FCRキャブレター-リップシール交換

負圧取出しニップル CBX1000
CBX1000FCRメンテナンス
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FCRキャブレター-リップシール交換

気になったFCRのパーツを交換しました。リップシールと加速ポンプまわりです。
CBX1000には乗ることをベースに考えていますので、長期の不動状態は避けるようにしています。
1日で終わるようにするか、Assyとしてキャブを取り外して自宅で修正してAssyとしてまた取り付けるというような作業方法になります。レンタルガレージに保管しているので、バラした状態で放置は出来ません。もっというと押し引き出来ない状態や危険な状態、はそんや脱落の可能性が状態での放置は不可です。基本的にオイル交換の時にレンタルピットを1日借りて、
がっつりと作業をします。
今回はレンタルピットを借りた時にFCRをを触ったのでその辺を投稿します。

FCR-初心者向け-リップシール-同調

リップシールを交換すると同調の作業が必要です。シンクロメーターを持っていない。バキュームゲージを持っていないなど初心者にはハードルが高いと思います。これを機会にバキュームゲージを購入して、スピゴットに穴をあけて負圧取り出しニップルを取付して…ハードルが少し高いです。
スロットルバルブに何かを挟んでおいて同時に離れるタイミングを計るや、テーパー定規でスライドバルブの高さを測ってもよいと思います。道具を持っていない方は普段から、完璧な同調で走っていない状態なので、ざっくりと合わせるだけでも少しは違うと思います。壊れることはありません。
完璧に同調を取りたくなったらグッズを揃えてチャレンジしてください。
もし、道具を買うなら中途半端なものでなく、専用の物のほうがよいです。
一例として私はバキュームゲージを4連で繋ぎ変えて作業をしていましたけど、
現在は4連を2個買って6連バキュームゲージに改造して使っています。
値段は倍しましたけど、作業効率と正確性が全然違います。
FCRで楽しく遊ぼうと思ったら、バキュームゲージはたまにしか使わないと思っていたら大違いです。
ましてや初心者ですから、触る回数は増やした方がよいです。CBX1000ベースでの意見になりますが、
道具関係やジェット関係はかなり大きい出費になるとは思いますが、一通り揃えて、間違いはありません。出費が大きくなっても良いという方はプロに依頼するのもありかと思います。
簡単で良いので自分でも触れるような状態になってプロに依頼すると説明などを聞いた時に理解度や感動が増します。
FCRの新品リップシールの動作確認
FCR-テーパーゲージ
FCR-テーパーゲージ
FCR-テーパーゲージ
FCR-テーパーゲージ
私は同調の作業前に概ねのスライドバルブの高さを見て、以上に外れていないかは確認します。これだけdも随分と違います。0.5㎜以内の誤差だといいのですけど、このようなゲージではそこまで精度よくは測れません。ざっくりと測ります。

FCR-リップシールの交換本編

交換した事なかったので、交換します。マニュアルでは相当に早いサイクルで交換を指示しているパーツですけど、私は交換したことはありませんでした。交換した事のない方は多数おられると思います。
正直交換しなくても大丈夫なパーツなのかなと思えてしまいます。キャブレターの事を知り始めるとぜひ交換したいなとは思います。FCRの醍醐味のカチャカチャに関わる重要パーツです。
向きがあるので、注意が必要です。
FCR-リップシール向き
自分の作業用に保管していた写真です。
おそらくこの向きが正しいはずなので、
もしも、向きが不明になった方がいらっしゃれば参考にしてくださいませ。FCRは小さな0リング(正しくはUパッキン?)にも向きがあったり、加速ポンプのダイヤフラムも向きがあるので、分解前などには確認をする習慣や写真を撮っておくような習慣をつけておく方がよいかもしれません。

FCR-初心者向け-加速ポンプダイヤフラム

加速ポンプは吐出のタイミングを本体の切り欠きで調整。量はダイヤフラムで調整です。
その他にも、色々な理屈や理論などあると思いますけど、意味が分からないと思うので、
最初は切り欠きを1.2㎜のシグネスゲージで調整してデフォルト値にしておいてください。
下手に加速ポンプを触るとセッティングが出来なくなります。
物理的な意味でセッティングが出来なくなるのではなくて、人間の目でセッティングが出来なくなります。
オフにしたいなら、100均で売っているクリップなどを利用してプッシュロッドを押さないようにすればオフにすることも出来ます。
塗布量もシングルの方でない限りは特に変更する必要はないと思いますけど、
1度決めたら、慣れるまで変更することはオススメしません。
セッティング後の味付け程度に考えた方が良いと思います。
加速ポンプを変更すると加速空燃比からパーシャル空燃比に到達するまでの時間が増減します。
しかし、最初のセッティングはパーシャルにこだわる必要はないですし、数値に惑わされる必要もありません。数値を追いかけると、パーシャルの空燃比が気になり、エコモード仕様の加速感の低いセッティングが出来上がってしまいます。ちなみに私は加速ポンプの塗布量を少なくして、パーシャルの空燃比に数値上こだわったいたので、エコ仕様のバイクになっていて最近はとても反省しています。

加速ポンプダイヤフラム交換

FCR-加速ポンプダイヤフラム
FCR-加速ポンプダイヤフラム
FCR-加速ポンプダイヤフラム
FCR-加速ポンプダイヤフラム
加速ポンプダイヤフラム
加速ポンプダイヤフラム
ダイヤフラムは刻印がある方が取り付けた時に地面側になります。
フタ側にもOリングがついているのでご注意くださいませ。
ちなみにKawasakiのKLX400とKLX250のダイヤフラムに交換している時の写真です。
加速ポンプの塗布量が減ります。
私は当分の間この加速ポンプの仕様でセッティングしていました。現在は標準にしています。
学ぶ事が多かった反面、当分は標準で走ろうと思っています。

負圧取り出しニップル

後付けでスピゴットに取り付けています。キャップをしたり、ニップルを外すのではなく、
バランスパイプとしています。効果の程は分かりませんけど、効果はあるのだと思います。
1と6、2と5、3と4の組合わせです。3気筒のバイクはどうやるのかよく分かりません。
ビトー様にFCRを注文する時に最初からすべてのスピゴットにこのような加工をしておいてもらうことはおそらくできると思います。ちなみにCBX1000は3番と6番は最初から負圧取り出しニップルは装着されていました。

FCRキャブレター-リップシール交換【まとめ】

写真についてはFCRの事がよく分からなかった頃に、よく分からないなりに撮影した写真だと思われます。
写真を見て頂いてご自身で作業をされる時の参考にしていただければと思います。
それでは!よきFCRライフを!

FCRのジェット類の購入について

セットで購入する事をオススメしております。一つずつ購入するのは金額や時間の面で考えても非常にロスが出ます。小物については事前にストックを用意しておいた方が安全です。純正や社外品などに特にはこだわりを持たなくても良いと思います。

FCRの小物

FCRのセッティングについて事前にストックしておいた方が良い小物類です。モールによって極端に値段が違いますので必ず確認してからご購入ください。
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