CBX1000のメインハーネスには未使用のギボシが3つある-CB1

ステム周りのギボシ-ホワイトグリーンとブラウン 説明書・マニュアル
CBX1000メンテナンス説明書・マニュアル
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CBX1000のメインハーネスには未使用のギボシが3つある-CB1

今日、はじめて気が付きました。CBX1000に繋がっていないギボシが3つあるという事に。
型式は北米使用CB1です。
今まで、知っていたのはウインカーあたりにあるギボシ1つです。追加で2つ見つけました。
先にどこに何があるかの結論を書きます。
ウインカーのリレー当たりにアース線がひとつ。
ネック付近のメインハーネスにプラス電源がひとつ。
ネック付近のメインハーネスにアース線がひとつ。
という内訳です。
先日ヘッドライトのカプラーが外れていたので、どこか外れている相手がいないかと探しましたが、
いませんでした。ガムシャラに配線をたどって探すより配線図をみてどこに繋がる配線か確認した方が速いと思いました。それで、配線図を確認すると相手がいないギボシという事が判明しました。
配線図とにらめっこしたら分かる事なのですけど、先に外れているギボシを見つけたので、
かなり驚きました。
一通り全部見ていたつもりだったので本当に驚きました。
先入観って良くないなと反省です。
以前、車体を全バラにした時は完全にじぶんでやっていない部分も多々ありました。
配線に関してはある程度、行先表示をしていちいち悩まないように分解していました。
新しくはない事ですが、私にとっては新しい事でしたので非常に驚きです。
後期型に対応する為か不明なのですが、ステーを取り付ける用のネジ穴があったりもします。
当時の設計者が未来の事を想定して色々と事前に用意しておいたのかもしれません。

配線図とギボシ

こういった余っているギボシは配線図をみないとなぜ余っているかは分からないと思います。
基本的に余っていたら、まずギボシが外れている事を考えていしまうのが普通です。

簡単にヘッドライトからプラスを取るのはよくない

普段はバッテリー近くに電源ターミナルを用意していてそこから電源を取っています。出来るだけ、
メインハーネスや既存の配線にアクセスしたくないからです。部分的に加工などもしていますが、
基本的には見たらすぐわかる程度にしか触っていません。今回見つけたギボシは
ホンダがここから電源を取得してくださいという意思表示だったのかもしれません。
どちらにしても追加した機器はある程度分かりやすくしておきたいので、
今まで通りターミナルから電源を取るとは思います。
アースは色が分かっていればどこにとっても同じだと思っているので特に気にはしていません。
アースとはマイナス線のまとめ先という風に認識しています。

DIY大好きさんへ-配線の注意

私も配線について知見が高い方ではないのですけど、いままであったトラブルをざっくり書いておきます。基本的に壊れかけが1番悩ましいですが、壊れかけは壊れています。
①ヒューズコネクタがサビていて通電していない
同時に複数の電源が切れた時は疑って良いです。症状が出たりでなかったりすることがあるので、
ちょっとしたサビも除去してください。
カプラやギボシなどの接続部分の劣化です。
②レギュレターが死んで過電圧
コネクタが焦げていたり、電圧が高くなったりします。
③ジェネレターが死んで発電不可
走行中に徐々に電圧が下がっていきます。
④セルモーター異音
バッテリーの電圧が低いと出る症状です。セルが回らない時は、
【2】速に入れて車体を後ろや前に動かしてみたり、叩いてみたりすると
回り始める事があります。私には原因や理屈は分かりません。
交換かリビルドが対処法です。
⑤過電圧で空燃比計が壊れる
空燃比計やデジタル機器は6vで動いている物があります。
そういった機器は特に電圧の変化に弱いです。低めのヒューズをかませたり、
そもそも電圧が不安定な機器の近くの電流を使わないようにした方がよいです。
⑥電圧計を外してプラスとマイナスを接触させるとヒューズが飛ぶ(ショート)
抵抗がないと燃えます。電池に銅線を繋げて燃やすというキャンプの手法をイメージしてください。
⑦ウィンカーをLEDに変更した事によるハイフラッシュ
消費電力が低い電球を使ったりウィンカーの電球がきれていたりするとフラッシャーの速度が速まります。ウィンカーの点滅速度が速まります。
⑧ノイズ対策をしていないエーモンリレーを多段で使ってリレーが故障
ノイズ除去と記載がある4極リレーか5極リレーを使う事を強くすすめます。
⑨ダブルホーン配線のルートを考えずに作製してヒューズが頻繁に飛ぶ
ホーンは思った以上に消費電力が大きいパーツです。
⑩カプラーが抜けていた
地道にどこのカプラーが抜けているかさがすしかありません。
ざっくり10個ほど書き出しました。
経験していると2回目は無いです。バイク屋さんで見習いから修行をしていたりすると、
先輩から教えて貰ったりしてトラブルシューティングはかなり早いのですが、
私のようなバイク屋さんに出入りしていないユーザーにとっては毎回が大ピンチになります。
上記10点は詳細に解説しなくても調べるといくつもサイトが出てくると思います。
1度読んで知っているのと知らないのでは気が付くまでのスピードが違います。
その他で言えば、旧車業界で言えば配線の劣化です。ステム周りのハーネスの断線や上記していますがギボシやカプラーのサビです。劣化がらみは見つけにくいです。
総じて、再限度が低いトラブルになっていると当分の間、瑕疵になっている部分を見つけられないという状況も生まれます。ご注意ください。

CBX1000のメインハーネスには未使用のギボシが3つある-CB1【まとめ】

配線周りはトラブルシューティングをしたくないので、徹底的にリビルド品に交換されたりするオーナーさまもいらっしゃいます。
私の考えですが、
見えないトラブルに時間を割くなら、お金や手間で解決するのはありだと思います。
むしろ、受けてくれるバイク屋さんなら難易度も低くはない作業なので、工賃もそこまで不明瞭に高くなる事は無いと思います。1番良くないのは壊れかけに気が付いていないという事です。
壊れていれば気が付くのですが、壊れていないと気が付きようがありません。
とすっかり配線講座になってしまいましたが、新しい発見があるとバイクのDIYは非常に楽しいです。
私はタンクをしょっちゅう着脱するので、配線を見る機会は多い部類だと思います。
余りタンクを外したことが無いという方はこれを機会に一度タンクを外してフレームやヘッドカバーの清掃ついでにハーネスがどんな風になっているのか、確認されるのも楽しいと思います。
それでは皆様も楽しいDIYライフをおすごしくださいませ。
シーユーアゲイン!
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