FCR-油面変更-効果は分かりにくいし精度良く調整出来るかも不明
油面を1mmから2mm程度変更しました。
各キャブレターごとのバランスは合っているはずです。
冒頭から曖昧な表現で文章を書いています。
FCRの油面調整は非常に曖昧だと私は思っています。
FCRセッティングマニュアルには基本は9mmで+-2mm以内で調整してくださいとあります。
基本になる9mmをどうやって調整すればよいのか不明瞭です。
曖昧な表現をしている理由はそもそも現在が正確に何mmかが分かっていません。
バランス自体はおそらく精度よく取れています。
作業前からおそらく1mm~2mm程度は薄い方向にフロートが動くように調整しています。
これで不具合があれば油面が低すぎるという結論になります。
何も不具合が無ければ9mm+-2mmの範囲に油面があるのではないかと思います。
試走した結果としては不具合はありませんでした。
過去の投稿でホリゾンタルタイプのFCRはチャンバーの面が30度になるように傾けて、
ツメの調整を行えば良いのかなと私は思っています。
一応フロートにテンションがかかっていないような角度は30度程度でした。
マニュアルにはフロートの角度は15度とありますが、チャンバーの合わせ面は30度になっています。
調整される側のフロートの角度を基準にしてよいかは疑問が残ります。
随分前ですが油面の調整を行っています。
【FCR-油面調整-キャブレターの角度】
https://cbx1000.jp/archives/2265
1枚目の写真は向きが逆ですがフロートにテンションがかかっていないと思える角度で写真を撮りました。あとで写真を見て再確認したのですが、30度程度に収まっていると思います。
ほんのわずかな角度の違いで測定する高さが変わるので現在が何mmかについては正確に判定しづらいです。ただし、6気筒全てのバランスを取る事は出来ます。
調整用金属がおおむね全部同じ精度で造られている事が前提です。
正確に何mm油面を調整したかまでは分かりませんが今回は自分の中では2mm油面を低い方向に動かしました。
少なくとも油面については各シリンダーごとに高さが完全に揃っている事が理想です。
完全とまでは言えませんがおおむね各シリンダーごとの高さは揃っているまでは調整しました。
金属プレートのツメ調整
FCRのトップを地面に向けている状態で金属プレートのツメを押すと油面が下がります。
ほんのちょっとの調整で随分と高さが変わりますのでご注意ください。
油面を調整する目的
FCRは急開した時に一瞬濃い方向に空燃比計の数値が動きます。
私のCBX1000だけでなくて他のPLX-DM6のメーターを付けているバイクも同じ挙動をしていました。
セッティングに関して弊害があるかないかは不明です。
ジェット類を変更したりしても変化はありませんでした。
油面を変更してみるとどうなるか確認をしたいのが理由です。
油面調整をしてからの変化
試走もしましたけど具体的にはよく分かりません。
急開するとrichな方向に空燃比計の数値が一瞬動きます。
いままでの一瞬より短くなったような気もしますがよく分かりません。
アイドリングも軽い鼓動になった気がしますがよく分かりません。
少なくとも走行に関しては不具合はありませんでした。
油面を変更してからの変化ですがもう少し試走の時間を増やして意識して変化を確認します。
いままでの油面でも油面が高いなりにセッティングをしていたはずです。
今回以降は油面が低くなったとしてセッティングを行っていくようになるはずです。
サイフォンの原理で実油面を測定
透明なチューブでフロート内の油面の高さが分かります。
写真を見て貰えば分かるのですが実油面で調整も出来ます。
今回は断念しています。
理由としては分解して1シリンダーずつ調整しないと難しそうでした。
水平を保つなどやり方や準備をしっかりと考える必要がありそうです。
精度良く調整すると数日かかりそうな気もします。
今年の冬とかおおがかりにバイクを分解する時期に実油面の調整は検討します。
実際の所ですが実油面を見なくても精度はそこまで悪くないような気もしています。
1シリンダーだけ極端に油面を低くするなどして走行にどれ位影響があるのかを試すのが良いかもしれませんが今回は諦めました。
FCR初心者向け-フロートレベルゲージ
しょっちゅう使うものではありません。プラバンとかで自作してもよいかもしれません。
ノギスや定規で無理矢理高さを測るのは角度が不安定なのでおススメしません。
FCRを購入して最初に測定すべきです。
新品で買えば高さのバランスは揃っているはずです。
実際の所あまり使う場面がありません。年に3回はスロージェットを交換するような方は購入しても元は取れるかもしれません。
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FCR-油面変更-効果は分かりにくいし精度良く調整出来るかも不明【まとめ】
正直な所微妙な変化は感じています。しかし、具体的にどのように良くなったのかなどは判断しかねています。デメリットとして燃料が追い付かなくなったなどの症状も今後あるかもしれません。
金属プレートのツメの調整の精度も0.2mm程度はずれているかもしれません。
フワフワした状態の物をツメの折り曲げ方ひとつで完璧に合わせるのはなかなか難しいかもしれません。
少なくとも過去も現在も油面に関しては私のCBX1000は悪い状態にはなっていないと考えています。
調整をしてマイナスの症状が出なければ少なくとも問題はありません。
今回のブログ投稿はしっかりとした内容とはなっていません。
これからFCRの油面の調整にチャレンジしてみたい方の参考になればなと思います。
それではシーユーアゲイン!