CBX1000にFCRを取付けたら6気筒の同調は自分でやりたい
CBX1000の6気筒に限らずですが、マルチキャブレターのバイクを所有していたら同調はきっと自分で行いたいと思います。負圧式のノーマルキャブなどは頻繁にセッティングを触ったりはしないので、
お店に任せるという方も多いとは思います。
しかし、FCRなどのレーシングキャブレターは自分でセッティングをするのが醍醐味です。
同調が自分で出来るとセッティングが出来る幅が広がります。
というわけで、CBX1000のFCRの同調についてコラム的に書いていきます。
過去の投稿でも同調については色々と書いています。
今回は同調のやり方が中心ではなくて同調を自分で出来るようになると、
楽しいという事や違いが分かって大満足などという事をコラム的に書いていきたいと思います。
FCRの同調作業について具体的なやり方についてはサイト内検索で探してみてください。
【同調】などのキーワードでヒットすると思います。
それではレッツスターティン!
自分で同調が出来ると通っぽく見えます。
第一優先が他人の為にバイクに乗っている人は0人だと思います。 ただし、道の駅などでFCRトークなどになった時に同調を自分で出来ると言えると何だか少し嬉しい気持ちになれます。 なぜか、同調が出来ない人に限ってFCRなどキャブの話になると同調の話をしたがる傾向が強いように感じます。 『6気筒の同調は難しいからね~』 などと年に1回は言われる気がします。 なぜかは不明です。 普段、同調をご自身のバイクでもやった事があるかどうか聞いてみるとやった事が無いと言われます。 不思議です。
同調は完璧にとれていない場合は問題があるか?
同調の精度の答えですが、自分自身で思う完璧な同調が答えです。 時間の都合やどうしても決まらない時は雑でもよいと思います。 どうせ、また同調作業のやり直しをします。 同調作業をしていない場合の弊害です。 完全に私の思い込みです。 エンジンの温度が高い時に回転数が高いシリンダーに低い方のシリンダーの回転数が引っ張られます。 エンジンの温度が低い時は回転数が低い方のシリンダーに引っ張られます。 レーシングした時の回転落ちが悪い気がします。 あまりにも同調が過激にずれていた場合は回転数が落ちなくなるので危険です。 ざっくりと合わせている場合は走行に支障が無いなら、そのままでも良いと思います。 単純に自己満足の世界かもしれません。 しかし、趣味でFCRを触っているのであまり妥協はせずに同調を取っていただければなと思います。
同調がずれていても高回転域には影響は少ないかまたは無い
同調はスロットルバルブが4mm程度開いている時に0.Xで合わせる作業です。 4mmの0.Xmmは割合で言えば非常に多いです。 全開の30mm以上のスロットルバルブの0.Xmmは割合で言えばほんの小さな誤差です。 あまり影響はないと私は考えています。
2股のスロットルワイヤーの同調はかなり手間です。
CBX1000や一部のドカティなど、スロットルワイヤーが2股になっているタイプ。 引きと戻しでワイヤーが計4本になります。 基準キャブレターが2つあるタイプの同調作業はかなり手間です。 難しいというよりは手間が多いです。 理由は2つあります。 ①スロットルワイヤーの張り方を完全に合わせないといけません。 ②アイドリングストップスクリューの高さを完全に合わせないといけません。 アイドリング時で完全に同調が取れても、スロットルわずか数㎜動かしただけで 同調がずれます。 理由は2つあります。 一つ目はワイヤー単体で遊びが違うからです。 二つ目はアイドリングストップスクリューの高さがあっていないと開け始めのスロットル開度が変わってきます。ほんのわずかな誤差ですが、同調作業を完全に行おうかと思ったらかなり気を使わないといけない項目です。完璧でなくてもある程度の平均を自分なりにとってみたり、 レーシングした時に戻りがよいような同調を優先したりと自分自身の好みで作業をする必要があります。私も具体的にはどうすればよいのかよく分かりませんが、レーシングした時に戻りが良いと思われる状態で辞めるようにしています。
マルチバキュームゲージの校正は必須
皆様は通常4連のマルチバキュームゲージを使っていると思いますが、 私は4連のマルチゲージ2個をプチ改造して6連にして使用しています。 理由は作業性の速さです。扇風機が使えない環境で同調作業をする事もありますから、 エンジンの温度が上がり過ぎると気持ちが良い物ではありません。 時間短縮の為に6連にしています。 最初の頃は4連のホースを繋ぎ変えて同調をしていたのですが、何だか おかしいと思っていました。 針の校正をしてみると各ゲージで割と大きくずれていました。 全く意味がありません。初めて知って時は愕然としました。 ただし、なんだかおかしいなとは思えていたので気が付けたのだとは思います。 作業前にはこれでもかという位バキュームゲージの校正をするか、 1個しか使わずに同調をするかのどちらかになると思います。
同調が取れてる時はアイドリングの雰囲気が違う
私の主観ですが、おそらく同調が良く取れている瞬間だと思いますが、 アイドリングをしている時にエンジン音が同調を取る前と比べて途切れるとというか脈打つように感じる事があります。同調が良く取れている時の状態化は不明ですが、同調をしてなんだか変わったなとは思えます。同調の目的はエンジンの回転落ちを良くする事だと思っています。 同調を取る事が最優先ではないのですが、同調が綺麗にとれているとバイクに乗っていてもきっと楽しいです。
FCR初心者向け-同調を始めてみよう!
基本的に私が書いているブログは個人DIY推しです。 バイク屋さんに作業依頼をしながら、自分でDIYを楽しむというスタンスでバイクを楽しんでいます。 キャブの同調作業についてはやるかやらないかです。 やって失敗することはほぼ無いと思います。 素人が出来ない事は完璧な同調です。自分なりに完璧な同調が限界です。 そもそも完璧な同調は何かといわれるとエンジンのコンディションやコンプレッションプラグなど色々な要素を言われるメカニックさんもいらっしゃいます。 同調作業はやってみて取り返しがつかなくなるようなこともございませんし、 わざとやらない限りは走行不可になることもございません。 チャレンジしてみようと思う心意気が一番必要です。
CBX1000にFCRを取付けたら6気筒の同調は自分でやりたい【まとめ】
バイク乗りからしたら、自分でバイクのメンテナンスをするという事はカッコいい事だと私は思っています。触れる範囲でバイクに触ることは大事です。 メンテナンスをしたり、洗車をしたりする事によって自分のバイクの事を少しずつですが、 知る事が出来ます。キャブの同調作業は思っている以上に簡単な作業のひとつではあります。 やることは工具を一式そろえるだけです。 やった事の無い方は軽い気持ちでぜひともチャレンジしてみてくださいませ。 それでは、シーユーアゲイン!
CBX1000写真ギャラリー
同調している時の写真を中心に過去の投稿から掲載いたします。
バキュームゲージの購入
キャブの同調には必須アイテムでございます。私のCBX1000はデイトナ製の4連を2セット購入して、 6連の状態にして使用しています。特に加工なども必要ありません。シンクロテスターが向いている車輌もございますので、バイクによって商品選択をしてください。