FCRの冬ごもり-ドレンボルトからガソリンを抜いておく

フロートチャンバーのガソリン量 CBX1000
CBX1000FCR
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FCRの冬ごもり-ドレンボルトからガソリンを抜いておく

CBX1000を中心とするFCRについてのコラム的な投稿でございます。
日本はまだまだ冬の気候…。雪も積もっている地域は多くあると思います。
冬至と節分を過ぎてしまっているのでこれからは春に向かうのですが、冬ごもりについて、もしくは長期保管についての記事を書いていこうと思います。
こういった投稿はウェブ探しても数が少なかったりします。そして、文章量も少ないケースがあります。
一応私のブログ投稿は1記事に尽き読み物的には長目の文章を書くようにしております。
役に立つ内容が埋もれている可能性は多少はあると思います。
と言ってもメインジェットを交換する要領でドレンボルトを外してガソリンを抜くだけでございます。
冬ごもりは置いておいても、長期保存についてガソリンを雑でも良いから抜いておくというのは大事な作業でございます。ジェット類が緑色になったりします。
それではセクションごとに色々と書いていきます。
レッツスターティン!

ガソリンコックをオフにしてドレンボルトを緩める

メインジェットを交換する要領でFCRのチャンバーのドレンボルトを緩めます。
スパナのサイズは14mmです。
以上でチャンバーパッキンのガソリンを抜く作業は終了です。

加速ポンプのチャンバーも外すかスロットルを回しておく

加速ポンプは3mmの六角レンチで外れます。スロットルをシコシコ動かして燃料を出し切っても良いと思います。

フューエルラインも1度外しておく

フューエルラインも1度外して燃料を出しきった方がよいかもしれません。
普段からフューエルラインを外したりしている人には問題はありませんが、
1度もフューエルラインを外したことが無い場合は固着して外しにくいケースも多いです。
ジョイントなど樹脂系のパーツが絡む部分はご留意ください。

流れ出るガソリンについて

タオルを敷いて吸い取るのもありです。私は可能な範囲で軽量カップで受けています。
量は1つのキャブにつき50cc程度です。6気筒なので300ccなので案外、見落とせない燃料の量でございます。

完全に燃料を除去したい場合は…

キャブを着脱してガソリンを抜くのがベストかなと思います。程度にもよりますが、チャンバーを外して、穴という穴にゴム対応のパーツクリーナーを吹いてガソリンを吹き飛ばしてから冬の間は保管という方法がベストかもしれません。非分解の部分などにガソリンは残っているかもしれません。

ガソリンが残っているとどうなる?

ガソリンは腐ります。緑っぽい固形の物体がキャブの中に出来上がります。
大部分は揮発して目に見えないような状態になるのでしょうけど、大量のガソリンが1か所でまとめて揮発すると、何か物体が出来上がります。それがジェットに類や燃料の通路を堰き止めてしまいます。
そうなるとジエンドでございます。ジェット類の交換や通路の徹底的な洗浄が必要になる場合があります。ガソリンは化学的な物質のように感じますが腐るという事はナマモノのような物質なのかなとも思えます。どちらにしても身体に対しては健康的な物質ではありません。ナマモノのように腐るという事を頭の片隅にいれておいて頂ければと思います。

キャブクリーナーや灯油につけおき

ゴムパーツが溶けてしまいます。やめた方がよいです。
特にキャブクリーナーってキャブの洗浄剤のようなイメージがありますけど、エンジンに吸い込ませるクリーナーです。キャブの外装に対して洗浄をするクリーナーではありません。
つけ置きなどすると非分解パーツのゴム類が溶けたりしてジエンドとなる可能性が非常に高いです。

冬ごもりよりは長期保管を意識する

冬ごもりよりは長期間の保管についてキャブからガソリンを抜くこととバッテリーのマイナス端子を外しておくことをオススメいたします。
私が昔に自分自身で起こったケースですが、長期の海外出張などでバイクに乗れなくなったケースなどです。また、就職や転職で生活のリズムが極端に変わる場合は年単位でバイクをほったらかしというケースも稀にあります。そういう時に限って突然バイクをほったらかしにしてしまいます。

休眠バイクの復活は高額な費用が掛かるケースが多いです。

ガソリンだけではないですが、エンジンオイルやブレーキフールド、バッテリーなども液体が使われているので長期保管のバイクでは交換が必要な項目になります。
一気にメンテナンスをするとどこの調子が悪いのか探るのに時間がかかるケースもあります。
その分、費用や時間もかかってしまいます。
また、シートをかけてからの雨ざらしは地面からの雨の跳ね返りなどで足回りやベアリング周りがサビたりなどのケースもあります。保管していたつもりでも単純に劣化を促進させてしまっただけというケースもあります。長期保管をする時には保管用の準備などをした方が結果として安価で済む場合があるという事もご注意くださいませ。

FCRの冬ごもり-ドレンボルトからガソリンを抜いておく【まとめ】

冬ごもりの話から長期保管の話にシフトしてしまいましたが、
冬になるとメンテナンスをしっかりと行ったりガソリンを抜いて長期保管に備える習慣をつけるなどを
する習慣をつけた方が良いと思われます。
特に成り行きで長期保管になってしまう場合もあります。
冬になったら、バイクのバッテリーを外したり、キャブを外すなどガソリンを抜くという習慣をつけることがバイクにとってはのぞましいかなと思います。
私は冬になると派手に分解するようにしております。
1ばんよろしくないのがほったらかしからの長期保管です。
ほったらかしにならない為にも12月になったら走り収めをしてからバイクをおさめるというような、
サイクルを明確に決めておくことが長くバイクに乗るコツかなとも思います。
それに合わせて、車検を切らない事も私は意識しております。
バイクに乗るのが難しくなる時期って1度は訪れると思います。
皆様もバイクの保管をする時はほったらかしからの長期保管にならないようにご留意くださいませ。
それではシーユーアゲイン!

FCRの写真です。

キャブの着脱やメンテナンス派慣れると簡単です。是非チャレンジしてみてください。

FCRのジェット類の購入について

セットで購入する事をオススメしております。一つずつ購入するのは金額や時間の面で考えても非常にロスが出ます。小物については事前にストックを用意しておいた方が安全です。純正や社外品などに特にはこだわりを持たなくても良いと思います。

FCRの小物

FCRのセッティングについて事前にストックしておいた方が良い小物類です。モールによって極端に値段が違いますので必ず確認してからご購入ください。
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