スロットルのワイヤリング-FCRは強制開閉式キャブレターな事をお忘れなく
スロットルのワイヤリングを少々追加いたしました。 グリップの根本側だけグニャグニャとゴムが動いてしまうのが気に入らないからです。 FCRは強制開閉式のキャブレターでございます。 スロットルの操作でキャブレターのバルブを開きます。 ノーマルキャブレターはおおむね負圧式のキャブレターで空気を吸い込む力を利用して、 キャブレター内のバルブの開閉を行います。 FCRとノーマルキャブの違いのひとつでございます。 強制開閉式のキャブレターの方が先に開発されていて、 バルブをスロットルと直結させて操作するのでダイレクト感が強いのですが、 少々扱いづらいです。 強制開閉式のキャブレターの扱いづらさを解消する為に考案されたのが、 負圧式キャブレターです。 スロットルはエンジンが吸い込む空気の通り道を操作するだけです。 実際の混合気を送るバルブは空気がエンジンに吸い込まれる負圧を利用して弁の力で開閉します。 詳細は負圧式キャブレターと強制開閉式のキャブレターの違いをウェブで検索して貰えば、 よりわかりやすいと思います。私が文章で説明するより図や写真なども含めて、 より詳しく解説してくださっている先人達がおります。 ↓グーグル検索↓ 強制開閉式 負圧式 違い レーシングキャブレターの優れている点についてですが、 この手の話題はもう何十年も雑誌やウェブ上で語られているので色々な結論があると思います。 今回は何が違うのか、というよりもFCRの特徴のひとつである、 強制開閉式という点についても書いていきたいと思います。 自分なりの解釈でコラム的に書いていきますので、正しくない表現や間違った記載があるかもしれませんがご了承をお願いいたします。 それでは、レッツスターティン!
負圧式キャブレターはセッティングが苦手
苦手というと語弊がありますが、強制開閉式キャブレターの方がセッティングが得意と言った方が正しいと思います。 理由はスロットル開度ごとにキャブ側のバルブが開く高さが一定だからです。 負圧式キャブレターは空気を吸い込む力と弁のゴムが戻る力を利用します。 言い換えるとある程度自動で空燃比を調整してくれますが、自動な分微調整が出来ません。 空気の力やゴムの力は常に一定でない場合があるからです。 FCRのセッティングをする時はスロットル開度を基準に考えてセッティングをするのは上記のような理由だからなのだろうと思います。
スロットルの根本がグニャグニャ動いていたのでワイヤリング
スロットルの調整は好みが分かれます。 私は戻りが強いのが好きです。遊びも無しは嫌ですが、少な目にしたいと思っています。 そして分解などもお手軽に行いたいのでスロットルをボンドなどで固定するのも嫌です。 ということでワイヤリングで固定をしています。 戻りが少し強めなのが原因だと思いますが、グリップが少しばかりずれてきたりしておりました。 これで固定して気にいらないようだったら、グリップの固定や選択について別の方法を考えてみたいと思います。 単純に強く締め過ぎてもグリップのゴムが引きちぎれるだけだろうなと思います。
![スロットルワイヤー固定前](https://img.cbx1000.jp/wp-content/uploads/2023/09/13817DD6-AC84-454B-9278-4EC79C6B0A73-scaled-e1701529668502.jpeg)
![スロットルワイヤー固定後](https://img.cbx1000.jp/wp-content/uploads/2023/09/02A38E35-5272-4311-AA8C-3D72FE2FE332-scaled-e1701529662562.jpeg)
スロットル操作のダイレクト感がFCRの醍醐味のひとつ
負圧式キャブレターだからと言ってスロットルの操作感が悪くて同省も無いという事は全然なくて、 無段階にスムーズに付いてくるのが負圧式キャブレターの良い所です。 理屈で言えば強制開閉式はワイヤーでスロットルとバルブが繋がっているので、操作感がダイレクトです。だからと言ってそこまで、シビア過ぎるという操作感ではありません。 どちらにしても、FCRの特徴である加速感とダイレクトな操作感をしっかり味わう為には、 スロットルの張りや遊びや戻りの強さなどは意識しておくべき項目です。 FCRの面白い所なので、スロットル周りは意識して自分好みに調整をしてみてください。
FCR初心者向け-ワイヤリングはこれ買っておけば良いです。
多分、みんなアマゾンで何となく同じ物を買って愛用しているのだと思います。 その他に必要な物はワイヤーを切断するようのニッパー位です。 ワイヤリングは1時間くらい練習すればコツが掴めるようになると思います。 ワイヤーは先端に赤いテープがついいますが捨てないようにしてください。 使用後に元に戻してください。次回の使用時に先端がどこにあるか分からなくなります。 ワイヤリングのコツはあるのかもしれませんが、私からは 『1時間とにかく練習してみて』 というのがアドバイスでございます。何となく締めるだけなら初回から出来ますが、 自分自身が納得のいくように小綺麗に締めれるようになるには1時間程度の練習が必要であると思います。
スロットルのワイヤリング-FCRは強制開閉式キャブレターな事をお忘れなく
ふわっとしたコラム的な投稿になってしまいましたが、スロットル周りの調整はバイクに乗っているなら、楽しく乗る為には必ずやっておくべき項目ではあります。 愛車に対する特別感も増します。 スロットル周りの調整だけであれば、プロに頼まなくても自分で簡単に調整出来ると考えて全く問題はありません。こういった事柄ほど、ネットで何となく検索して、 やり方を見つけてどうしても上手くいかなければ、近所のバイク好きのおじさんにでも相談すれば、きっと何とかなります。ワイヤリングを除けば、工具も車載工具で事足りるか、100円ショップで全て購入出来る範囲です。工具の使い方も時計回りで締まるという事だけ覚えておけばいいという程度だと思います。FCRはレーシングキャブレターです。 レーシングキャブレターは触りまくるからレーシングキャブレターでございます。 最初から、バイクのメンテナンスが出来る人はいません。 スロットルの調整が簡単だなと思う項目であればぜひともチャレンジしてみてくださいませ。 それではシーユーアゲイン! ↓過去の投稿が開きます↓ バイクのスロットルワイヤー(アクセルワイヤー)の遊び調整
CBX1000-スロットル周りのギャラリー
スロットル周りの写真を過去の投稿から抜粋して掲載しております。
![スロットル遊び調整](https://cbx1000.jp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0649-1024x768.jpg)
![FCRのスロットル部分](https://cbx1000.jp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0652-1024x768.jpg)
![スロットル遊び](https://cbx1000.jp/wp-content/uploads/2022/03/22B9CC8C-14D0-4F16-AEC3-D297B0CF3F1F-e1649830737390-837x1024.jpeg)
![スロットル開度](https://cbx1000.jp/wp-content/uploads/2022/03/54F0055C-AED4-485E-A66F-4E64A763E436-e1649830639368-786x1024.jpeg)
![](https://img.cbx1000.jp/wp-content/uploads/2022/05/7E40BC4C-5FC1-4B15-ABF2-CA1C8747575E-scaled-e1701501218377.jpeg)
![](https://img.cbx1000.jp/wp-content/uploads/2022/05/969E38B4-B408-44A1-A209-04EC2546963E-scaled-e1701501173836.jpeg)
![ブレンボ-コルサコルタ](https://img.cbx1000.jp/wp-content/uploads/2022/05/0C4B71EA-5957-4944-A1A8-316EC2E72DF0-scaled-e1701501238808.jpeg)
![ブレンボコルサコルタ](https://img.cbx1000.jp/wp-content/uploads/2022/05/DBE09ECE-3D99-4F3A-A82F-6F623DCF85F3-scaled-e1701501558509.jpeg)
気になるアイテム
DIYライフにお役立てくださいませ。値段の比較がしやすいようにリンクを設定しております。 各ショッピングモールに絶対にあるとは限りません。ボルトナットやゴム類はアマゾンだけでしか取り扱いが無いケースが多いです。各モールのリンク先から色々検索も出来ます。
ハイスロ
Evo2の一択だと思いますが私はType3を使っています。理由はEvo2の存在を知らなかったからです。 FCRに装着したい時はワイヤがー専用品でないといけないのでkitで購入するよりは単体で購入した方がよいです。Evo2にはラージとスモールがありますが、ラージの対応は48-54パイ、スモールの対応は36~46です。特殊な事情が無い限りはスモールを使用してください。
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