旧車のツインショック交換は要件等項目-感動するレベルで変化!
旧車はカスタムとレストアの両方面で楽しめる乗り物です。 最低限でも走行を出来る状態を維持する事が目的なので、第一優先はレストアになると思います。 そこでレストアやオーバーホールを兼ねて社外のスペシャルパーツを導入する…なんて事も多いと思います。 先に伝えたい事を書いておきますと… 『まともに走るならサスはすぐに交換すべき!』 『ルックスが気に入らなくても簡単に元に戻せる!』 の2点でございます。 バイクは走る事がメインになりますが、旧車を乗られている方は思い入れやルックスも重要なポイントになっているとは思います。そこに現代的な高性能のツインショックを導入したりすると色々と台無しになってしまうと考えられる方もいらっしゃると思います。 バイクの後輪についているスプリングは飾りではありません。 このパーツを変更するだけでバイクが劇的に変化します。 バイクのパーツを交換しても変化が分からないという方もいらっしゃると思います。 スピードを出さないし、コーナーでバイクを倒しこんだりしないという方もいらっしゃると思います。 もしも、スピードを出す事があったり、ちょっとでもコーナーで倒しこんでしまった場合はいかがでしょうか?ちょっと危ないだけでおそらく大して危険でもありません。 楽しいと感じれるか、怖いと感じるかの差があると思います。 というわけで、今回はレストアを兼ねてスペシャルパーツに交換して良かったなと思うパーツの一つをCBX1000を通してご案内したいと思います。 それではレッツスターティン! ※言葉に揺らぎがある場合がありますのでご了承をお願いします。 ショック=サス モノショック=1本サス ツインサス=2本ショック
経年劣化したリアショックは単なるバネ
リアショックの目的は路面の段差を吸収する事が第一前提でございます。 単なるバネでも構いません。 しかし、スポーツバイクの場合は少々違ってきます。 縮んだ後にゆっくりと伸びます。簡単に書けば曲がりやすくなります。 リアショックには伸びや縮みの強さをコントロールしてコーナリングやブレーキングを行うという特性がございます。 交換するだけでコーナリングが大なり小なりスムーズになります。 経年劣化したリアショックは単なるバネです。 コーナリングをスムーズに行うという特性が消滅しています。 一つ機能の少ないバイクになっています。
コーナリングという機能が追加される
もう、15年近く前になるのですが単なるバネからリアショックに交換した感想です。 『もっと早くサスは交換しておけばよかった…』 が感想になります。 今までは緩やかなコーナーでも曲がりないくいな怖いなと思っていた所が急になにも考えずに曲がれるようになります。 タイヤやサス廻りはフィーリングもあるので、分からないという人も多々おられます。 交換後は良くなったと言うよりは、 ストレスが無くなるというような考え方でサスを交換後のチェックをされてみたら良いと思います。 当然、交換後にバイクを倒しこんでコーナーを攻めるというような走行も楽しめるようになります。
ルックスが不釣り合いになる…
サスは世代が違う場合は不釣り合いになる事もしばしばあります。 例えばCB750fourなどに高性能な現代のサスを入れると確かに不釣り合いになると思います。 しかし、バイクの基本は快適に走行を楽しむことです。 コーナリング機能を損なっている状態であるならばずっとガレージに飾って眺めて楽しむという事になってしまいます。コーナーは攻めなくてもストレスなく走行を楽しめるレベルではありたい物です。 そこで、いくつかサスの選択肢を価格帯別で提案したいと思います。
ノーマルサスは使い捨てが基本
現代のバイクに於いてもほとんどだと思うのですが、ノーマルサスは使い捨て前提で装着されています。ガスやオイルを注入しなおしたりとオーバーホールして使用する事を前提に装着されていません。 サスの調子が悪くなったら基本的には全部交換です。 古い中古のバイクを購入した時に1番最初に確認したいのがサスの伸びや縮みについてテンションがかかっているかです。要するに単なるバネになっていないかという事です。 注射器のような抵抗があるかどうかを確認する必要があります。 対して社外品のリアサスはオーバーホール前提の物が多いです。 安価なリアサスは使い捨て前提になりますが、高級志向のリアサスはメーカーに送ってオーバーホールして再使用という考え方になります。
サス交換時のマウント方法について
サスを購入する時に取付方法ですが、車種専用がなくてもほとんどの場合がアフターパーツを別途購入したり、削ったりの小加工で何とかなります。 もちろん無加工でそのままつく方がよいのですが、車種専用を購入しても年式によってはほんのちょっとの干渉で取り付け出来ない事もあります。 アッパーのゴムブッシュの径はおおむねなんとかなります。 エンドアイの形状もコの字型か、ピローボールのどちらかになると思いますがなんとかなります。 ツインショックの場合は汎用性が高いのでおおむねなんとかなります。 必要なのは取付ける意思でございます。
とりあえず新品なら安価な物で…
1万円代から各車輌に概ね適合できるであろうツインショックは販売されています。 出来れば名前を聞いたことのあるようなブランドが良いです。 怪しい物だとリザーバータンクが装飾品だったり、単なる綺麗なスプリングのついた商品という事になりかねません。YSSを表示していますが、1万円代から安価な物もございます。 少なくとも30年以上そのままだったサスよりはマシなケースがほとんどです。 とにかく新品でルックスを崩さないツインショックであればよいというなら有の選択肢です。
ブランド登録なし
¥36,058 (2023/11/03 09:48時点 | Yahooショッピング調べ)
ポチップ
IKON-この辺りの価格帯は間違いないです。
ネット上での評判も良い部類です。 KONIを源流とするオーストラリアの会社らしいです。 リプロ的なツインショックというか旧車のイメージを崩さないサスを販売されています。 機能を求めなくて、販売当時と同程度と思われる性能を求められるならIKONのサスを使って問題無いと思います。 輸入元
ブランド登録なし
¥64,900 (2023/11/03 09:16時点 | Yahooショッピング調べ)
ポチップ
オーリンズ-とにかく性能を求めるあなたへ
最近のオーリンズはブラックボディやブラックレイアウトのサスも販売しております。 また、リザーバータンクが無いタイプのサスも販売しています。 パッと見の違和感は少なくはなります。 ちなみに私のCBX1000はオーリンズを装着しております。リザーバータンク付です。 CBX1000やCB-F系はデザインが90年代のバイクよりなのでツインショックが少々浮いたデザインでも、 車体の違和感はそこまで損ねる事は無いような気がいたします。 可能であればオーリンズのツインショックを取付けて欲しいなとも思いますが予算の都合などもあると思いますのでお財布と相談しながら検討してくださいませ。 オーリンズと同等の価格帯のツインショックは1度購入すると定期的にオーバーホールをしながら、 使用するのが常となっております。長い目でみるとツインショックのコンディションを常に維持出来ると考えると安上がりになるかもしれないという考え方も出来ます。 また、ブランドチェンジしたい場合でも中古販売がしやすいので資産性も高いです。 他にもナイトロンやYSSやホワイトパワーなどのブランドがありますが、違いが分からなかったりこだわりが強くない場合はオーリンズを選択して間違いありません。
エンドアイとバネレート
オーリンズのツインショックについてバネレートは特に気にしなくても良いと思います。 調整が出来ます。 エンドアイの形状だけは気にしてください。取付が出来ません。 基本はボールジョイント型で販売されていますが、設定としてコの字型のエンドアイで購入出来る場合もあります。エンドアイやサスの長さについては簡単に変更出来ます。 エンドアイについては安価な物を選ばないようにした方が良いです。
U-KANAYA
¥12,474 (2023/11/05 08:46時点 | Yahooショッピング調べ)
ポチップ
フルアジャスタブル-S36PR1C1L
ブラックラインと、イエロースプリングとブラックスプリングがございます。 ブラックラインはオールブラックな点以外はカタログ上の品番は同じです。 ・Grand Twin ・Legend Twin ・BLACKLINE の3種類があります。
OHLINS(オーリンズ)
¥235,400 (2024/12/01 23:05時点 | Amazon調べ)
ポチップ
OHLINS(オーリンズ)
ポチップ
ストレートタイプ-S36DR1L
リザーバータンクを持たないストレートタイプのツインショックです。 旧車にはこちらのタイプが似合うかもしれません。また、リザーブタンクが干渉する場合もこちらが選択肢になります。
OHLINS(オーリンズ)
¥184,100 (2024/12/03 14:17時点 | Amazon調べ)
ポチップ
モノショックとツインショックの違い
どちらが運動性能がよいかはモノショックです。 現代のスポーツバイクのほぼ全部がモノショックです。 ツインショックの良い所はメンテナンス性が高いという点のみです。 ただし、バイクによってはデザイン上ツインショックの方がカッコよいという側面もあります。 逆にモノショックのように見えなくなる取付位置だとバイク自体がスッキリするという考え方もあります。 最初から見せるデザインで造られているツインショックのバイクには性能も大事ですが、 デザインや色味も選んで装着したいなとは思います。
旧車のツインショック交換は要件等項目-感動するレベルで変化!【まとめ】
旧車と言われる1970年台のバイクを購入してサスが変更されていない場合はほぼ100%サスが単なるバネになっています。バイクに於いてはサスは交換前提で乗ってほぼ間違いありません。 特にツインショックのバイクであれば、交換する為に見えやすい位置にサスが付いていると言っても過言ではありません。サスを交換されたりメンテナンスをされた事のない旧車乗りのオーナーさまはサスの変更についてご検討していただければきっと幸せになれると思います。 サスを交換してバイクが壊れる事はありません。 ルックスが気に入らなければ、ルックスを損ねないデザインのサスもあります。 むしろ、消耗品であるサスを1度も交換したことない状態でバイクに乗っている事の方がナンセンスかもしれません。安全面でもマイナス要素の方が多いです。 バイクのメンテナンスは触り出せばキリがありませんが、気になったらぜひともオーリンズのツインショック辺りの導入をしていただければと思います。 オーリンズのツインショック以外にもオーバーホール前提の社外サスを販売しているメーカーは多々あります。しかし、オーバーホールに数か月かかったりちょっとしたオプションパーツが少なかったりとかゆい所に素人では手が届きにくい場合があります。 例としてオーバーホールに長期間かかる場合に代替えのリアサスを用意できない場合や取付に関して、削ったりなどの小加工が必要になる事もあります。情報についてもオーリンズのシェア率は高いので多いです。 というわけで今回はサスのお話でございました。 それではシーユーアゲイン!
CBX1000リアショック
私のCBX1000はイエローのスプリングがついておりますが、ブラックのスプリングの設定もあります。