FCRセッティング-スロージェット変更42から48にしました-24/05/18

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FCRセッティング-スロージェット変更42から48にしました-24/05/18

2024年の最初の頃の投稿に
『今年はスロージェットを変更しないをテーマにする!』
などと書いておりました。
先日の事ですが、何を考えているのかスロージェットを48→42に変更しました。
自分でも何を考えていたのか分かりません。
せっかく変更してしまったので試走をしました。
『あまり変化は無い…』
『スクリューの余裕が無くなっているから気持ち悪い…』
というような状態になりました。
そこで今年の最初から使用している番手の48に戻しました。

現在のセッティング

スロージェットを42から48に変更しています。
それに合わせてエアスクリューとパイロットスクリューを触っています。
セッティングをしているというよりは帳尻を合わせると言ったようなニュアンスです。

【作業前のセッティング】
AS-1.15分
PS-3.15分
SJ-42
JN-90FXM#2
MJ-120
加速ポンプ-2.0mm
加速ポンプ-KLX250

【作業後のセッティング】
AS-1.45分
PS-2.00分
SJ-48
JN-90FXM#2
MJ-120
加速ポンプ-2.0mm
加速ポンプ-KLX250

スロージェットを50にしなかった理由

上記の数値を見るとスロージェットを50にしても良さそうな気がしました。
私は履歴を取っているのでそこから判定はある程度出来ます。
現在は5月です。
これから夏にかけてエアスクリューを極端に開いていく事を想定しています。
スロージェットを50にするとエアスクリューをその分大きく開くことになります。
今度はエアスクリューに余裕が無くなるような気がします。
通念を通して変更せずに使えるスロージェットを探す事も目的なので48を使用しております。

スロージェットの変更は作業コストが異常に高い

スロージェットの変更についての作業項目を私のCBX1000を例に書いていきます。

・フューエルタンク取外し
・スロットルワイヤー取外し
・キャブレター取外し
・FCRのフロートチャンバーのガソリンを抜く
・スロージェット交換
・スロットルワイヤー取付
・スロットルワイヤーの開け始め調整 ※特殊ケース
・スロットル全開時の浮動バルブの高さ調整 ※特殊ケース
・エアスクリューとパイロットスクリューの調整
・同調作業
・フューエルタンク取付
・試走
・エアスクリューとパイロットスクリューの調整
・同調作業

上記がスロージェットを変更する際の作業項目になります。
【※特殊ケース】と記載している分は2股のスロットルワイヤーを使用している場合の必須作業です。
いくつか手抜きをしたりも出来ますが基本的には作業を分割して全部行う必要があります。
作業コストが高過ぎます。
作業コストが高いという事はゴミの噛み込みやチャンバーパッキンのガソリン漏れ等のリスクも比例します。
スロージェットの交換は気軽にするものではありません。

FCR初心者向け-パイロットスクリューの調整

パイロットスクリューはアイドリング付近でのみ有効なスクリューです。
主にエンジンの始動性やアイドリングの持続に関わります。
パイロットスクリューを全閉めで気持ちよくアイドリングしてくれる場合はスロージェットが濃過ぎます。
スロージェットが薄過ぎる場合のアイドリング時の症状は20秒前後程度でガス欠のような症状になってエンジンがストールします。
パイロットスクリューを3.00分戻してやっとアイドリングする場合はスロージェットが薄過ぎます。
空燃比計を装着している場合は薄過ぎるとすぐに分かります。
アイドリングを極端にあげていればエンジンがストールする事はないですがあまり気持ちの良い物ではありません。
パイロットスクリューの初期値は1.00分戻しです。
パイロットスクリューが濃い分にはバイクは不調を示しません。
基本的には調子よくアイドリングするまで濃い方向に開けていくスクリューです。
私は濃過ぎの状態にしたことはありません。
しかし、パイロットスクリューが濃過ぎるとカーボンの蓄積やその他の不調も考えられます。
最初にアイドリングするギリギリのスロージェットの番手とパイロットスクリューの戻しを見つけておいてからセッティングに臨むのがよいかもしれません。

FCRセッティング-スロージェット変更42から48にしました-24/05/18【まとめ】

まとめを書きます。
特に何か新しい事をしたわけではありません。
自分でもヒマを持て余していたのだなと思います。
もっと他の事をしろと言いたいです。
洗車したりホイールをポリッシュしたりする方が有意義です。
何回も繰り返してスロージェットを変更しています。
エアスクリューとパイロットスクリューを調整する事によってスロージェットの変更は帳尻を簡単に合わせる事が出来るという点は伝わるのではないかと思います。
それではまだまだ夏ははじまっていません。
暑さにはお気を付けください。
シーユーアゲイン!

CBX1000の関連写真

作業当日の写真とそれに関連する写真です。
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