FCRのMJメインジェットの影響範囲
先日、MJを交換したのですけど、プラシーボかもしれない案件を書きます。 試しに何となく、MJを118→128に変更した時のお話です。 まずはこちらを見て頂いた方がよいです。
番手が10違って前回の時に燃料が15%増し位と書かれています。私は番手が10違ったら、空燃比で1位は違うと思って触るようにしています。体感では1/4程度までは影響しているようには感じました。
セッティング変更
2022/05/15 AS 1.15分戻し PS 1.0戻し SJ 48 JN 90FTR♯2 MJ 118 → 128 最近は濃い方が好みなので、加速中に11.5から13.5に収まるようにしていて、 出来るだけ12.5から13.0を目指すようにしています。 パーシャルで11台に入っても気にしないようにしています。 体感を優先して空燃比がかなり突き抜けた数値になっても気にしないようにしています。 パーシャルで12.5を目指すようにしていたのですけど、 加速中に12.5になる方が加速をしてくれるので乗っていて楽しいです。 クリップを下げたり、PSを少し15分程戻したりも考えていました。 最近派手につつきまわしていたので、同調をとるついでにクリップ段数も変更しようと思ったのですけど、MJだけでびっくりするくらい変わりました。 全開走行までは試していないのですけど、アクセル開度1/2と言わずに1/4も含めて全体的にふんわりと 濃いくなったように受けました。 JNのクリップ段数を触るか、ストレート径を変えてみようと思ったのですけど、 あまりにもよいフィーリングだったので、MJの交換のみにしました。
FCR初心者向け
空燃比計【A/F計】の取付をお勧めいたします。素人がプラグの色を見ても分かりません。 プラグはアイドリング付近程度でどうしても気になった時に見ればよいかなと思います。 加速中に12.5になればいいな程度で10.0や14.0を指しても体感で良いなとおもったら無視して決定してもよいと思います。体感を優先しないと、パーシャルの空燃比を現在の空燃比として認識してしまう為、結果として薄目のセッティングになって加速感に欠ける燃費仕様のセッティングになってしまいます。回転数やギヤよりはアクセル開度を基準に考えてください。マニュアルには回転数についてはアイドリング時以外は記載はないと思います。マニュアルに記載が無くて参考にした方が良い項目は、 後輪に対して負荷がかかっている場合です。クラッチをつなぐ瞬間や坂道、急開した時などは薄くなったりして燃料を追い付かせる必要があります。車輪に負荷がかかっている点は考慮した方がよいです。 このあたりが加速空燃比とパーシャル空燃比が分けて考えられる理由だと思います。 用語をしたに書いておきます。 出力空燃比12.5 理論空燃比14.7 加速中-速度が上がっている状態。 パーシャル-安定した状態 1.15分‐時計の針に例えてスクリューを回すという意味。 ♯2-JNのクリップ段数を上から数えた段数。上から2段目という意味。
MJ交換




キャブはずらしたりしましたけど、ワイヤーの張りなどはあるので出来るだけ分解せずに交換します。 MJはガソリン抜き用のドレン部分から交換出来ます。真鍮製なので、ノールックで作業をする時は締め過ぎてMJを引きちぎらないようにしましょう。
CBX1000-キャブレターの同調




同調は思う限り完璧に行った方がよいと思うのですけど、ストップスクリューやアクセルワイヤーが2本ある状態ですので、精度は究極まではしていません。 少し前まではかなり完全に行っていたのですけど、私の作業頻度から、考えると9割5分あっていたら良いという考え方でしています。むしろ、アクセル全開時のバルブの開き方やスロットルの戻り具合などの確認的な作業はしっかりするようにしております。
FCRのMJメインジェットの影響範囲【まとめ】
MJがこんなに影響するとは思っていませんでした。新しい発見です。 現在、すごい調子がよく感じています。ただし、空燃比計の数字に捕らわれているセッティングをすると、良いセッティングではないかもしれません。 今まで、何してたのかなと思うくらい良い変化がありました。 ちなみにFCRの研究をしたりしているわけではなく、自分の興味としてFCRを触っているので、 より濃い目の番手を入れるとどうなるか?までは検証は出来ないかもしれません。 MJやJNの交換は互いに大きく影響しあうということは頭に入れておいた方がよいなと思いました。今後はMJが全体に与える影響についても考慮してセッティングをしようと思います。 それでは皆様もよいFCRライフをお送りくださいませ! シーユーアゲイン!