CBX1000のPSの効き具合検証
CBX1000のFCR33パイのPSパイロットスクリューの効きについて検証したので記載しておきます。 端的に書くとエンジンをかけながら、PSを触って空燃比計の数値の変化を見ています。 個人の主観や検証方法に問題があるかもしれませんがご了承ください。 前提として、 ①スクリューを回すときは1番から6番まで順に同じ戻しで触る。 ②アイドリングや空燃比を記載していますけど正しい数値ではない可能性があります。 ③FCRが完調ではない可能性があります。 ④マニュアルにある1300RPMでは無い可能性があります。 ⑤エンジンをかけながらPSを回したは20秒程度は回転数に変化が あるか確認をしています。
結果
早目に結果を書きます。
・通常のアイドリング時では空燃比に変化有。
・PSを全閉でもエンジンはかかるし、アイドリングも維持するし、普通に走ります。
・暖気後1500RPM程度で全閉めの空燃比は13.0でPSを3.00分戻しで10.8です。
・PSを2回転程度回したらアイドリングに変化が感じ取れます。少しずつまわしていたのだと感じ取れませんでした。
・プラシーボかもしれませんが、冷間時の低い負圧の時はアイドリング維持や始動性に影響はあると思います。
・ストップスクリューをアイドリング維持ギリギリにしてPSを1.0から全閉めにするとアイドリングは停止しました。
・SJの番手の問題かもしれませんが、PSの開け閉めやASの開け閉めで極端にRPMが変化する事はありませんでした。
FCRのアイドルRPM
①スロットルバルブの高さか? ②回転数か? ③負圧の強さか? 上記のどれかでPSが効いたり効かなかったりするのかなと思っていたのですが、 通常アイドリング時でPSの変化が確認出来ました。①②③のどれかでPSの変化の具合は変わるのかもしれませんが、通常アイドリング時で効果があるので、現在は特に気にしない方向でいます。
不明な点
①負圧が低い状態の方がPSの効きが分かりやすいのか?
②スロットルバルブの高さでPSが効かない領域が出てくるのか?
上記2点ですけど、SJを変えたり、する時に頭の片隅に入れておいて検証出来る時に検証をしてみたいと思います。要するにPSの効きってスロットルバルブの高さなのか?負圧のかかり方なのかが
分からないです。少なくとも、通常にアイドリング出来るようにストップスクリューを調整して、
PSを回した場合は空燃比計では変化が見られました。適正なPSはスロットルを空ぶかしした時の戻り具合でみたりなど、何かしらの方法があると思うので気にしながらセッティングを行うようにしたいです。
PSの効きの結論として
アイドリング時にPSは効いている。少なくとも1300RPM-1500RPMの回転数では効いている。 ある一定の濃さ(PSの戻し)を過ぎるとほとんど影響はしなくなるのかもしれない。 クラッチミートで良いなと思う空燃比が11.9前後なので、PSで調整をしてもよいのかもしれない。
車輌別のPSの効き具合
Z界隈で幅を利かせている先輩曰く、PSは明確に変化が分かる。 私のCBX1000のエンジンを組んでくださった神様もPSは明確に変化が分かると言います。 車輌ごとに特性があるので、今の段階ではCBX1000においては変化はあるのだろうけど、 明確には分かりにくいというのが結論です。 4気筒やドカティのような2気筒は分かりやすいのだとは思います。
CBX1000のPSの効き具合検証【まとめ】
数年前から、CBX1000のPSパイロットスクリューの効き具合について疑問を感じていました。 理由は一度エンジンを停止させて、キャブを着脱してからPSを回していたからです。 空燃比計での確認とエンジンを停止せずにPSを回せるようになったので、 CBX1000はPSの効きは分かりにくいけれど、効果はあるという点について確証が持てました。 どの程度の効きなのかもぼんやりと見えてきました。当然SJの選定や乗り方 などでも色々な変化が出てくると思います。 見えない状態で変化があるかどうかを検証するよりは数値として変化がある事が分かったのが今回は非常に大きな収穫でした。いままでPSパイロットスクリューを触って変化があったと思っていたことは プラシーボ効果ではないという事です。 PSパイロットスクリューの変化についてはすごく悩んでいて、SJを35から55番まで1段階ずつ 替えてみたり色々と試してもふわふわっとした感じでしか自分の中に落とし込めていません でした。CBX1000にFCRを導入しているマシンは何台もあると思いますので、 一つの参考にしてみてくださいませ。 それではよいFCRライフをお過ごしくださいませ! シーユーアゲイン!
エンジンオイル一覧
エンジンオイルの一覧です。CBX1000ではモチュール300vの15w-50を使用しています。 バイクはおおむね10w-40の傾向が強いです。古いバイクと夏場は粘度高目と覚えておいてくださいませ。化学合成油や鉱物油など気にしない場合でも末尾の数字の【30】【40】【50】にはご注意ください。値段と性能は比例します。高い分にはトラブルに関しては心配はないのですが、安すぎるとなんだか不安になってしまいます。そういった点で言えば、ホンダウルトラや値段やメーカー純正な点を踏まえても使いたい候補にはあります。
モチュール
バイク用オイルと言えばモチュールの感が強いです。。人によってはモチュール以外のオイルは使いたくないという人もいます。エンジンオーバーホール済の旧車に入れている人が多いです。 OH済のエンジンはおおむね15w-50を入れていて夏なら10w-40を使ってもよいかなという感じです。 モチュール300V 15w-50 4リットル モチュール300V 10w-40 4リットル
ホンダ-ウルトラシリーズ
メーカ純正で安価な部類のオイル群です。G1-G4までで数字が大きいほどグレードがあがるという考え方でよいかなと思います。純正志向の方などはホンダ純正オイル以外は使いたくないという方も多いです。安価だし値段は高くないしプラス面も多いです。ホンダは少し変わっていて全体的に粘度が低めです。E1は鉱物油です。早いサイクルでの交換や鉱物油派の方におすすめです。 ウルトラ G1 5W-30 1L ウルトラ G2 SL 10W-40 1L ウルトラ G3 SL 10W-30 4サイクル1L ウルトラ G4 SL 0W-30 4サイクル1L E1 SL 10W-30 4サイクル1L メーカーHP
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ポチップ
ヤマルーブ
昨今、評判の良いオイル。実際に使ってみてよかったという人には数名はお会いしました。静かにファンを獲得しているような気がします。他のオイルメーカーと比べて尖ったような特徴は謳っていませんが、本当に何だか良いオイルという感じでした。プレミアムとRS4GPではRS4GPの方がグレードが高いオイルです。 ヤマルーブ プレミアムシンセティック MA2 10W-40 4L ヤマルーブ RS4GP 4L 10W-40 MA2 化学合成油
ワコーズ
ワコーズ製品を使って感動を覚えた人も多いはず。ケミカルはこれをつかっておけという位は日本で普及しています。バイク用か車用かの差異はなさそうなのですが粘度などを気を付けて購入してください。 PRO-S50 プロステージS 15W-50 E245 4L
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Kawasaki-冴速-冴強
粘度の違いに気を付けてご購入ください。900RSの大ヒットでシェア率もあがっているし、評判も良いオイルです。違いはオイルの粘度です。特に指定やこだわりが無い場合は、10W-40 冴速をおつかいください。 冴強 10W-50 1L×4本セット J0ELF-K011S 冴速 10W-40 4本
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シェルShell-アドバンスド
自社でオイルの精錬工場を持っていて天然ガスからオイルを作っている…使ってみたことはないのですが、非常に気になるオイルです。さすがに高い…が試してはみたいです。 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 15W-50(SN) 412233193-1 シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 10W-40(SN) 412232193-1
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