CBX1000をFCR化する3つのメリット

CBX1000 FCR
CBX1000FCR
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CBX1000をFCR化する3つのメリット

今回はCBX1000をFCR化する3つのメリットと題しまして、CBX1000を私の大好きなFCR33パイにする事によって得られる3つのメリットをご紹介したいと思います。
通常CBX1000に取り付けることが出来るキャブレターはノーマルとFCRとCRSキャブレターという前提で記載しております。
コラム的に書いていきますがデメリットも紹介しておきます。
FCR化する事によって起こるデメリットはありません。基本的に良いことしかありません。
CBX1000に乗られているライダー様以外でもこれからFCRやその他のレーシングキャブレターの導入を考えられているのでしたら参考にはなると思います。

FCR交換メリット①-パーツの供給が安定的

これは大きいポイントだと思うのです。
とにもかくにも走るという事においてパーツが無いから、走れないという事がほとんどなくなります。
また、パーツの供給も無くなるという事は無いと考えてよいと思います。
理由は他の車種でもFCRを使っているから。
もっと書くなら、他のFCR取付車種からパーツをそのまま流用出来ます。
メーカーに色々と在庫してくれていたりしますし、社外品で色々手に入るので、ノーマルキャブでも困る事はほぼないです。しかし、【すぐに】【安定して】パーツが手に入るというのは非常に大きいし安心してバイクに乗る事が出来ます。

FCR交換メリット②-パワーアップ

ノーマルキャブレターからFCRに変更すると馬力が上がると聞きますが、私は測定して比較した事があるわけではないので正確な数値としては不明瞭です。しかし、キャブの形式が負圧式から強制開閉式に物理的に違う機構に変わっているという点を考えるときっと馬力はあがっているのだろうなと思わざるをえません。負圧式は調整の幅が狭くなる分非常にマイルドな感じになり、FCRの強制開閉式はセッティングが必要だけどパワーが出る…などと言われています。
ノーマルキャブでも十分にパワーは出ていますし欠点があるわけではないと思います。
パワーアップはキャブの効率化や機構の変化なのでパワーアップというよりは性能を引き出されるという感覚だと思います。フィルターさえしっかり装備していれば、パワーが上がる事によるデメリットは無いと考えられます。

FCR交換メリット③-セッティングやメンテナンス性が高まる

レーシングキャブレターなので、触りやすくなるという点が挙げられます。
自分で触らない人にとってはメリットとは言えないかもしれませんが、FCRは自分である程度、簡単にキャブレターを触れるという点も醍醐味の一つです。というか、レーシングキャブレターは調整やOHなどが出来るだけ短時間で行えるようには考えて作られているはずです。自分で少しでも触られることが無い方はノーマルキャブをOHしたりして乗っていた方がよいかもしれません。費用や性能面での事を相対的に考えるとFCRの購入費用をメンテナンスの外注費用に回した方がより良い結果が出ると思われます。

メリットのまとめ、CBX1000特有のFCR交換メリット

メンテナンス性については劇的に向上します。エアクリーナーを外してパワーフィルター仕様にするなどでもメンテナンス性は向上するのですけどね…。
合わせて、パーツ供給が安定するので、あれが無いこれが無いとキャブについては悩む必要がなくなります。セッティングについては安定しやすいノーマルキャブの方がよいかもしれませんが、FCRを装着したからにはセッティングをしっかり決めれるように善処していくしかありません。ノーマルよりはパワーが出るはずです。デザイン的にもCBX1000を損なうような感は無いような気がします。

キャブを交換するデメリット

デメリットについてはあえて言うならですが、
①負圧式から強制開閉式に変わる
キャブの方式が少々変わってスロットルワークが少々シビアになります。慣れると気になることではありません。
②見た目が変わる
キャブを交換するので、バイクの見た目が少々変わります。旧車の部類になるので、見た目が変わる点について許せない方もいらっしゃると思いますし、CBX1000のノーマルキャブレターはルックスもカッコよいのでこれはデメリットと言えるかもしれませんが、バイクなので性能の良いパーツに変えてより速く走るという事はスポーツバイクのテーマでもありますので気にする必要はないと私は思う事にしています。
③費用がかかる
当然ですが、費用がかかります。ちなみに定期的に動かしているキャブレターは少々では壊れません。
オーバーフローもフロートバルブ周りを見直せば直りますし、パッキン類の劣化も交換して直せます。
単純にOHしたりメンテナンスすればノーマルキャブレターも末永く使えます。FCRにキャブを交換するという事はダメになったから交換するということではなく、オーナーの好みと意思でそれを選んで装着しているというケースがほとんどなはずです。

FCR交換のデメリットまとめ

変化する事が嫌だったり、自分で触る事が嫌だった場合はFCRの装着はとてもストレスになると思います。正直な所、FCRのセッティングが楽しいなと思っている私でもノーマルキャブレターに戻してCBX1000に乗ってみたいなと思う事は多々あります。デメリットは予算が余り取れない人にとっては費用が掛かる事だけかなと思います。ノーマルルックが好きな人はノーマルキャブの調整やOHにお金をかけると思います。

CRSキャブやTMRキャブはどんな感じ?

現在、日本でレーシングキャブレターを触ろうと思ったら、FCRとCRSとTMRの3種類だと思います。CRSとFCRについてはキットが存在しますが、TMRについては特注で装着するようになりますので、恐ろしい費用がかかります。どのキャブレターもパーツは供給されていますし社外アフターパーツなども存在しますので、楽しく遊べることには間違いありません。私の感覚ですが、レーシングキャブレターの最高峰はTMRだと思います。理由は最後発のキャブレターだからFCRの弱点なども克服されています。CRSについては何とも言い難いですが、好きな人や他車輌でセッティングパーツの資産などをお持ちの方は良いかなと思います。クラシックなデザインが良くてつけるという声を聞いた事がありますが、それならノーマルキャブのままでよくない?と思ったりもします。20年ほど前はFCRに比べて安価で購入できるという点で流行った経緯があります。レースのレギュレーションでCRS必須の場合もあるらしいです。CRSについてはブログやSNSで有名な方が火をつけたのかなとも思っています。
流行などもあるので、あと10年経つと旧車のインジェクション化も流行しているかもしれません。
エンジンの電動化も流行しているかもしれません…。
私がTMRでなくFCRを選んだ理由はTMRは気難しくて、セッティング出にくいという雑誌かネットの情報でFCRの方が触りやすいというイメージが強かったからです。結局FCRはセッティングを外していてもあまり調子が悪くなるキャブレターではなかったので、セッティングが分かりにくいような気がします。
セッティングが出ていないと調子が悪くなるキャブレターの方が良し悪しの判別がしやすいのでセッティングは分かりやすいのだろうなと触った事はないのですが色々と妄想をしています。
ちなみにFCRの弱点はボディの摩耗と加速ポンプの調整と言われています。対策用の社外アフターパーツは2種類ほどは出ている様子です。加速ポンプの調整についてはTMRに及ばずです。
FCRについては地球上で一番出荷が多いレーシングキャブレターだと思いますので、
パーツ供給や情報、アフターパーツなどが豊富な点で他2種類よりはメリットが大きいなと思えます。
私はCBX1000にFCRとCRSキャブレターを比べてCRSを取り付けるメリットが未だにレースのレギュレーション以外に見つける事が出来ないでいるので、道の駅などでCRSキャブレター装着車輌のオーナーに出会った時に聞けるような雰囲気なら聞くようにするなどアンテナを張っておくようにしたいと思います。そしてCBX1000用にTMRの取付キットが販売される事を願っておきます。
※需要が増えると情報も増えるし、専用品のリペアパーツなども入手しやすい。

CBX1000をFCR化する3つのメリット【まとめ】

CBX1000においてはFCR化する事は私にとってはメリットしかないような状況です。
もちろん現在の私がある程度自分の好きなようにFCRを触れるようになっているし、
工具類なども一通り持っているという点もあります。同調や2股のスロットルワイヤーやスロットルの張などやらなければならない事なども一通りは分かっている状態になっています。もちろん足りない事はあるかもしれません。キャブレターは個人がバイクを触るという点においてはハードルが低い部類だと思います。これからFCRを導入しようと思われているライダー様は何もためらうことなくFCRを導入してください。またFCRとTMRの選択肢があった場合はTMRの購入をおすすめいたします。
それでは皆様もセッティングに忙しいと思います。
楽しいFCRライフをおすごしくださいませ。

CBX1000のFCRのギャラリー

過去に掲載している写真をピックアップしてざっくりと掲載しておきます。

エンジンオイル一覧

エンジンオイルの一覧です。CBX1000ではモチュール300vの15w-50を使用しています。
バイクはおおむね10w-40の傾向が強いです。古いバイクと夏場は粘度高目と覚えておいてくださいませ。化学合成油や鉱物油など気にしない場合でも末尾の数字の【30】【40】【50】にはご注意ください。値段と性能は比例します。高い分にはトラブルに関しては心配はないのですが、安すぎるとなんだか不安になってしまいます。そういった点で言えば、ホンダウルトラや値段やメーカー純正な点を踏まえても使いたい候補にはあります。

モチュール

バイク用オイルと言えばモチュールの感が強いです。。人によってはモチュール以外のオイルは使いたくないという人もいます。エンジンオーバーホール済の旧車に入れている人が多いです。
OH済のエンジンはおおむね15w-50を入れていて夏なら10w-40を使ってもよいかなという感じです。
モチュール300V 15w-50 4リットル
モチュール300V 10w-40 4リットル
¥12,490 (2024/04/27 10:20時点 | Amazon調べ)

ホンダ-ウルトラシリーズ

メーカ純正で安価な部類のオイル群です。G1-G4までで数字が大きいほどグレードがあがるという考え方でよいかなと思います。純正志向の方などはホンダ純正オイル以外は使いたくないという方も多いです。安価だし値段は高くないしプラス面も多いです。ホンダは少し変わっていて全体的に粘度が低めです。E1は鉱物油です。早いサイクルでの交換や鉱物油派の方におすすめです。
ウルトラ G1 5W-30 1L
ウルトラ G2 SL 10W-40 1L
ウルトラ G3 SL 10W-30 4サイクル1L
ウルトラ G4 SL 0W-30 4サイクル1L
E1 SL 10W-30 4サイクル1L

メーカーHP

ヤマルーブ

昨今、評判の良いオイル。実際に使ってみてよかったという人には数名はお会いしました。静かにファンを獲得しているような気がします。他のオイルメーカーと比べて尖ったような特徴は謳っていませんが、本当に何だか良いオイルという感じでした。プレミアムとRS4GPではRS4GPの方がグレードが高いオイルです。
ヤマルーブ プレミアムシンセティック MA2 10W-40 4L
ヤマルーブ RS4GP 4L 10W-40 MA2 化学合成油

ワコーズ

ワコーズ製品を使って感動を覚えた人も多いはず。ケミカルはこれをつかっておけという位は日本で普及しています。バイク用か車用かの差異はなさそうなのですが粘度などを気を付けて購入してください。
PRO-S50 プロステージS 15W-50 E245 4L

Kawasaki-冴速-冴強

粘度の違いに気を付けてご購入ください。900RSの大ヒットでシェア率もあがっているし、評判も良いオイルです。違いはオイルの粘度です。特に指定やこだわりが無い場合は、10W-40 冴速をおつかいください。
冴強 10W-50 1L×4本セット J0ELF-K011S
冴速 10W-40 4本

シェルShell-アドバンスド

自社でオイルの精錬工場を持っていて天然ガスからオイルを作っている…使ってみたことはないのですが、非常に気になるオイルです。さすがに高い…が試してはみたいです。
シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 15W-50(SN) 412233193-1
シェルアドバンス 4T ウルトラ 1L 10W-40(SN) 412232193-1
SHELL ADVANCE(シェルアドバンス)
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