負圧式キャブレターミクニBSTキャブレターのアイドリング調整-ドカティ-モンスター取外し
タイトルにはアイドリング調整とありますがそれ以外のことも書いていきます。
少し長めな感じになるので何回かに分けて記載します。
お世話になっている知人がCBX1000らららを見てキャブレターの様子を見て欲しいということでした。
『清掃するまでしか出来ません…』
と言う風にお断りを入れてから自分の知見の為に触らせて頂きました。
セッティングをするというよりはダイヤフラムに穴が開いていないかや清掃がメインになります。
今回のお題はモンスター900キャブレター仕様ということでございます。
モンスターに限らずドゥカティSS系の負圧式のノーマルキャブレターをお使いの場合はお役に立つ内容だと思います。
何回かに分けて書きます。まずは概要的な内容で書いていきます。
それではレッツスターティン!
購入必須パーツ
・チャンバーパッキン
YAMAHA-3GM-14997-00
・アイドリングアジャスターケーブル
TMR用が使えます。
・アイドリングアジャスターケーブルスプリング
TMR用のスプリングに交換してください。
ドゥカティのキャブレターをメンテナンスする上で上記3点が購入必須のパーツです。他の負圧式キャブレターを触る時でもミクニ製であれば必ず準備しておいてください。
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ミクニBSTキャブレター
キャブレター本体に刻印や型番が書いていないのでよく分かりません。
色々調べたことを書いていきます。
間違いはあるかもしれません。
・BSTがホリゾンタルのキャブレター
・BDだとダウンドラフト用になる様子です。
・BSRだとTPS付の仕様です。
・ドゥカティ用はフロートチャンバーにオイルを循環させて暖める機能が付いているモデルもある様子です。
・口径36パイだと思われます。
・YAMAHAのTRX850のリペアパーツが使用出来る様子です。
というのが私が調べたドゥカティ900モンスターのキャブレターの仕様です。
※ダウンドラフトはキャブレターの角度が下向きになるタイプ
※ホリゾンタルはキャブレターの角度が水平のタイプ
キャブレターのセッティングに必須なのはアイドリングの調整
ほぼ全てのキャブレターで必須の項目になります。
アイドリングの調整が非分解か軽微な分解で出来る事が重要です。
ドゥカティのSS系のエンジンについてですが、上記を満たしていません。
アイドリングの調整をする為にはキャブレターを外さないと難しいです。
難しいというのは専用の工具があるかもしれないし、特殊な調整方法があるかもしれないからです。
他のバイクのキャブレターも同様でアイドリングの調整をする為に毎回分解をしているようでは何もセッティングなんて出来はしません。
具体的なアイドリングの調整方法は暖機を終えた状態でPSを開けたり締めたりして回転数が上がる所を探します。
負圧式キャブレターのチェックポイント
思いつく限り書いていきます。
同調をしっかり合わせてください。
2次エアーを吸っていない事を確認してください。
チョークを引いて始動性が良いか悪いかを確認してください。
ダイヤフラムに破れは無いかを確認してください。
このあたりでキャブレターの調子が悪い原因が解決する事も有ります。
調子が悪い時はリビルドキットを使用してオーバーホール
極端に調子が悪いとかでは無くて何だか全体的に調子が悪いような気がしたら全体的にオーバーホールです。
オーバーホール出来るようなキットも販売されている場合があります。
調子が悪い原因は不明になりますが、少なくともゴム類や清掃面で調子が悪いという事は解消されます。
バイクの調子が悪い派複合的な原因だったり、思いがけない所だったり、
先入観だったりすることがあります。
おおむねキャブレターのコンディションが悪くてバイクの調子が悪いというケースは多々あります。
負圧式キャブレターでセッティングする
キャブレターのセッティングを本格的に行いたい場合はレーシングキャブレターを装着してください。ノーマルキャブレターはリペアパーツが出ていてもセッティングパーツは容易されていない場合もあります。パイロットスクリューでアイドリング時の調子を整えたり程度です。
基本的に出荷時の状態であればそのバイクにとって余裕をもたせてあるベストな状態になっているはずです。通常であればセッティングする必要はないはずです。
アフターパーツで余裕を持たせている部分を詰めていくようなパーツも存在します。
そういったパーツは基本的にパワーを上がりますしデメリットは少ないです。
少ないデメリットは燃費の変化や冬場の始動性などの変化がマイナスにあるかもしれないという程度です。
オールラウンダーな使い易いキャブレターが尖った感じになるのは高確率です。
負圧式キャブレターのアフターパーツはセッティングというよりは改善に近いかもしれません。
曖昧な表現で書いているのは負圧式キャブレターは空気の力でピストンバルブを持ち上げます。
強制開閉式のレーシングキャブレターはスロットルとスロットルバルブが連結しています。
空気で持ち上げられるオートのキャブレターとスロットルでライダーが調整してバルブを開閉するのではセッティングという考え方の精度が違います。
レーシングキャブレターはセッティングに於いて精度高く調整が出来ることが利点です。
負圧式キャブレターミクニBSTキャブレターのアイドリング調整-ドカティ-モンスター取外し【まとめ】
次回は実際キャブレターを取り外してみた感想を書いていきます。
もうすでにドゥカティ900モンスターのキャブレターについては、
同調を取り直してパイロットスクリューの調整もしている状態です。
色々と書いていきます。
それではシーユーアゲイン!







