだけを回して帳尻を合わせた方が、
簡単だと思います。
クリップ段数を調整して終了です。
ほとんどの場合で少々はセッティングがずれていてもい一般道であれば何ら問題なく走れる状態になります。
普通にセッティングをしていた場合は調子を崩して走行不能になったことはほとんどありません。
少しの変更で調子が悪くなるキャブレターであれば、良い悪いの判定が行いやすいので、
逆にセッティングは簡単になるかもしれません。
FCRは、おおむね良い状態から凄い良い状態を探すようなキャブレターだと思います。
今回は凄い調子が悪いというメール相談を受けたので記載してみました。
凄い調子が悪いFCRを装着されている方は参考にしてみてください。
おそらく大体調子が良いという程度には改善されるとは思います。
それではシーユーアゲイン!

CBX1000-写真ギャラリー

先日、ネイキッド仕様にした時とセッティングをした時の写真を含めて掲載しておきます。
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