CBX1000のFCR仕様のジェットニードルの選定-90FXM以外を選びたい

FCR-JNジェットニードル90FXMFCR
CBX1000FCR
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CBX1000のFCR仕様のジェットニードルの選定-90FXM以外を選びたい

現在のCBX1000のFCRのジェットニードルのBITOさまの出荷の状態は
90FXM#3だそうです。電話して聞きました。
90FXMは切り上がりが【X】で特殊な切り上がりです。
通常は【T】です。テーパー角は変更しないとして、ストレート径は色々と変更をしたいのですが、
選択肢がありません。特注する場合も20本単位で納期も長い様子なので、
現実的に考えるとストレート径が選べない状態です。
切り上がりが変わるとクリップ段数の基本位置が変更します。
90FXM#3 = 90FTM#1
が同等のセッティングにジェットです。
実際の所夏場などは90FXM#2で冬場は90FXM#3
というセッティングが私のCBX1000でのセッティングではベターな様子でした。
切り上がりが
90FTMなどの【T】系列が標準の在庫のラインナップなのですが、
現実的に考えると夏場はクリップ段数が高めになるので、
春秋冬しかストレート径を選べない状態になります。
90FTR#2などストレート径をかなり細くして、
スロージェットを42から50程度に変更するなど、
ジェットニードルのストレート径の変更をする場合は、
スロージェットの選定からやり直さないといけないかもしれません。
FCRのセッティングは各部のバランスなので、
90FXMを使わなくてもセッティング出来ます。
現在の私のジェットニードルのセッティングは
夏場は90FXM#2です。
冬場は90FTN#1です。
おそらくですが、
90FXN#3と同等のジェットニードルの選定だと思います。

ストレート径を夏場に変更したい場合はどうするか?

代替え案①
【90GTM#3あたりを使用してセッティングする】
以前のBITOさまの出荷状態のジェットニードルだった様子です。
テーパー角が変わるとクリップ段数も低く変化するのでクリップ段数について切り上がり不足は解消されます。ただしCBX1000には【G】のテーパー角が相性が良くなかったのかもしれません。
問題がなければ、90FXMなどという特殊な切り上がりで出荷はしないと思います。
※BITOさまに改めて電話で問い合わせたら【G】テーパーは微妙な感じがあったので【F】テーパーに戻して出荷しているそうです。

代替え案②
【90FTS#1あたりを使用してセッティングする】
ストレート径の担当範囲を薄い方向に振ってセッティングするという方法です。
私のCBX1000の場合ですが、以前は
JN-90FTR#2
SJ-52
というセッティングにしていました。BITO様に電話で尋ねる前です。
BITOさまに電話で問い合わせをした後に90FXMを採用してリセッティングをしています。
デメリットはSJが想像以上に大きくなる事ですが、デメリットと言えるかどうかは不明です。
※BITOさまに改めて電話で問い合わせたらSJなどの変更は考えてはいなかったそうです。

夏場でストレート径を選びたい場合は②の案でいけそうな気もします。
①の【G】テーパーは試してはいないのですが、車輌の個体差によってはかなり良くなるケースも想定出来ます。【E】テーパを選ぶときは90EZMから選定し始めるとよいと思います。

ジェットニードルの特注

基本は20本単位での注文です。特注の場合は1本650円~おおむね1500円(税別)という金額に落ち着くそうです。13000円~30000円を払って使えるか使えないか分からない物にお金を払うのは正直なところ現実的ではありません。ヨシムラのMJNを試してみたりなどの選択肢も見えます。

FCR初心者向けではないかも…ジェットニードルでセッティング

最近の私のFCRのセッティングの傾向ですが、可能な限りジェットニードルの選定だけで
セッティングが出来ればよいなと考えています。その他はアクセスがしやすいエアスクリューとパイロットスクリューです。その他と言っていいと思いますけど、全開時のメインジェットの交換。
1度決めたらスロージェットにはあまりアクセスしたくないなと言うのが本音です。
タイトルにもありますが90FXMなどジェットニードルのストレート径が選べないという事は代替えとしてスロージェットの番手を変更する必要があるケースが出てくるという事です。
ストレート径の担当範囲をスロージェットで完全にカバー出来るという訳ではないので、正しい方法ではないと思います。ストレート径を選べないという本筋の話を除けて考えると、
可能な限りキャブレターにアクセスのしやすいジェットニードルの交換でセッティングをする事が時間短縮や着脱の際のトラブル低減にも繋がります。ジェットニードルを沢山持っているという時点で初心者ではないかもしれません。私も初心者の時にジェットニードルを買い揃えておけばよかったなと思う位ジェットニードルの交換を基準としたセッティングはスピーディーです。

CBX1000のFCR仕様のジェットニードルの選定-90FXM以外を選びたい【まとめ】

現実的な感じでみるとCBX1000にはSJを大きくして、薄目のストレート径で対応をするという方法がベターな方法かもしれません。ジェットニードルのストレート径が微妙な場合はSJを交換してからリセッティングとなる可能性が高いのでジェットニードルを交換するだけでセッティングを変更するというお手軽さはなくなってしまいます。
本日BITOさまに電話で【X】の切り上がり以外にもラインナップはあるか?を聞いたのですが、
ないそうです。ただし、CBX1000のセッティングに関する問い合わせが多い場合は対応も検討するそうです。個人で注文をするよりは代理店がストックを持っていていただいた方がユーザーにとっては非常に助かります。どちらにしてもキャブレターは枯れたというか消えゆく定めの技術なので贅沢は言えません。BITO様にはこれからもFCR以外にも素晴らしい商品を作り続けてもらいたいなと思います。それでは皆様も寒さや雪に負けずFCRのセッティングをお楽しみください。
シーユーアゲイン!

CBX1000画像ギャラリー

以前の投稿の写真で小綺麗に撮れている写真をざっくりと掲載します。
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