FCR-セッティング-22/06/10
今回の記事はASウオタニSP2のライトダイヤルを変更してからの試走とセッティングです。 点火時期の変更に伴うセッティングの変更です。 加速ポンプかクリップの変更で対応をしようと思っていました。 ただし、加速ポンプはセッティングのメイン項目として組み込まない方が良いと思っています。 急開した時やスロットルを開けた時に補う程度が望ましいと思っています。 FCRは加速ポンプのセッティングが余りできません。TMRは加速ポンプのセッティングなどについても行える様子です。TMRもCBX1000用のラインナップというかキットがあればうれしかったのですけど、 今後も見通しは暗そうです。話は脱線してしまいましたが、セッティングについて記載していこうと思います。
FCR-セッティング-JNのクリップ変更
現在のセッティング AS-1.35分戻し PS-1.15分戻し SJ-55 JN-90FTR#2 MJ-125 → AS-1.35分戻し PS-1.15分戻し SJ-55 JN-90FTR#3 MJ-125 ASウオタニSP2の点火時期を【1】と【2】で試走しました。 ① ASウオタニSP2の点火時期【1】 AS-1.35分戻し PS-1.15分戻し SJ-55 JN-90FTR#2 MJ-125 特に問題なく素晴らしいフィーリングです。 加速ポンプを大きくするか、MJを1段階大きくしても良さそうかな? と思う程度で別段変更は必要ないようにも感じ取れました。 ② ASウオタニSP2の点火時期【1】 AS-1.35分戻し PS-1.15分戻し SJ-55 JN-90FTR#3 MJ-125 素晴らしいフィーリングです。これでセッティングを進めたいなと思いました。 しかし、手元にあるMJなどで対応出来るか不安だったのと、セッティングするのに 時間が随分とかかりそうだったので、今回は①のセッティングを採用する事としました。 スロットル開度で1/2より開けるとボコ着く感じがあるので、MJを大きくするか、JNのストレート径を大きくする、加速ポンプを大きくするなどで対応を出来ればなと考えています。
ASウオタニSP2でのFCRの燃調の確認
現在、私が勝手に思っている事ですけど、点火時期のダイヤルを触ってみて、 キャブの調子が狂わないようなら、あまりよくないセッティングなのかなと思います。 ダイヤルを進角すれば、全体的に薄いようなセッティングになり、 ダイヤルを遅角すれば、濃いようなセッティングになるような気がします。 疑似的な状態であまりよくはない見方なのかもしれませんけど、ざっくりとであれば、試してみたりする価値はあると思います。ツマミを一段階動かすだけの簡単作業です。
CBX1000のFCRセッティングの作業中の写真
FCR初心者向け-セッティングの順番-出来る範囲での話
セッティングの順番を書いていきます。可能であれば、空燃比計を装備してくださいませ。 準備をするところから含めて記載します。 マニュアルや有名なチューナー様のお言葉では全てが完調である事。 とありますけど、一般のライダーでエンジンのコンプレッションが低いから直すとかははっきり言って無理です。全てが完調な事を前提として出来る範囲で触っていくしかありません。 調子が悪くなってからでよいので、必死にトラブルシューティングをしてください。 きっと得る物はあります。 まずは油面を均一っぽい高さにしてください。正確さはそこまで必要ではありませんけど、 理想はオーバーフローする手前程度の高さです。マニュアルにはないですけど、FCRを裏返して、 フロートの高さが6mm位にするなどでもよいです。この辺りは精度は高くなくても問題はありません。チャンバーを開けていると思いますので、チャンバーパッキンを閉じてガソリン漏れをしていないか確認をしてください。 次に目視や定規でよいので、ざっくりと同調を取ります。アイドリング時に軽目にレーシング(空ぶかし)をしてタコメーターの戻りに走行に支障があるレベルで引っかかりがなければ同調は良しです。 PSは1.0分戻し or 1.15分戻しで出来るだけ触らない方がよいです。 セッティングはASとJNのクリップを変更をする事を第一優先に行えばよいです。 SJはCBX1000であれば42を入れておけばASが1.0以内に収まると思います。 MJも120あたりを初期設定にしておいて問題はないと思います。 ASとJNのクリップを触ってみて変化がありますので、それを基準に現在から、 薄くする濃いくするなどという風に考えていけばよいです。 ASの適正はクラッチミートした時に上手く走行出来るか? で見ればよいです。ほんの少しだけの傾斜の登り坂などで試してみればよいです。 クラッチーミートから1/8のスロットル開度について、 ASは5分ずつ触っても変化が分かります。PSとの兼ね合いもありますけど、 PSについては基本的に触らない方向が作業をしやすいです。 前提として走行がある程度は出来る状態という事を前提としています。 前回と今回の変更の変化を見ていく作業となります。 調べながらや知人に尋ねながら作業をすすめてみてください。 そして、必要だなと思ったジェット類を少しづつ買い足していけばよいと思います。 空燃比計は必ず必要になります。また、空燃比計があることによって他人と情報の共有が出来たり と素人が突然ベテラン並みに空燃比の具体的な数値を語る事が出来るようになる素晴らしいアイテムです。
FCR-セッティング-22/06/10【まとめ】
ASウオタニSP2の点火時期を考慮したようなセッティングを意識しています。 季節的にライトダイヤルの点火時期を触る必要があるのか? それとも点火チューンは安易にしてはいけない禁断の果実なのか? よく分からない事の方がおおいのですけど、とりあえず【2】の平均4度進角を採用したいなと、 思っています。少なくとも【1】の平均2度進角については問題なく使えると思っています。 現在は夏場と言える温度ですけど、遅角については少なくとも夏場には用事はなさそうです。 点火時期を進角させる事については全開走行を多用しないライダー様はあまり気にしなくてもよいのですけど、ピストンが溶けたりエンジンにダメージを与える元になるので、私は非常に気になっています。さじ加減が分かる人にとっては問題ない項目だと思います。全開にした時にプラグが溶ける とか燃焼室が溶けるとかが問題となります。ノッキングを起こしているかどうかも分かりにくいですし、ノッキングしてエンジンがダメージを受けてからでは遅いので、用心をしながら考えている次第です。高回転向きの乗り方をするならプラグを現在の8番から9番に変更するのもありかなと考えたりもしています。しかし、8番のプラグをつけていて、良いフィーリングと感じているのでそれも少々違うかなと考えたりもします。こういった事は色々と考えている時間も楽しいので、ゆっくりと検討をしていきます。 それではよいFCRライフをおすごしくださいませ! シーユーアゲイン!
FCRのジェット類の購入について
セットで購入する事をオススメしております。一つずつ購入するのは金額や時間の面で考えても非常にロスが出ます。小物については事前にストックを用意しておいた方が安全です。純正や社外品などに特にはこだわりを持たなくても良いと思います。
FCR-メインェット
セット購入をした方がケースもついているし断然お得です。また、広い番手で持っていた方が吉です。全開の時だけでなくて、スロットル開度1/2あたりにも思った以上に影響があります。
ポチップ
返品の難易度や送料を考えるとアマゾンで買う方が良いと思います。
プライム会員なら送料無料です。
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