FCRセッティング-先入観はダメです。エアスクリューの調整スロットル開度1/8もしっかり見る-24/06/03
スロットル開度1/16~1/8が微妙だなと思いながら過ごしていました。
FCRなので下回りは気にしなくても良いような気もしていました。
結論的に言うとかなり濃い目になっていました。
FCR特有の症状かなと考えていました。
自分が気が付かなかっただけです。
原因はストレート径を変更していないからでした。
以前までは発進性が良ければOKとしていました。
スロットル開度1/16~1/8もしっかりと見るようにするべきだと学習しました。
エアスクリューは
①エンジンの始動性
②発進性
③スロットル開度1/16~1/8の調子の良さ
上記3点を見るようにしてエアスクリューの調整を行いたいと思います。
今までは①②を中心にみていると自然に③が決まっていたような感じでした。
③が決まっていたと書いていますがストレート径を夏場なので薄い方向には振っていましたが今回は濃い番手のままでした。
ジェットニードルとメインジェットは凄い調子が良くて何も不満がありませんでした。
スロットルの下回りまで上手くセッティングが決まるとびっくりする位の加速感です。
セクションに分けながら書いていきます。
現在のセッティング-エアスクリューを大きく開けました。
ASを2.20分から2.45分まで開けました。
私の先入観では2.00分以内にしておきたいです。
夏だから2.20程度にオーバーしても良いかなという程度でした。
※夏は空気が軽くなるので量を増やす必要があります。
【作業前のセッティング】
AS-2.20分
PS-2.45分
SJ-48
JN-90FXM#2
MJ-120
加速ポンプ-2.0mm
加速ポンプ-KLX250
【作業後のセッティング】
AS-2.45分
PS-3.30分
SJ-48
JN-90FXM#2
MJ-120
加速ポンプ-1.6mm
加速ポンプ-KLX250
まだ少し開けたりないような気もしますしスクリューの調整幅もギリギリなような気もします。
エアスクリューを大きく開けた分パイロットスクリューも大きく開けないとアイドリング辺りが微妙になってしまいます。
ASのセッティング中はラムエアフィルターは外しています。
先入観を持ってセッティングをするのはかなりまずい①
今回エアスクリューを開けまくった理由がジェットニードルのストレート径かなと考えています。
少なくともストレート径を薄い方向に変更したりして前年度は対応をしていました。
去年の同時期は90FTS#1を使っていてASは1.40分でした。
ストレート径は現在より6段階薄いです。
一昨年の同時期は90FXM#2でスロージェットは40でASは1.45です。
スロージェットは現在より2番手薄いです。
私のCBX1000はクリップ段数が高い位置にあります。
ジェットニードルも特殊番手なので変更をする事が出来ません。
先入観でASは2.00分以内程度、発進性が良ければASは適正な位置にあるという考え方をしていたのが悪かったです。
過去の履歴を見ればストレート径とスロージェットが薄い番手にありました。
スロージェットとストレート径が濃い方向にあるのでエアスクリューはその分薄くしないと帳尻が合わないのは普通です。
先入観を持ってセッティングをするのはかなりまずい②
過去の経験や傾向を考えてセッティングをするのは普通かなと思います。
何だかおかしいなと思って放っておいたりすると良い結果が得られない事があります。
私の場合は過去のセッティングはたまたまですが1/16あたりの空燃比が丁度良い状態になっていた。
先入観で発進性がよければおおむね下回りはバッチリという考え方になっていた。
それでエアスクリューが濃過ぎる状態だったのになかなか気が付く事が出来ませんでした。
おかしいなと思って触りまくっていたから気が付いたのですが時間がかなりかかりました。
ストレート径で調整をする事を完全に忘れていた状態
今回、どうにもおかしいなと思っていた影響範囲ですがジェットニードルのストレート径です。
ストレート径を触れない分ASやSJを触りまくるのは当然の結果です。
FCR-ASエアスクリュー
FCR-JNジェットニードルストレート径
FCR-PSパイロットスクリュー
FCR-SJスロージェット
FCR-影響範囲
FCR初心者向け-エアスクリューの調整-改訂版
エアスクリューの調整は濃い方向から薄い方向に開いていく事を前提にしています。
セッティングマニュアルは明確には書いていませんが濃い方向から薄い方向に調整をするようなニュアンスでは書かれています。
①エンジンの始動性が良い位置にエアスクリューを開ける
②2速発進がスムーズに出来るようなパワー感がある位置を探す
③スロットル開度1/8~1/16で加速感ある繋がり方をする位置を探す。
上記3点を行っていくと①がまずい状態になります。
最後にパイロットスクリューで帳尻を合わせます。
②は調子が少し悪い状態になります。
最後にパイロットスクリューで帳尻を合わせます。
③についてはストレート径で合わせたりする方がベターです。
薄い状態はパワー感が無い状態になります。
濃い状態で走行をするとボコ着いた感じがありますが分かりにくいです。
最後にパイロットスクリューを開き気味に調整して終了となります。
空燃比計があると分かりやすいです。
FCRセッティング-先入観はダメです。エアスクリューの調整スロットル開度1/8もしっかり見る-24/06/03【まとめ】
先入観はよろしくないという事を書いていきました。
悪い所があると改善点が見えてきます。
今回分かったことはストレート径を変更しなくてもAS過度に大きく開けたりやSJの番手をきつめに変更するなどで対応が出来るという事です。
そもそもスロットル開度1/16~はストレート径もある程度選定してからエアスクリューで帳尻を合わせるのが普通かなと思います。
今年はSJを変更しないを目標にしています。
一応は当初の目標通りのSJ48に戻してセッティングをしています。
意識は全くしていなかったのですがジェットニードル自体も変更はしていない状態です。
通年でSJとJNについては同じ番手でいってみたいなと考えています。
まとめるとストレート径の変更を忘れて大騒ぎしただけです。
それでは皆様おセッティングを行う際は先入観は持たないようにお気を付けください。
シーユーアゲイン!