ロケット3-トライアンフ広島に試乗に行くときっと楽しいよ
ロケット3は一般の市販車で最大排気量のバイクなはずです。 2500ccです。 『はずです』というのは2000万円とかと特注5000ccのバイクもUSAには有る様子なので、 最大排気量のバイクというと違うかもしれませんが、実際問題、最高排気量のバイクと言っても良いのかなと思います。 メーカー公式ページでも量産バイク最大の排気量と謳っております。トライアンフのマーケティングのやり方の問題だとは思うのですが、 発売された時にほんの少し話題になっただけで、今はロケット3の素晴らしさは語り継がれていません。実際に試乗してみた感想を書いていきたいと思います。 先に声を大きくして言いたい事は、 『広島住ならトライアンフ広島に試乗に行くべき』 でございます。 バイクの試乗はディーラーが主催している事がほとんどだと思います。 ディーラーのスタッフによってはどうせ買わないでしょ、などといった雰囲気を出しているスタッフもいます。 試乗をエサにして買う気にさせるのがスタッフの仕事なので、我々一般ユーザーはガンガン市場に行くべきです。 そして、良いバイクなら買わなくてもしっかりと噂話をするべきでございます。 正直なところトライアンフのバイクは全体的に素晴らしいバイクしかありませんでした。 特にフロントブレーキキャリパーがラジアルマウントになっているモデルは、 とにかくよく走って面白いバイクしかありません。 少し前書きが長くなってしまいましたがロケット3のお話を中心に進めていきたいと思います。 それでは、レッツスターティン!Rocket 3The all-new Rocket 3 line-up. The genesis of a new motorcycle legend.
ロケット3のレビュー
ロケット3は乗れるチャンスがあれば、大至急試乗した方が良いバイクです。 まずはポジション的な話でございます。 アメリカンタイプのルックスに見えますが、じつは車体にホールド感のあるドラッグよりな性格に感じました。先に書いていますが、フロントキャリパーがラジアルマウントのバイクです。 さぞかしよく走るのでしょう。※というかよく走るバイクでした。 ツアラーという感じもなくメーター周りもすっきりとしていてシンプルです。 推し引きや車輌をサイドスタンドから起こしたりはやはり重量級な感はあります。 軽い方が良いに越したことはありませんが、重くてデカいバイクです。 重いなと感じて普通かなと思います。 走行した感想ですが、無茶苦茶面白いバイクです。 トルクフルで200km/hとか簡単にオーバー出来そうな感じでした。 一般道での試走ですからあくまでもそんな印象を受けたということでございます…。 そして、太いタイヤだけあって安定感も抜群でございます。 ポジション的な用途にもよるのですが、コーナーを攻めたりなどは向かないかもしれませんが、 全く曲がらないバイクというわけではございませんでした。 この辺りの尖ったタイプのバイクになると用途に応じて走行シーンを考えてくださいとなると思います。 ロケット3を数値や写真だけ見てどう思うかと、実際に試乗をしてみてからの感想は全く異なると思います。こういった尖ったタイプのバイクは数年で消えたりする事もございますので、 広島在住の方は取り急ぎロケット3を試乗してみてくださいませ。
修理やトラブルカスタムの対応
そもそもこの手の外車をカスタムして俺色に染め上げたいかというと私はノーです。 買ったままでとにかくバイクライフを楽しみたいなと思います。 修理やトラブルについてはディーラーが強く日本に食い込んでいる節が強いので、 ちょっとしたトラブルで修理に半年などもおそらくは無いだろうと思います。 少なくとも大々的に試乗が出来るバイクでそのような事はないであろうと思います。 私はメインのバイクがCBX1000です。 パーツ供給や情報などには多少は敏感な部類だと思います。 国産のバイクや車はパーツ供給という観点ではあまり神経を使わないで良いというのがメリットだと思っています。外車の良い所は初期装備の豪華さやコストが高いなりの性能の高さです。 耐久性が低い場合もあるかもしれませんが、パーツ供給に難が無くてメンテナンスがしやすい状態であれば国産車のメリットと何ら変わりがありません。 但し、カスタムを楽しみたい方や個人DIYを楽しみたい方には少しだけハードルは上がると思います。カスタムパーツについては車輌の絶対数が少ない場合は高額になって種類も選べないなどのデメリットが生じます。また、情報も少ないので整備について不明な点も出てくるかもしれません。
トライアンフのコストパフォーマンス
レーシーな外国産バイクの筆頭はやはりドゥカティかなと思います。 価格帯ですが、近いスペック、近い用途で言えばやはりドゥカティの方が高額になりますし、 各部の品質も良かったり又は同等かなと思えます。 トライアンフの3気筒とドゥカティのL型エンジンやV4エンジンでは、用途が同じでもフィーリングも変わってきます。また、車輌の品質についてもドゥカティの方が良いか同等と言える程度なので、この辺りを考慮してもトライアンフ製のバイクとドゥカティ製のバイクは好みの違いもあるかなと思います。 トライアンフのバイクも決して安くはありません。 しかし、この性能、この装備でこの価格なの? と思える時は多々あります。 安いバイクを創っているのではなくて、メーカーの戦略的に多少でも価格は抑えて市場に投入しようという考えなのだと思います。 国産バイクは価格を抑える傾向が強いので、各部パーツなどを見たりすると外車と比べると見劣りする時もあります。
ロケット3-トライアンフ広島に試乗に行くときっと楽しいよ【まとめ】
軽いバイクでスポーツ走行をしたなどの要望にはこたえてくれませんが、 圧倒的な存在感や大きさ、レア度など、何台かバイクを乗り継いで、スポーツ走行は少し抑え気味にしたいと思われるような方などには向いているかもしれません。 また、スポーツ走行が出来るバイクなどと2台持ちにも向いていると思います。 ロングスタイルが好きな人にもお勧めできるバイクではあります。 高排気量のアメリカンスタイルのバイクが各メーカーから販売されていますが、 1番目か2番目に欲しいバイクかなと【ロケット3】は思わせてくれました。 【俺ランキング】 1位、ロケット3-トライアンフ 2位、チーフダークホース-インディアン 3位、R18-BMW 4位、ストリートグライド-ハーレー 最近試乗したアメリカンタイプのバイクで良かった順で書くとこんな感じです。 ストリートグライドはロングツアラーとしては素晴らしいバイクなのでしょうけど、私には好みではありませんでした。 R18は走って面白いというよりは鼓動感や空冷をたのしむというような感じで特徴のあるバイクです。 2位のチーフダークホースはロケット3と甲乙つけがたいですが、1800ccという排気量に対して、 軽さがあったり異常な場までにトルクフルだったり驚きが多いバイクです。 パワーに対して車体の軽さがアンバランスだったり無茶苦茶面白いバイクです。 ファーストインプレッションは『俺のバイク調子悪い…』と思わせくれる位元気いっぱいなバイクでした。 1位のロケット3は完全に好みであったという事でございます。 走ってよしで、眺めてよしで、洗車してよしなのだろうなと妄想してしまいます。 いまは生活のスタイルの都合上で購入出来ないけれど、次にバイクを買う事があれば、 高確率でトライアンフを選択するだろうなと思わせてくれるバイク達でした。 というわけでロケット3の試乗レビューというかインプレッションはこの辺りで終わります。 それではシーユーアゲイン!