FCRセッティング-空燃比計-A/Fメーターは必要な装備か?
CBX1000のFCRのセッティングに於いて、空燃比計-A/Fメーター(以下空燃比計)は必要な装備か否か?
必要だと思います。CBX1000でなくてもキャブのセッティングをするのであれば必需品だと思います。
この手の記事は何度か書いてはいるのですけど、数回程メールで相談を受けたことはあります。
機材についてですが、使った事が無い人は特に必要は無いと言いますし、
使った事がある人は絶対に必須と強く答えると思います。
スマホを使った事が無い時は特に必要はありませんでしたが、スマホを使った事がある現代人にとっては必須アイテムです。それと同様に空燃比計はFCRなどレーシングキャブレターをセッティングするうえで必須アイテムと言っても過言ではないと思います。
結論的にいうと空燃比計は無くてもセッティングは出来ますし、最初はみんな空燃比計無しでセッティングをしていました。空燃比計は無くてもセッティングは出来ます。
しかし、取り付けれるなら取り付けてからキャブセッティングを楽しんだ方が幅が広くキャブセッティングを楽しめます。
キャブセッティングをしたことが無い素人がいきなり空燃比を把握出来るようになるアイテムです。
濃いや薄いが一目瞭然で数値にまで出るので、キャブセッティングになれた玄人にも相談が出来るようになります。相談を受ける側も何だかよく分かっていない人の何だかよく分からない説明を受けるよりは数値を元に相談を受けた方が明瞭に答えることが出来ます。
というわけで、FCRと空燃比計の普及の為にコラム的に色々と書いていきます。
これからFCRを始めキャブのセッティングを始めてみたい方はぜひ参考にしてください。
すでにキャブセッティングをされている方は、多少でもよいので情報発信をしていただくと、
日本のキャブレター業界の発展に繋がりますのでご協力をお願いいたします。
それではレッツスターティン!
※過去に似たような投稿もしております。
PLX-DM6-空燃比計-A/Fメーターの取付
空燃比計の取付は4万円前後位だと思います。
空燃比計の本体が2万円程度からです。値段が高くなれば、キーオンしてから起動までの処理が速くなるような気がします。 実際の使用感については大差がないとは思いますが、役に立つような機能は値段が上がれば上がるほど付随されるとは思います。購入する時はワイドバンドの空燃比計を購入してください。 空燃比計はメーターとユニットとセンサーの3点で構成されています。 別体になっていなくて、メーターとユニットがひとまとめになっている物もあります。 空燃比計を使う為にはマフラーに空燃比計用のセンサーを取付けなければなりません。 すでに空燃比計用のボスが取り付けてある状態のマフラーでは不要です。 マフラーに加工が必要で安価なタイプの空燃比計を装着したのなら費用は4万円前後になると思います。高いと考えるか安いと考えるかは人それぞれかもしれませんが、 私の考えでは費用対効果はかなり高いと思います。 費用的には決して安くはありませんが自分自身でFCRのセッティングをするなら必需品ではあると思います。
その他のFCRセッティング必需品
パイロットスクリュードライバー(キャブドライバー)、 バキュームゲージの2点が必須な特殊工具かなと思います。 パイロットスクリュードライバーがないとCBX1000ではエンジンをかけたままアイドリング時の調整が出来ません。パイロットスクリュードライバーについてはパイロットスクリューの戻し調整を1.00分で固定しておけば、必須ではないかもしれませんが、出来る事は多いに越したことはありません。 バキュームゲージについても目視で頑張って大体の調整をするならば必要はないかもしれませんが、 持っていて損をすることはありません。 自分自身で調整をしてバイクを壊すような事も無いので、 気になった時点で購入をして調整をしてみると新しい発見が色々あると思います。
空燃比計のメーターの取付位置
私のCBX1000は3連メーターの真ん中に取り付けています。ノーマルの電圧計を外して取り付けています。 理由は走行中に視認性の高い位置に取り付けたいからです。 ハンドルの左右に取付て首を動かしながらメーターを確認するのは高速域ではちょっとしんどいです。 シビアにメーターをみたいので、何となくチラ見する程度ならどこにつけても問題はないのですが、 走行中に凝視したい場合は可能な範囲で視認性の高い位置に取り付ける事をおすすめします。 どうしても難しい場合はロガーを別途導入してじたくに帰ってからログを確認するという方法もございます。
FCR初心者向け-購入時にバイク屋さんに組み込んでもらった方が良いです。
FCRやCRSやTMRなどバイク屋さんに取付依頼をされた場合はその時に一緒に空燃比計の取付もお願いをしておいた方がよいです。マフラーの購入をする時も同様ですが、注文をする時に空燃比計のボスを最初から溶接しておいてもらうとマフラーを取付後に加工をする必要が無くなります。 バイク屋さんによっては嫌な顔はされるかもしれませんが、後々の事を考えるとどのタイミングで空燃比計を取付けるかの問題なので、速い方がよいに決まっています。 購入後に分解する方が時間や場所を取るケースが多いと考えられます。
FCRセッティング-空燃比計-A/Fメーターは必要な装備か?【まとめ】
まとめ的に書くと、上記通り空燃比計を取付ける理由は沢山あると思います。 逆に空燃比計を取付けて困る理由はバッテリー管理や取付スペース、美観などの問題になるとは思います。 少なくともFCRなどのレーシングキャブレターを高いお金を払って取り付けたなら、 空燃比計を取付けるという行為はキャブレターの換装の作業の中に含めて考えた方が良いと思います。 というわけで、空燃比計のお話でございました。 空燃比計を取付けておられない方はぜひともご検討くださいませ。 それではシーユーアゲイン!
CBX1000-写真ギャラリー
空燃比計(A/Fメーター)に関する写真を抜粋して掲載します。おおむねCBX1000のメーター周りとシート下になります。
空燃比計の購入
後付けになりますのでワイドバンドのセンサーはBoshを使う事がほとんどです。 マフラーの溶接用のボスのサイズはM18×10 P1.5です。 マフラーの素材を選んで購入する必要があります。空燃比計をセットで購入した場合はスチール製が付属している場合もあります。CBX1000にはPLXのDM-6を使っています。CBX1000は52パイの丸形を使うと中央の電圧計とメーターを交換出来ます。 ※PLX DM-6は生産終了の可能性があります
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