FCRセッティング-JNジェットニードルのストレート径を変更-23/05/09

CBX1000-FCRセッティング FCR
CBX1000FCR
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FCRセッティング-JNジェットニードルのストレート径を変更-23/05/09

CBX1000のFCRセッティングです。先月からゆっくりとですが、煮詰めている状況です。
アイドリングやメインジェットもおおむね決まってきました。
JNのストレート径の担当範囲あたりで気になるので、今回はストレート径の変更をして、試走をして様子見です。

【現在のセッティング】
AS-0.50分
PS-1.0
SJ-48
JN-90FTR#2
MJ-120
加速ポンプ-2.3mm
加速ポンプ-KX250F

【新規セッティング】
PS-0.45分
AS-0.40分
JN-90FTS#2

という状況でございます。アイドリングが気になっていたのも直して同調を取り直しました。
クリップの変更よりは先にストレート径を変えてみようと思いました。

夏場に向けて1段階余裕を残しておきたいなと考えているからです。
クリップ段数が足りないようなら、
90FXMでセッティングのやり直しをするか、もう1段階薄いストレート径のJNを購入で考えています。
あとは加速ポンプが少々気になっている所なので、さらに総量を少なくするか、
全面的にやり直すかなどよく考えたいと思います。
それでは、具体的な感想も含めて書いていきたいと思います。
レッツスターティン!

試走しての感想

前々回の変更から今回までのジェットニードルの変更について先に書いておきます。

90FTN#1
→
90FTR#2
→
90FTS#2

という段階で変更しています。クリップ段数を#1から#2に変更しているのはストレート径を変えた時に付随して少々影響があると思っているのでそれを抑える為に変更をしています。
プラシーボ的な発想なきもしますが、良くなったような気がします。
最近の傾向としては濃い目にセッティングするのが好みです。
濃過ぎてボコついた感じから、薄めに振っていくと、適正な濃い目になるような気がしています。
濃い目の方が加速していく時のパワー感が強くなるような気がします。
最近はスロットル開度が現在のままではきつすぎるのだろうなと思っています。
以前はBITOさまのFCRkitの90度で、現在は56度です。
すんなりと、ひとひねりでスロットルを全開に出来るので楽しいので、
変更などはせず現在のまま詰めていきたいと考えています。
もしハイスロを検討されている方は、極端に大きい物を選ばない方がよいかもしれません。
私の場合はある程度セッティングを自分でするようになってからハイスロを導入したのですが、
最初からキツメのハイスロを導入するとセッティングがしづらいだけになるかもしれません。
ちなみにアクティブ製のハイスロで44パイで33パイのFCRで56度程度のスロットル開度になります。
ハイスロの導入を考えられている方は参考にしてくださいませ。

その他の感想としては加速ポンプの吐出タイミングを遅めにセッティングしているので、
少しずつ早目にして走行フィーリングの変化を確かめたいなと思っています。

FCR初心者向け-ある程度セッティングが決まっているならストリートはJNやASを中心に行う

FCRのセッティングがある程度決まっていて、微妙に調子が悪いなと思ったり、少しだけ変化を楽しみたいと思うならJNとASを触ればよいと思います。アクセス性も高いので触りやすいはずです。
前提としての考え方ですが、セッティングは空気と燃料の重さの比率です。
夏は空気が軽くなるので、燃料も薄くします。
メインジェットで言うと130→120にするという事です。
それを踏まえて、春から夏にかけてはJNのストレート径を
90FTR→90FTSと燃料が薄い方向に振ってみればよいです。
クリップ段数についても薄い方向に1段階振ってみてもよいかもしれません。
ASについては空気の量を増やすので夏場はちょっと開けてみるなどの対応をすると、
セッティングについては好調な反応を示すかもしれません。
どちらにしてもストリートユースではこの2か所は影響が大きい範囲であります。
メインジェットについてはスロットル全開が担当なのですが、スロットル開度1/2辺りにも影響はしている様子です。MJを125から120に変更すると全体的なフィーリングがすこぶる良くなったと感じることもあるかもしれません。このセクションで書いているAS、JN、MJはそれぞれアクセス性が高い部類なので、ちょっとしたメンテナンス気分で触ってもよいかと思います。
気に入らなければすぐに戻せば良いです。
SJについては変更すると割と作業時間を多く使ってリセッティングとなってしまう事があります。
また、パッキンなども取り外したりするので、オーバーフローやガソリン漏れのリスクがあがりますので、準備をしたりチャンバーパッキンの予備を手元に持ったり、すぐにピットに戻れる状態で作業をした方がよいです。
FCRのセッティングは前回との比較が大前提です。
現在が前回より悪くなっても前回の方が正しいセッティングであったと、
比較する事によって判明します。
触る前には必ず現在のセッティングの履歴を残して作業をしてくださいませ。
私はグーグルスプレッドを使用してスマホで管理するようにしています。

FCRセッティング-JNジェットニードルのストレート径を変更-23/05/09【まとめ】

最近のテーマのひとつにSJをお気軽に変更しないという事がございます。
JNは1本買うと概ね700円します。CBX1000だと6本必要なので4200円程度費用がかかります。
購入については失敗はしたくはありません。
先人たちがFCRのセッティングについては色々と情報を蓄えておられます。
SNSなどで詳しい方がいたら親切に相談に乗ってくれるケースもありますので、
セッティングの方向性などについて相談をしてみてもよいかもしれません。
JNの変更はFCRのセッティングについては肝となる部分のひとつではあります。
マルチシリンダーのバイクだと購入に対して検討したりしてしまう項目かもしれません。
私なりにですがセッティングする時のざっくりとした目安として、
SJはエンジンの始動性が高くてASの戻し位置が適正範囲内に入る事。
1度決めたら極端に変更しなくてもOK。
JNのストレート径は空燃比が0.5~1.0位変わる。
MJは数値で10程度変えたら前回時で空燃比で1程度変わる。
MJはスロットル開度1/2以上で強く走行フィーリングが変化する事がある。
2倍の大きさの番手を入れても空燃比は2倍変化しない。
とざっくり自分ルールを決めてジェットを触っています。
微調整のつもりが著しく変化したり、狙ったスロットル開度で変化してくれなかったりもします。
というわけで今回はストレート径の変更のみを中心としたFCRのセッティングのお話でした。
それではシーユーアゲイン!

CBX1000-写真ギャラリー

基本的に同じことを繰り返しているので、似たような写真が多いですが、
ブログを読んでくださった方の参考になる瞬間があるかもしれませんので毎回10枚程度は写真を掲載しています。FCR以外でもメンテナンスやカスタムについてご質問などあれば、メールなどでも対応はしております。特にバイク屋さんなどではありませんので、FCRやバイクの普及に繋がればよいなと考えておりますので気になればお気軽聞いてくださいませ。

FCRのジェット類の購入について

セットで購入する事をオススメしております。一つずつ購入するのは金額や時間の面で考えても非常にロスが出ます。小物については事前にストックを用意しておいた方が安全です。純正や社外品などに特にはこだわりを持たなくても良いと思います。

FCR-メインェット

セット購入をした方がケースもついているし断然お得です。また、広い番手で持っていた方が吉です。全開の時だけでなくて、スロットル開度1/2あたりにも思った以上に影響があります。
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