FCRにハイスロは必要ですか?
旧車をレーシングキャブ化する時に必ずついて回る話です。 レーシングキャブはサーキットでの全開走行を目的としているので、 ハイスロットルは導入するのがベターです。 ケースバイケースですが使用目的によってはハイスロを導入しない例外的な理由もあります。 ハイスロの取付はFCRを例に出すと別体のスロットルホルダーと薄型スイッチ必要になります。 ノーマルのままでFCRを取り付ける事が出来る場合もありますが、物理的にスロットルやアクセルワイヤーの形状が違う場合は交換必須となります。 せっかくFCRを取り付けたなら、しっかりと楽しむためにハイスロットル化は純正ホルダーを使用せずにぜひとも検討して頂きたい選択肢です。 この投稿の核心となる話ですが、簡単にハイスロにした方が良いとか悪いとか書いていくものおかしな話なのでなぜハイスロを進めるのかも理由も書いていこうと思います。 少なくとも私はハイスロを入れていて不具合はありません。 CBX1000でハイスロを導入は必要か不要か問われると私はFCRを装備するなら必要と答えます。 CBX1000については随分と昔にカスタムショップにお任せで取り付けていただいたので、 スロットルの交換が必須だったかは不明ですが、取り付けるだけであれば、純正スロットルホルダー は使用できるのではないかと思います。 FCRをしかっり楽しむという点についてCBX1000についてハイスロは必要です。 最近はスロットルの遊びを無くし、戻りを強くするようにしています。 FCRは強制開閉式のレーシングキャブなのでハイスロ化してきびきびとエンジンのレスポンスを楽しむのが醍醐味とも言えます。 本日は、ハイスロが必要か不要かについてコラム的に書いていこうと思います。 過去記事もご参照ください。 ↓過去記事が開きます↓ ハイスロ導入-Active Type3 ↓スロットル開度一覧が新規タブで開きます↓ アクティブ様のページ CB750Fが90度でおそらくCBX1000と同じです。 ドカティの1098が56で現在の私のCBX1000と同等のスロットル開度です。 スロットル開度やワイヤーの遊びはバイクの操作性において重要だし、 簡単に改善できる項目のひとつなので、ぜひ一度、ご自身のバイクも確認をしてみてください。
結論-FCRを取り付ける理由による。
FCRを取り付けている理由によっては必須です。おおむねレーシングキャブレターなので、 ハイスロットルは基本的には必須です。例外的な理由があってハイスロが不要なケースもあります。 まず不要な場合の理由を書きます。 【キャブの代品が無い場合で新品を手に入れる選択肢がFCRだった場合】 動けばよいのでハイスロは必要なないかもしれません。 キャブが手に入らないような車輌はレースなどできない場合があるので、 車輌維持の為にやむなしでFCRを導入しているのだと思います。 【競技的にハイスロが必要ない場合】 ジムカーナなど、低速での微妙なスロットルワークを求める場合は不要だったりします。 直進全開というシチェーションが有り得ません。 ハイスロは必要ないかもしれませんが、メンテナンス性の向上や競技者の好みの開度の スロットルホルダーを導入する場合は有ると思います。 【お金が無い】 お金を貯めてくださいとしか言いようがありません。 【スイッチ類の変更に抵抗がある】 旧車に乗っている方は妙にこだわりがあるかもしれませんが慣れると、 大したことはありません。そもそもFCRに変更すらしない方がよいかもしれません。 必要な場合の理由 【ドレスアップでFCRを装着している】 ドレスアップでFCRを装着しているのにスロットルを変更していないのはナンセンスなので、 交換をすべきです。 【性能を追求したい】 本来の使い方です。絶対にハイスロを導入すべきです。 上記で分かる事は理由によるという点だと思います。 予算の都合で取り付けられないオーナー様はお金を貯めてどれかの理由に当てはまるように お願いいたします。
CBX1000のFCRにはハイスロを導入した感想
CBX1000にFCRを組み込んだ場合はハイスロを導入するべきです。 前のセクションのキャブが手に入らないという項目があてはまりますが、 その場合はFCRを入れる費用を手に入らない純正キャブの リペアにつぎ込めばよいだけの話です。 また、CRキャブもCBX1000には通常はお気軽に装備するべきではないです。 理由は当時簡単に取り付けられる状態ではなかったから。 最近のCRキャブブームやレースのレギュレーションでCRキャブが必要なケースがあるからが理由です。 また、最近になってお気軽にCRキャブレターの取付キットが国内で手に入るようになりました。 人と違う事をしてオリジナル性を出したいのはバイク乗りとしては大なり小なりあると思います。 性能をあげたいと、他人と違う事がしたいのは同義ではありませんので、ご注意くださいませ。 用途がずれたカスタムをするとどこかにしわ寄せがきて、カッコ悪いバイクになってしまいます。 具体的に私がハイスロを導入した理由と感想を書きます。 導入した理由はBITOのFCRキットのスロットルホルダーはつくりはよいのですが、 前回までに一度スロットルを握り直さないと全開に出来ません。 BITO製のスロットルホルダーはハイスロと呼ぶには少々開度が大きすぎると思います。 ジムカーナなどの微妙なスロットルワークを多用する競技にはむいているかもしれませんが詳細は不明です。 全開までのスロットル開度は90度です。 私は1回ひねって全開まで持っていきたかったのでアクティブのスロットルに交換して スロットル開度56度で全開になるようにしています。 また、遊びは1度以下にしていてスロットルの戻りもかなり強いくしています。 遊びについてはレーシングキャブなので、極端に少ない方がよいと判断しているからです。 戻りが強めなのは私の個人的な好みです。 スロットルをハイスロに変更してよかった点が2つあります。 1点目は全開まで一ひねりで到達出来る事です。これについては特筆すべきではありませんが、 ハイスロ導入の主たる目的でございます。 2点目については好みになるのですが、発進やスロットルワークについて雑に操作しても、 反応が良くなった点です。ハイスロにするとスロットルの反応が鋭くなります。逆にロースロットルだと雑に操作しても反応が出にくかったりもします。このあたりは好みになるのですが、 元々ロースロットルで丁寧にスロットルワークをしていたライダーにとっては、 スロットルの反応が機敏になって扱いやすいかもしれません。ロースロットルのバイクで雑にスロットルワークをしているライダーにとってはスロットルが過剰に反応しすぎて乗りにくいバイクになるかもしれません。FCRのスロットルワークは強制開閉式なので、 スロットルに関してエンジンが素早く反応する事が求められます。
ハイスロの写真ギャラリー
最近、スロットルのグリップの緩みも気になってワイヤリングをしております。 現在使用しているスロットルはアクティブのタイプ3の44パイです。 ワイヤーの取り回しは最初は上向きにしていましたが、現在は下向きにしています。 その際にタンクと干渉する場合がありますので、細心の注意を払ってください。 ちなみに私はヤフオクで購入したCB750F用のハンドルストッパーを使って対応をしています。 詳細は過去投稿をご参照くださいませ。開度は56度程度で、遊びは現在はほとんどない状態に調整しています。 ハイスロ導入-Active Type3
FCRにハイスロは必要ですか?【まとめ】
冒頭でも書きましたが、結論的にはハイスロ化するのがベターです。 他のレーシングキャブについても同様と言えます。 例外的にハイスロ化しなくても良い場合があるという考え方が私の中での結論です。 ハイスロ化はしなくてもよいけど、やった方が良い処理です。 お金はそこまでかからないけど、微妙にお金もかかるし、工賃なども考えると 腰が引けてしまいます。そういった点がハイスロ化せずにレーシングキャブを導入 している車輌が多数存在する理由の一つだと思います。 ハイスロ化してデメリットがある場合もほぼないと思います。 また、FCRでなくてもスロットルワークに不満があるライダーさまはハイスロ化をぜひともご検討くださいませ。梅雨が明けると冬まではツーリングが楽しい時期です。夏は避暑地に向けて走りましょう。 それではシーユーアゲイン!
気になるアイテム
DIYライフにお役立てくださいませ。値段の比較がしやすいようにリンクを設定しております。 各ショッピングモールに絶対にあるとは限りません。ボルトナットやゴム類はアマゾンだけでしか取り扱いが無いケースが多いです。各モールのリンク先から色々検索も出来ます。
ハイスロ
Evo2の一択だと思いますが私はType3を使っています。理由はEvo2の存在を知らなかったからです。 FCRに装着したい時はワイヤがー専用品でないといけないのでkitで購入するよりは単体で購入した方がよいです。Evo2にはラージとスモールがありますが、ラージの対応は48-54パイ、スモールの対応は36~46です。特殊な事情が無い限りはスモールを使用してください。
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