ケーブルインジェクター-ワイヤーに給油-メンテナンスするなら新品に交換も吉

ケーブルインジェクター メンテナンス
CBX1000メンテナンス
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ケーブルインジェクター-ワイヤーに給油-メンテナンスするなら新品に交換も吉

ケーブルインジェクターを購入しました。
理由は今まで使っていた物を無くしたからです。
こういった便利アイテムは使える瞬間があれば使うべきです。
今回のブログ投稿はケーブルインジェクターについてご案内いたします。

※主観で書いております。間違っていたり適していない表現がある時はご了承をお願いします。
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新品のワイヤーにグリスアップ

新品のワイヤーはグリスアップしなくても使えるらしいです。
私はグリスアップします。
特に外部に露出している金属部分にはサビ止めもかねてオイルは塗布しておいた方が良いです。
新品の状態はバイクに取り付ける前なのでグリスアップはしやすいです。
重要な事はグリスアップが行いやすいうちに被膜の中をグリスアップする事です。
グリスアップする時に注意する事はゴムや樹脂にダメージを与えないタイプのグリスを使う事です。
ワイヤー類は交換前提のパーツなのでダメージについてはそこまで神経質にならなくてもよいですが、グリスの種類を選べるならシリコンやフッ素と書いてある商品を選びましょう。

ケーブルインジェクターで被膜ワイヤーのグリスアップ

被膜があるタイプのワイヤーにはケーブルインジェクターが便利です。
手順を案内します。
①ケーブルインジェクターを使って残っているグリスを清掃する。
②新しいグリスを注入
上記のような流れになります。
残っているグリスを除去するかどうかは完璧でなくても適度でOKです。
中には除去せずにそのまま付け足す人もいます。

ケーブルインジェクターの仕組み

とても単純な仕組みです。
切れ込みの入ったゴム製の筒がアルミの万力の間に入っています。
ゴム製の筒を被膜の上部に固定するような仕組みになっています。
そこに給油用の穴が開いています。

メンテナンス前の注意

ワイヤー類のグリスアップの目的は防錆と潤滑です。
バイクにすでに装着されているワイヤーのメンテナンスは想像以上に時間がかかる事があります。
フューエルタンクの着脱も含まれることもあります。
ワイヤーがサビていなくて動きも渋くない状態でしたら触らない方が良いこともあります。
ワイヤーのメンテナンスは他の作業と同時に行う程度で良いかもしれません。
特にケーブルインジェクターを使ってスロットルワイヤーに給油をしたいのであればFCRを着脱した時などに合わせてがおススメです。
ワイヤー類の着脱はクラッチワイヤーも含めて遊びや張りなどの調整が必要になります。
ワイヤーだけのメンテナンスを実施が必要な場合は交換しないといけない程度には劣化しているはずです。

クラッチワイヤーを取り外さないとケーブルインジェクターが使えない

バイクの種類にもよりますがワイヤーの両端を外さないとケーブルインジェクターを取付出来ない物もあります。少なくともCBX1000のクラッチワイヤーは両端を取り外さないとケーブルインジェクターは装着不可です。
また私のCBX1000はスロットルワイヤーについては2股になっているタイプなので完全に取り外さないとメンテンスは出来ません。

ワイヤー用のオイル

ノズルが細いタイプの物を選んでください。
クレ556などでも良いという人もいるかもしれません。
厳密に言うとワイヤーの被膜にダメージがない低粘度のオイルを選ぶ方が良いです。
ただし、被膜にダメージがあったとしても劣化が進んだなと思えば交換すれば良いパーツです。
せっかくメンテナンスするのであればダメージがないオイルを選んだ方が気持ちが良い物です。
専用品も販売されています。
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ケーブルインジェクターの使い方

中に残ったグリスをパーツクリーナーやクレ556で清掃します。
その後にワイヤーオイルを注入します。終了です。
と書くと少し雑になるのですがワイヤーのメンテナンスのコツです。
基本的にバイクに取り付けたまま作業は出来ないです。
ケーブルの両端をバイクから取り外して作業を行います。
片方をバイクに装着したまま作業を行うと内部のワイヤーを無理矢理引っ張たり曲げたりすることがあります。
そうなるとメンテナンスではなくて致命的なダメージを与えてしまいます。
ケーブルインジェクターを使ってのワイヤーのメンテナンスはバイクから外して行ってください。
清掃する時は片側の端部をペットボトルに入れておけば汚れたグリスを簡単に回収出来ます。
注油の際にパーツクリーナーやワイヤーオイルは勢いよく飛び出してきたりはしません。

ケーブルインジェクターを使う頻度

普段はワイヤー類は見える部分だけグリスアップしています。
私がワイヤーを取り外してケーブルインジェクターを使う時は大がかりにバイク全体のメンテナンスを行う時です。
ケーブルの被膜の中まで給油しなくても保管状態が良ければワイヤーが切れる事はほとんどないです。
過去にクラッチケーブルが切れた時はワイヤーが出ている部分のレバー側でした。
普段から動きが悪くなる前にメンテナンスをしているので動きが良くなるかどうかは分かりません。
不意にワイヤーが切れる事を防止したり、メンテナンスを通して目視で点検をする事を目的にしています。

メンテナンスが面倒なら新品に交換も有です。

考え方にもよりますが新品の時に給油して、それから3年か5年程度メンテナンスフリーで使用して、ワイヤー類を交換するのもありかもしれません。既製品であればワイヤー類は大した金額ではありません。おおむね交換が必要なワイヤーはスロットル2本とクラッチとチョークです。
1本3000円と考えても4本で12000円です。バイク屋さんに注油を頼んでもそれくらい工賃がかかりそうです。普段からメンテナンスをしていないならある時期にワイヤー類を一気に交換しても良いかもしれません。

ケーブルインジェクターを使わなくても給油は出来ます。

ノズルの先が細いタイプのスプレー式のグリスを使えば被膜の中に差し込んでゆっくりとグリスを流し込むことも出来ます。グリスを給油していないケーブルの片方からグリスが出てくれば正しく給油が出来ています。
バイクにとりつけたままであれば給油しながら、クラッチを握ったり中のワイヤーを動かしながら給油するのも有です。取り外しているならワイヤーを前後に動かしながら給油すれば被膜の中全体にグリスが染みわたります。

ケーブルインジェクター-ワイヤーに給油-メンテナンスするなら新品に交換も吉【まとめ】

動きが渋くなって来たらグリスをパーツクリーナーで落として新規にグリスを給油してください。
メンテンスをしながら長持ちさせるのもDIYの観点から考えると楽しい事です。
金属類にはオイルがついていれば基本的にはサビたりはしません。
汚れていても何かしらオイルが付いている事は重要です。
私はケーブル類のグリスアップについてそこまで気を使ってはいません。
露出している金属部分が切れそうかどうかはFCRを着脱した際にチェックをしています。
ワイヤー類への給油は頻繁に行わなくても問題はありませんが、
このブログ投稿を読んだことをきっかけにワイヤーの点検を行ってみてください。
それでは今回のブログ投稿はこのあたりで終わります。
シーユーアゲイン!
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