FCRセッティング-SJを38から40に変更。PSパイロットスクリューの調整-22/09/28

CBX1000-メーターA/F計 FCR
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FCRセッティング-SJを38から40に変更。PSパイロットスクリューの調整-22/09/28

SJの交換をしたブログ投稿です。
先日SJを42から38に変更しました。変更前の状況としてはセッティングも特に気にする事もない状態です。しかし、ASエアスクリューが許容の範囲内ではあるのですが、戻し過ぎな感があったので、
38に変更しました。現在のJNジェットニードルにへんこうしてからSJ38は試していなかったので、
何か新しい発見でもあるかなと思っての変更です。
結果として今度はエンジンの始動性が悪くてPSパイロットスクリューを戻し過ぎとなりました。
という過程がありまして、SJ40に変更した次第です。元々BITOの出荷時の設定もSJ40でございます。
季節も変わり目ですし、1年を通してSJは変更をしたくないので今回は無難なSJ40にいたしました。
SJはスクリューの影響範囲以外にもスロットル開度の全閉から1/2まで影響しているように思えます。
好みとしてはSJも大きめに設定したいのですけど、現在のJNがストレート径を選べないような状況ですので当分はSJ40か42のどちらかの選択になると思います。

冷間エンジンを始動する時のスクリュー

去年程度まではキャブを着脱する前はエンジンを油音で50度程度まで温めてからキャブの着脱をしていました。理由はキャブの着脱をして極端にセッティングを変えた時にエンジン始動性が悪くなるからです。特に冷間時で冬にエンジンがかからないとプラグを被らせてしまったり、最悪です。
最近やっとスクリューの設定に気が付けました。
正しいやり方かどうかは分かりませんが自分なりには冷間時からでもエンジン始動性がよくて、
アイドリングも維持しやすいです。
スロットル開度は全閉と1/8程度までで確認します。
アイドルポートとスローポートの担当です。
①ASをちょっと濃いかなという位置にする。不明な場合は45分戻し程度にすればよいと思います。
②PSを1.00分戻しにする。加速ポンプで燃料を何度か送り、10秒程度以上待ってからセルを回します。エンジンはかかるけど、だんだんと元気がなくなり全閉めでのアイドリングが維持できないと思います。
③PSを15分程度ずつ開けていきます。段々と全閉め時でアイドリングを維持できる時間が長くなります。エンジンが止まりそうになったらスロットルを1/8程度まで開けて混合気をを吸わせます。
スロットルの開け方も小刻みに動かしながら素早く開けたり色々あると思います。
④アイドリングが維持しやすいなと思える所までPSを開けたら終了です。
仮なので、試走しながらASを調整した際にはPSを開け閉めして調整してください。
CBX1000の場合はPSを開けすぎていて特に濃すぎて走行に支障があるなと思えるような状態になった事はないのですが、私はPSを薄い状態から濃くしていきます。
セッティングマニュアルにPS1.00分から仮セッティングして進めてくれとは明確に書いてあります。
PSを3.00分戻しから、アイドリングが不安定なところまで締めていくようなほうほうでも良いのかもしれませんが、明確な理由は聞いた事はありません。
私が思うに、3つ理由があります。
①低開度ではエンジンが焼き付かない。
②PSは可能なら1.00分戻し程度望ましい。
③アイドリングは思ったより燃料を消費している。
という理由でPSは低めの1.00分戻し程度から私はスタートしています。
最近は上記のやり方で冷間時のエンジン始動を行っていますけど割とあっさりとエンジンが安定します。エンジンがかかるだけでASが適正な位置になっていないので要注意です。
SJの交換は時間がかかるのでほどほどにする事をオススメいたします。その他のジェット類はケイヒンの設計者さまが頻繁に変更してくれと言わないばかりにメンテナンス性が高いです。スクリューの調整はしょっちゅうやった方がよいですし、JNのクリップ段数も気になったらすぐに変更という感でも良いと思いまsう。SJはしょっちゅう触る必要がないというよりは構造上触りにくくなるからスクリューはアイドリングや低開度に対して作用するのかなと思えます。

FCR初心者向け-PSパイロットスクリューは触らなくてよいは嘘かもしれません。

車輌別や季節や温度など、色々な要因があると思います。
パイロットスクリューは1.0から触らなくても良いと記載されていたり、言われたりされるチューナーさまもいらっしゃいます。エンジンの始動性がよかったり、問題が無ければ1.0でも良いと思います。
ほとんどの場合で1.0でよいのだと思います。
それでもどうしてもエンジンの始動性が悪かったり、アイドリングが長続きしないなと思ったら、
PSパイロットスクリューを15分ずつ開けていってみてください。
このセクションは初心者向けに書いているのであまり派手にPSを触りまくるのはおすすめしませんが、
エンジンの始動性などに改善があるかもしれません。
ちなみにPSはASと違って変化が分かりにくいです。
変化が分かりにくい点もPSをさわらなくて良いと言われる理由かもしれません。
スロットル全閉めでなくてもスロットルをちょっと開けて暖気する事も可能な車輌もあると思います。
そういった車輌はさほどPSを気にしなくてもよいのかもしれません。エンジンが温まるまでスロットルをちょい開けで楽しく待てばよいです。
要するに全部がPS1.0などの初期値から触らなくても良いというわけではないと思います。いう考え方でございます。

FCR初心者向け-スロージェットを交換するとどれ位スクリューの調整範囲が変わるか?

初心者の方にはあまりおすすめではありませんが、SJスロージェットを1番手変更すると
スクリューにどれ位影響があるか?
セッティングマニュアルの影響範囲で見てみた場合の話です。
15%程度全体的に燃料が増えます。
エアスクリューでもパイロットスクリューでも半回転程の影響です。
厳密には影響範囲が全てかぶっているわけではないので複合的に変化があるのだと思いますが、
SJを1番手濃いくすると、ASは半回転よりちょっと開けて変更前と同等程度。PSは半回転よりちょっと締めて同等程度。
という事になります。影響範囲がぴったり重なっていないのは番手を変えた時に若干の変化を持たせていた方がセッティング負荷の領域が出来ないからだろうなと思っています。
SJを1番手変えるとスクリューに半回転程度の影響が有るという風に覚えておくと、
SJを購入する時の参考になると思います。

FCRセッティング-SJを38から40に変更。PSパイロットスクリューの調整-22/09/28【まとめ】

文章に書きながらSJの適正範囲って外すと少々面倒だなと思いました。
SJは交換に要する時間が多いからです。FCR開発の設計思想的にはJNのストレート径で対応をするのだろうなと思えます。データのない車輌や空燃比計の使えない車輌などは手探りで探していくのでかなり時間がかかると改めて思いました。特に空燃比計が無い状態だとSJやジェット類が適正でも悪い方に振って変化を感じないとそのジェットが適正なジェットかどうかは判断しづらいです。
理屈で考えるのも大事ですが、考えたあとはとにかく交換してみて、
試走してみて自分自身が気に入るかどうかだと思います。
SJを最近は連続して交換した事が無かったのですが、他にもいろいろと気が付く事があったので、
またブログ記事にしたいと思います。
皆様もFCRのセッティングで時間がないと思いますが最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではシーユーアゲイン!

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