FCR-久々に同調作業-25/09/17
アイドリングの高さを変更したかったので、久々に同調を行いました。
エアスクリューも色々と触りまわしたのですが、結局は初期値で落ち着きました。
前回からのセッティングの変更は無しです。
以前のセッティングは夏場に行って気温は35度Cを超えていたと思います。
本日の気温が30度C程度です。
暑いことには変わりありませんが、スクリューを触って変化無しで落ち着くという事は、
以前のセッティングが微妙な点があったという事です。
30度C超えているとまともにセッティング出来ているか怪しいです。
同調作業を最近は行っていなかったので施行いたします。
クリップやメインジェットを変更したら、私的にはやっておきたい作業です。
過去に何度も書いているネタなので写真は少な目です。
色々と書いて行きます。
それではレッツスターティン!
↓何度も書いているネタなので過去投稿もチェックしてみてください。↓
FCR同調
https://cbx1000.jp/archives/tag/fcrdouchou




FCRの同調作業は雑でもOK
FCRの同調は基本的に目視レベルでOKです。
負圧が完璧に揃っている必要はありません。
そもそもFCRには負圧の取り出しニップルは基準キャブレター以外は装着されていません。
ソースはBITOの代表者の方からでございます。
スロットルワイヤーが2股は超シビアに調整してください。
私のCBX1000のような2連仕様や一部のドカティなどは要注意です。
スロットルが開き切った時にスロットルバルブが全て開き切るか確認を行う必要があります。
スロットルバルブが同時に開くか?スロットルバルブが同時に全開になるか?
これは必ずチェックしてください。
通常のスロットルワイヤーが引きと戻ししかないタイプの物でもスロットルを開いた時にスロットルバルブが完全に開き切るかだけは確認してください。スロットルワイヤーのタイコの位置や張りで調整が出来ます。
バキュームゲージで同調を合わせる
マルチのバキュームゲージですが、新品で購入しても全体のバランスがずれています。
作業前に校正をおこなってください。
マルチでなくてゲージひとつで作業を行う場合はかなり時間がかかりますから、
扇風機など冷却設備は絶対に用意してください。
FCRの同調を行うとどうなるか?
バイクに気持ちよく乗れます。
アイドリング音が少し変わった感じになります。
回転落ちが良くなる場合があります。
時間をかけずに同調を行えるならしょっちゅう行った方がよいです。
同調に時間がかかるようなら派手にジェットの番手を変えた時程度で良いと思います。
同調に使う時間をセッティングに回した方が賢いです。
毎回、行うのが本当は良いのですが、
セッティングが決まって、数か月は変更しないと思ったら同調作業を行ってみてください。
次にセッティングをする時まで非常に気持ちよくバイクに乗れます。
キャブレターの同調はすぐにずれるような物ではありません。
ずれているというラインをどのように考えるかでも異なります。
①わずかでもずれている
②エンジンの回転落ちが悪い
①の場合はとにかく何かを触れば必ずほんのわずかにずれます。
キャブレターを触る度に調整が必要です。
かなり、神経質なレベルになります。
②の場合はスライドバルブの着脱をしたり、スロットルワイヤーの着脱や調整をした時に発生する事があります。
おおむねずれていないという程度であればメインジェットを2回以上交換する度とか、半年に1回とかスパンを決めておけばおおむね同調が合っている状態をキープ出来ます。
私のCBX1000はどちらかと言えばかなり頻繁に同調を合わせています。
2連装のFCRを装着している場合はセッティングを変更する度にでも同調を合わせないと、
かなりずれ込みます。
極端な話で言えばアイドリングストップスクリューを触っただけでもそこそこズレます。
同調が趣味というわけではなくて、必要なので同調作業を頻繁に行っています。
同調を頻繁に行っていると1回の作業時間は短い
同調のズレが大きい場合は合わせるのに時間がかかります。
理由としては1か所負圧を変更させると釣られて他のシリンダーの負圧も変化するからです。
1か所が思ったような負圧になっても対応するシリンダーの負圧が変化したり、
全体的に変化したりもします。
1か所しか触っていないのにアイドリングの回転数が急に上がる事もあります。
こうなってくるとアイドリングを下げてからやり直しになります。
同調のズレが少ない状態だと1か所触っても他のシリンダーに与える影響が少ないので、
比較的短時間で同調を合わせることが出来ます。
街乗りGO and STOPが多いなら価値はあります。
同調はスロットル低開度とエンジンの回転落ちに影響があります。
サーキットユースでは市街地での走行はありません。
公道を走る時間が長い使い方をされる場合は同調による恩恵を受ける場合があるかもしれません。
同調が合っているマルチシリンダーのバイクは気持ちよい
並列4気筒エンジンはすでに日本の伝統かもしれません。
同調がしっかりとあっているエンジンは聞きなれない少しハモったような音というか振動を出すような気がします。
今まで同調をしたことない人は自分のバイクで1度位は完全に同調が合っている状態にしてみてください。
感動を覚えると思います。
FCR-久々に同調作業-25/09/17【まとめ】
過去に何度も書いている内容の投稿になります。
道具について解説していたり、負圧ニップルについて解説していたりもします。
私も人間なので、時間が経つと経験を積んでバージョンアップされます。
似たような投稿をしていても日付が新しい方が追加で何か発見をしたような事を
書いている場合があります。
簡単でしたが、本日のCBX1000のFCRキャブレター同調作業の投稿はこのあたりで終了いたします。
それではシーユーアゲイン!
FCRのマニュアルです。セッティングをする前に熟読する必要があります。ページの枚数の割に、購入しようと思うと少々値段が高いので友人知人で持っている方がいればコピーを取らせてもらっても良いかもしれません。
FCRの小物
FCRのセッティングについて事前にストックしておいた方が良い小物類です。モールによって極端に値段が違いますので必ず確認してからご購入ください。


