FCRセッティング-メインジェットの全開セッティングはどこでする?

FCR-ジェット類 FCR
CBX1000FCR
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FCRセッティング-メインジェットの全開セッティングはどこでする?

小型バイクならそんなに気にしなくても良いかもしれませんが、大型バイクのメインジェットのセッティングはどこでするか?答えは一つです。
【シャーシダイナモ】
シャーシダイナモの上以外考えられません。
月々、約20万円で契約可能らしいです。
と素人DIYをされているFCRセッティングピープルにはハードルが高かったり、
取り扱っている場所がなかったりと色々導入しづらいと思います。
正直な所高速道路など信号や脇道がない安全な直線で試すという方法がベターになると思います。
①高速道路 or バイパスなどの信号と脇道の無い直線でMJのセッティングを詰める
②シャーシダイナモで最高速と馬力を測定

という流れがメインジェットのセッティングの流れになると思います。
私はシャーシーダイナモに良いイメージがないので②は行っていませんが、
嫌がらずに試さないといけないなと思います。
昔Z1000mk2に乗っている時にプッシュロッドが測定する度に焼き付いて悲しい思いをしました。
今回は私なりにメインジェットの選定について書いていきます。間違っているかもしれませんが、
そんなに外れてはいないと思います。

高速道路でのセッティングのタブーと準備物

FCRの着脱やスロットルワイヤーの着脱などは行ってはいけません。
キャブの着脱は走行不能リスクが伴います。高速道路やバイパスでのセッティング項目は最小限に留めておいた方が無難です。走行不能になった時にかなり切ない思いをする事は間違いございません。
メインジェットを交換するとフロートチャンバーに溜まったガソリンが漏れます。
ガソリンを受け止めれるように軽量カップ等を用意しておくか、ふき取れるような布等を用意しておく必要があります。
その他にもドレンボルトのOリングがあればベストでございます。

予想できるトラブル

メインジェットのセッティングに関して予想できる重大なトラブルを書いておきます。
メインジェットのねじ切りです。キャブを装着したままメインジェットは交換可能です。
しかし、自宅やピットでのゆったりとした作業と違って、ブラインドでメインジェットの着脱を行うと思います。その時に強く締め過ぎてメインジェットをねじ切ってしまうというトラブルが想定出来ます。事前にどの程度でメインジェットがねじ切れるか試しておいても良いと思います。

全開時の適正な空燃比

私の感覚ですけど加速中に12.5を目安に行うようにしています。伸びている最中は薄くなったり、4速や5速、スピード域でも異なると思います。こうした方が絶対に良いというまで、メインジェットのセッティングは行えていませんが、加速をどれ位するかを中心に見るようにしています。
あまり数値に囚われてはいけないと思っているので、数値は一つの目安程度に考えています。
薄くなる瞬間はエンブレかけた時とかスロットルを開けた瞬間です。
空燃比は濃過ぎは良くないですが、薄過ぎもまた問題があると思います。

メインジェットの選定の目安

空燃比を0.5程度濃くしたいなと思った時の一例です。
MJ120→125に変更です。
ジェットの番手程度にずれていくという目安で私は番手を交換しています。
変化を大きく変えたい時はこの限りではないと思いますが、全開時で10番手かえても分かりにくいですし、そもそもスロットル開度1/2辺りの加速感にもかなり影響があります。
一般道でスロットル開度1/2~3/4あたりの加速感がよいなと思える程度のMJにしておけば、
MJもそこまで大きく変える必要はなくて、全開走行はバイクの調子を確認して終わりという程度になると思います。そもそもスロットルを全開にするまでにスロットル開度1/2~3/4を経由するので、
全開より下のスロットル開度で微妙なセッティングになっていると全開走行を高速道路で行う意味がありません。全開走行時は常に加速中です。パーシャルという状態はそのバイクの現在のギアでの最高速をたたき出している状態です。

サービスエリアでのTPO

メインジェットを交換する時のTPOです。
タイム、プレイス、オケージョン。時と場所と場合です。
人が超絶に少ないパーキングを選びます。隅っこの方にひっそり行ってひっそりとメインジェットを交換します。出来るだけ目立たないように交換してください。
バイク好きが話しかけてくる程度はまだ大丈夫ですが、路上警備員に絡まれると大変面倒です。
高速道路は一般道と違って閉鎖された場所になるので、トラブルを起こしたりすると非常に面倒です。その他にもSNSでナンバー付きで晒されたりも考えられます。
出来るだけ他人に近寄らないようにするか、2人など複数人でセッティングをするなどの対処をしておいた方がよいです。
面倒くさい他人は予期せぬところから突然現れます。さっき愛想よく話していた人が突然に面倒な人に変身する事もあります。少なくとも、高速道路でセッティングをするという事は違法ではありませんが、ややグレーな領域であるというつもりで控え目に過ごすことが無難です。

FCR初心者向け-メインジェットのセッティング

最初にスロットル開度1/2~3/4程度でよいなと思うメインジェットを見つける所からスタートした方がよいです。自分ではMJ110がベストかなとおもっていてもMJ130の方が遥かに良いケースもあります。ネットで調べればその車輌ごとの概ね適したMJの番手も見つかると思います。ざっくりと選定してよいので、自分のフィーリングで良いなと思うメインジェットの番手を見つけてから全開走行のメインジェットを探してみてください。メインジェットの答えはカタログ上の最高速をたたき出せるかです。

FCRセッティング-メインジェットの全開セッティングはどこでする?【まとめ】

私なりの結論ですがメインジェットの全開時のセッティングはあまり一生懸命やらない方が良いと思っています。スロットル開度1/2~3/4程度で満足できるというか適したメインジェットを選定出来ているなら、微調整レベルの変更になると思います。むしろ全開走行はメインジェットが適している番手が付いているという確認作業になると思います。ギヤや速度域などでも変化は有ります。スロットルの捻り方にも左右されます。さらに加速ポンプの効き具合も絡んでくるかもしれません。
自身のバイクの乗り方で良いと思えるフィーリングのメインジェットを見つければ、
シャーシダイナモで完全に測定したベストな数値でなくてもよいと思います。
ただし、FCRのセッティングはABテストの繰り返しです。
自身にとってベストと言えるセッティングにたどり着くまでには何度かはMJの変更は必要になります。寒くて最近はバイクで走っていません。皆様も体調を壊さないようにバイクにお乗りくださいませ。それではシーユーアゲイン!

CBX1000画像ギャラリー

フロントのマスターシリンダー周りを中心に過去ログから写真を掲載します。
今回のブログ投稿とは特に関係はございません。

空燃比計の購入

後付けになりますのでワイドバンドのセンサーはBoshを使う事がほとんどです。
マフラーの溶接用のボスのサイズはM18×10 P1.5です。
マフラーの素材を選んで購入する必要があります。空燃比計をセットで購入した場合はスチール製が付属している場合もあります。CBX1000にはPLXのDM-6を使っています。CBX1000は52パイの丸形を使うと中央の電圧計とメーターを交換出来ます。
※PLX DM-6は生産終了の可能性があります
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