FCR-スロットルが重いなら28パイのスロットルの使用を検討-ナロースロットル
具体的な内容をタイトルにすでに書いています。
そもそもFCRはスロットルが極端に重くなる事も少ないのでどちらかと言えばCRS向けの話になるかもしれません。
昨年の後半から色々なキャブレターの調整やバイクを試乗したりしました。
スロットルで気になった事を書きます。
CRSのスロットルは圧倒的に重かったです。
スロットルの重さに関して私の見解を書きます。
ライダーが身体を鍛えれば良いと考えています。
鍛えれば良いで話を済ませてしまうと世の中ほとんどそれで済んでしまいます。
具体的な対応案を書いていきます。
スロットルの巻取り径を小さくするという対応案があります。
ノーマルが35パイなら28パイに変更すれば圧倒的にスロットルが軽くなります。
ただし、スロットル全開までの角度が大きくなります。
90度が全開だったなら110度が全開になるような感じです。
私のCBX1000はハイスロにしています。
巻取り径は44パイです。
全開までのスロットル開度は56度です。
そこそこに重いスロットルです。
重いスロットルを使用するのにも理由があります。
1回のスロットル操作で全開にしたいからです。
アクティブのハイスロを導入する前は巻取り径が35パイで90度でした。
BITO製のノーマルタイプのスロットルです。
スロットルの持ち方にもよりますが90度だと1回の操作では全開に出来るかどうかというラインです。
ノーマルのスロットルの設定は70度から80度程度でどのメーカーも全開に出来るような印象があります。
軽いですし操作に違和感もありません。
もちろん1回でスロットル全開に出来ます。
問題はCRSにした時のスロットルの重さです。
それではセクションを分けて色々と書いていきます。
FCRやCRSを購入する時に同時にBITO製のスロットルホルダーを購入する事が多いと思います。
ナローな感じのスロットル開度になります。
ハイスロが良い場合はアクティブ製のスロットルで巻取り径を選択した方が良いです。
40程度で少し重いスロットルになりますが開度については困らないと思います。
スロットル開度の参考リンク
https://www.acv.co.jp/active/index.php?tpl=01_product_t01_26
1回でスロットル全開に出来ないなら角度は大きい方が良い
おそらく1回のスロットル操作で全開に出来る角度は90度前後です。
それでもスロットルの持ち方には気を使います。
28パイのスロットルを使えばバイクの種類にもよりますが100度程度の角度になります。
スロットルの持ち方によっては全開に出来ないので握り方を考える必要があります。
それでもスロットルはかなり軽いはずです。
普通に考えれば何気ないスロットル操作で全開に出来ない事はかなりデメリットに感じます。
しかし、スロットルを全開にするような走行は普段はほとんどないはずです。
ストリートユースでスロットルを2/3以上開くような事は稀です。
スロットル全開はあまり使わない領域です。
シフトチェンジをした時などにスロットル全開用に握り直せば問題はありません。
無駄な動作が増えるのでサーキット向きではありません。
普通にスロットルを握る
脇を開いてスロットルを握る
少し脇を開いてスロットルを握るとスロットルを回せる角度を大きく確保出来ます。
写真は少し極端に握っています。
ライディングポジションもリラックスしたような姿勢になるので可動域を考えてスロットルを握ってください。
スロットル全開用に深く握る
ハイスロを導入するメリットとデメリット
ハイスロを導入するメリットは少ない角度でスロットルを全開に出来る事です。
これ以外にはないと思います。
では逆にデメリットを書いていきます。
①スロットルが重くなる
②スロットルの操作がシビアになる
気にしなければどうにでもなる事ですが今回のブログ投稿のお題でもあるスロットルを軽くしたいという点から考えると①は大きなデメリットです。
少ない操作でスロットルが開く分、重くなるのは当然です。
スロットルの操作がシビアになるのもセッティングを進めていくうえではやりにくくはなります。
スロットル開度1/8なのか1/4なのか分かりにくくなります。
レーシングキャブレターはライダーがエンジンに対してスロットル開度を合わせて行く乗り方をする必要があります。
そういった点を考えても極端なハイスロットルはデメリットが大きいと言わざるを得ないかもしれません。
ハイスロはやり過ぎても問題有
私のCBX1000の全開のスロットル開度は56度です。
これはおそらく、やり過ぎです。
ドゥカティのレーサーでこれ位のスロットル開度になります。
要するにほぼほぼスロットル全開しか使わないバイクの設定になっています。
普通に考えればスロットル開度は75度から80度程度であれば走行に対して支障は無いはずです。
この角度を実現出来るのは巻取り径で言えば38パイから40パイ程度になると思います。
このスロットル開度で重いなと感じたらスロットルについて色々と考える必要があります。
①リターンのスプリングのレートを下げる。
②スロットルのグリップを多少でも大きい物にしてみる。
③スロットルの巻取り径を極端に小さくする。
上記の①~③で1番現実的な方法は①だと思います。
②については効果があるようなないような感じです。
③についてはスロットル開度が大きくなるというデメリットがありますのでほどほどに小さくしてください。
FCR33パイの時に巻取り径が35パイで90度で全開になります。
スロットルを全開用に握り直すのは有か?
私の見解を書きます。
サーキット走行以外なら有です。
スロットルが軽くなる恩恵の方が大きいです。
私は35パイの巻取り径の時にスロットルを全開用に握り直していました。
公道でとっさにスロットルを全開にしたいような瞬間は基本的にはありません。
加速して何かを避けた方が良いと仮定してもスロットル全開の方が適しているケースはありません。
FCR初心者向け-スロットルの調整はこだわるべき
自分のバイクの遊びや全開までのスロットル開度については徹底的な調整をした方が良いです。
完璧な調整をしなくても遊びと、全開までの角度については知っておいた方がよいです。
レーシングキャブレターはスロットルとスロットルバルブの動きが連携しています。
スロットルワイヤーの張りについては出来るだけ遊びを少なくしてください。
左右にハンドルを切ってスロットルワイヤーの動きを阻害していないかも確認をしてください。
スロットルワイヤーにリターンがある場合は仕組み上、遊びを0にする事は出来ません。
時間は使うかもしれませんがスロットルの調整はハードルの低い作業なので1度は挑戦してみてください。
FCR-スロットルが重いなら28パイのスロットルの使用を検討-ナロースロットル【まとめ】
スロットルを軽くする為に結局はどのように対応するのが良いのか?
①スロットルの巻取り径を小さくする
②リターンスプリングのレートを変更する
③両方
完全に好みが分かれるところです。
スロットル全開を使う事がほとんどないと割り切れるなら、
巻取り径を小さくすればスロットルは劇的に軽くなります。
効果は大きいです。
スロットル1回で全開に持っていける開度が好みでしたらスプリングのレートを下げるしかありません。
ワイヤータイプのスロットルはテコの原理を使うアナログな仕組みです。
完璧に自分好みの状態にする事は難しいかもしれません。
しかし、重さやスロットル開度については理屈を知っていれば調整は出来ます。
スロットルが重いと悩まれている方はすでにスプリングのレートについては検討されたことがあるはずです。
スロットル開度が極端に小さくてスロットルが重いと悩まれている状態でしたら、
巻取り径の確認をしてみると幸せになれるかもしれません。
それではシーユーアゲイン!
スロットルの色々
リンク先からスロットルが色々と見れますのでご自身のバイクに適したスロットルを探してみてください。
ハイスロ
購入するなら通常はEvo2の一択です。
私はType3を使っています。
理由はEvo2の存在を知らなかったからです。
FCRに装着したい時はワイヤがー専用品でないといけないのでkitで購入するよりは単体で購入した方がよいです。Evo2にはラージとスモールがありますが、ラージの対応は48-54パイ、スモールの対応は36~46です。特殊な事情が無い限りはスモールを使用してください。
40程度で充分なスロットル開度を確保出来ると思います。
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