FCRセッティング-パイロットスクリューは1.00戻しにしたままだともったいないデス世!

CBX1000 FCR
CBX1000FCR
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FCRセッティング-パイロットスクリューは1.00戻しにしたままだともったいないデス世!

FCRのセッティングについてスクリューの初期値は、エアスクリュー(以下AS)1.00でパイロットスクリュー(以下PS)1.00が基本でございます。セッティングマニュアルにも書いてある事です。
FCRを触る時の基本的な事でございます。
今回のブログ投稿はタイトルからご察し頂けると思うのですが、PSを触る話でございます。
結果的な話を先に書いておきますと、ベストなセッティングを決めた!
と思っていた所からもう1段階パワーが出るかもしれないお話でございます。
FCRについてはネット記事や実際にお会いして雑談などをする事があります。
FCRのセッティングをする時にPSを1.00から触らずにセッティングをされる方やそれを推奨されているチューナー様もいらっしゃいました。
私もPSについてはよく分かりにくい時期がありました。
PSを全閉めにしたり、PSを1.00固定のままSJだけをひたすら35番から順に交換していったりと、
アイドリング時やPSが担当するであろうスロットル開度で色々と試してみました。
最近気が付いたのですが、PSは1.00固定のままは絶対にまずいという事です。
理由があります。
ASはPSの影響範囲と重複しています。
というわけで今回はPSを触ってください的なブログ投稿になります。
PS1.00という先入観になられているかもしれない方はぜひ最後まで読んでくださいませ。
それではレッツスターティン!

ASとPSは重複しているけど別物です。

画像はセッティングマニュアルのASとPSの影響範囲です。ASとPSは重複している部分があるのが分かると思います。PSはスロットル全閉めから1/16以下にしか影響が無いと書かれています。
FCR-ASエアスクリュー
FCR-ASエアスクリュー
FCR-PSパイロットスクリュー
FCR-PSパイロットスクリュー
PS1.00で固定のままでもASを触ったり、スロージェットを触ったりして非常に良いセッティングを出す事が出来ます。むしろASはアクセスしやすいスクリューなので、ASだけでお気楽に解決も出来ます。しかし、よく考えるとPSを1.00で固定してセッティングした場合ですが、少々おかしい事になる場合があります。

①スロットル開度1/8辺りの調整をベストな状態にしたくてASを開きました。
②アイドリングが不安定になりました。
③ASを元に戻しました。

要するにASだけの調整だとアイドリング時のベストとスロットル開度1/8のベストが両立出来ません。気にしないのであれば気にせずにどちらかを犠牲にすればよいです。ASを何となく触ってふわふわっと中間をとるような戻し位置にしておくのもありです。
PS1.00固定でASを開いていってアイドリングや発進が丁度良い状態にしてセッティングをしてもかなり調子が良いセッティングになります。
PS1.00でセッティングをしたあとに、
ASをより開いてみます。
アイドリングや極低開度は薄くなります。
その分PSを開けるとアイドリング領域は濃くなりますからASを開けた分の帳尻合わせが出来ます。

PS1.00に固定する事によってASをより開けてパワーを出すという行為にフタをしている可能性があります。スロージェットやジェットニードルの変更で帳尻を合わせる事も出来るかもしれませんが、
圧倒的にPSだけを触る方が効率的です。
ASを触るとPSが担当している領域の空燃比はかなり変わります。
ASを触ったあとにその分PSを触ってアイドリング周りの帳尻を合わせるという行為が、
最近は必須だなと思えるようになりました。
という事が今回のお話のミソでございます。
要するにPSを1.00で固定してしまうとASをまだまだ開けるのにそれ以上は踏み込まないで、
セッティングを終えてしまうという事になっていませんか?
という事でございます。
なぜ、FCRのセッティングはPS1.00固定で行ってしまうケースがあるかというと理由は2つあると思います。
①スロットルの開度が正比例ではない
②PSを触っても反応が分かりにくい
上記2点が理由になると思います。
次のセクションで色々と書いていきます。

FCRはスロットル開度が正比例ではありません。

正確ではありませんが図を見てもらって青線がFCRだと思っていただければと思います。
スロットルを開けてもスロットル開度1/2までは非常にマイルドにスロットルバルブが開きます。
写真はスロットルを3/4程度まで開いた状態です。FCRを分解してボディ内を見て貰えば分かるのですが、リンクがついていてスロットルバルブの動きを調整しているのが確認出来ます。
スロットル低開度がふんわりとぼけた状態になっている事がPSを調整しても影響が分かりにくいという事のちょっとした原因になっているのかもしれません。
バルブ開度
バルブ開度
FCRバルブ-スロットル3/4辺り
FCRバルブ-スロットル3/4辺り

PSを触っても反応が分かりにくい

PSについては冷間時の始動性があがったり、発進の際にパワー感があるかないかなどが体感しやすい項目だと思います。
ただし、かなり大きく動かさないと分かりにくいです。
私感ですがASの1.5倍程度回す必要があるかなと思います。
また、スロージェットが適正な範囲でない場合は全閉めにしても平気でアイドリングします。
冷間時と暖気済でも様子が全然違います。
こういった点がPSの調整を分かりにくくしている大きな原因かと思います。
PSは回す量の感覚をつかんだり、バイクに対して影響を与えている事を分かって触ると、
変化を感じ取る事が出来ます。
私のCBX1000の場合ですが、空燃比計を装着していますので数値として分かりますが、
6気筒全て触らないと変化が分からない事がほとんどです。
ASのように2気筒程度触るとすぐに変化が分かるようなことはありません。
6気筒でなくても4気筒などのマルチシリンダーのバイクではアクセスしづらい場合もあります。
車種によってはFCRを着脱しないとPSを触れない場合もあるかもしれません。
そういった点もPSの調整を分かりにくくしている原因かなと思います。
私のCBX1000の場合だとパイロットスクリュードライバーがそのままだと使えないのでドライバーを削って使っています。

空燃比計を見ながらエンジンをかけてPSを触るのが1番分かりやすい

結局の所、PSについては音や走行した感じでは具体的には分かりにくいです。
空燃比計を見ながらエンジンをかけたままPSを触るのが1番よく分かります。
そして、冷間時と暖気終了後でも随分と数値は違います。
空冷エンジンの方がバルブクリアランスの都合で水冷エンジンよりも変化の幅が大きいです。
空燃比計を取付ける前は冷間時のエンジン始動のしやすさで変化を手探りで試していましたが1日に1回しかチェック出来ません。
ちなみに空燃比が15でも13でもアイドリングだけでは分からない事があります。
私も空燃比計を取付けていなかったらPSについてはもっといい加減に扱っていたと思います。
空燃比計、冷間始動
空燃比計、冷間始動
空燃比計、暖気後
空燃比計、暖気後

FCR初心者向け-スクリューの調整

一番良いのは空燃比計を装着することです。初心者であればあるほど、良い工具や装備を使った方が効率はあがります。
と言っても空燃比計をお気軽に付けられる初心者の方も少ないと思います。
おおむねですが、2点だけきにすればスクリューの調整は8割がた問題ないと思います。
・冷間時の始動性が良い気がする
・発進がしやすい状態である
この2点をクリアしているならスクリューの調整は大丈夫かなと思います。
突き詰めて調整は空燃比計が無いと出来ません。
今考えられる最高の状態になっていたとしても空燃比計が無いと現在の状態を確認する事が出来ません。それは初心者であろうがベテランさんであろうが同様の事です。

FCRセッティング-パイロットスクリューは1.00戻しにしたままだともったいないデス世!【まとめ】

私の場合はPSは何となく触っていましたけど、ASをまだまだ開けれる余地があると思うようになってからは少々意識が変わりました。一度セッティングを終えて、ASを発進しにくいようなギリギリまで開けて、さらにそこからPSを開けていくというような事をしたりしております。
実際には始動性やスロットル開度1/8辺りでも調子が良いなと感じる事もあります。
去年と今年で考えている事は変わっておりますので、セッティングの回数を重ねて来年はまた違う気付きがあるかもしれません。
というわけで今回はPSのお話でした。
それではシーユーアゲイン!

空燃比計の購入

後付けになりますのでワイドバンドのセンサーはBoshを使う事がほとんどです。
マフラーの溶接用のボスのサイズはM18×10 P1.5です。
マフラーの素材を選んで購入する必要があります。空燃比計をセットで購入した場合はスチール製が付属している場合もあります。CBX1000にはPLXのDM-6を使っています。CBX1000は52パイの丸形を使うと中央の電圧計とメーターを交換出来ます。
※PLX DM-6は生産終了の可能性があります
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